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カテゴリ:優待株について
3月17日、パスタ店「カプリチョーザ」で知られるWDI(3068、JQ)が優待改善を発表しました。私にはこの発表は大きな驚きであるとともに、「ついにこんなパターンまで出てきたのか、危険だな。」と感じざるを得ませんでした。
WDIの優待は元々、500株保有で10000円、1000株で20000円、2000株で30000円相当の国内店舗全てで使用できる優待食事券でした。
ところが2008年1月21日優待変更を発表し、優待食事券は廃止し100株保有で直営店舗のみで使える20%割引の「WDI VIPCARD」と「WDI SHAREHOLDERPIN」を贈呈するという内容に変わりました。
SHAREHOLDERPINが結構良い品物だったことは事実ですが、それまでの既存株主にとって優待改悪であったことは明白です。ところがWDIのIR担当の方は、
「今回の優待変更は多くの株主の方からの強い要望によるものであって、むしろ優待改善と考えています。改悪したつもりはありません。」 と仰るのみで、具体的に何人くらいの株主からどのような要望があったのかを尋ねても「とにかく強い要望があったので、、、」と言うだけで全く要領を得ませんでした。
また私が「これは大きな優待変更なのでホームページ上の株主優待情報を早く更新して欲しい」と要望し「それはその通りですね。早急に対応します」とのことだったのに、その後も情報は更新されませんでした。私は1週間後に「間違ってWDIを買う方がいたらいけないな」と思って再度会社に電話しましたが、その後も長い間優待変更情報は更新されませんでした。私はこの自分の体験から「WDIは全く信頼のおけない会社である」と認識しています。
今回の優待変更でWDIの優待制度は以前の状態に戻ったような形になり、株価も劇的に上昇していますが、WDIは業績悪化継続かつ財務状態もかなり劣化しており、これほど太っ腹な優待改善を継続できる余力があるとは思えません。1枚だけならいいと思いますが、それ以上の追加購入には十分に注意すべきであると考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 22, 2009 12:42:51 PM
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