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カテゴリ:優待株について
さて今日は久々に主力株概況シリーズです。
6位 3077 ホリイフードサービス (東JQS、3月優待) ◎~◎◎
PF時価総額6位の主力は、北関東地盤の居酒屋、レストランチェーンで、『忍家(しのぶや)』が主力のホリイフードサービスです。「優待株いけす」内の銘柄の徹底的な比較吟味の結果、「素晴らしいポテンシャルがある。」という最終結論となり、一時は超主力の一角にまで順位を上げていたのですが、足元の業績推移が厳しく、全く期待通りではないことを勘案して一部売却したため、結局現在は主力の一角のポジションに落ち着きました。
現在の株価は643円、PBR1.18、株主持分比率は55.0%、今期予想PER10.42、配当利回り1.1%(7円)で、優待は100株保有で2000円相当の自社店舗優待券などです。
優待券は2000円分で4キロのお米に交換して頂くことが出来ます。ホリイフードサービスの交換レートはかなり良いので、お米1キロ440円で換算すると総合利回りは3.8%(7+17.6=24.6円)となります。私は近くに店舗が無いのでお米に交換してもらっています。
あまり知名度は高くないようですが、食べてみると美味しいお米で大満足でした。
ホリイフードサービスは東日本大震災の時には一時的に業績が落ち込んだものの、現在は成長力を取り戻しています。
分かりやすく理解しやすい業態、指標的な割安さ、高い利益率、成長力、そして優待力を兼ね備えた、5拍子揃った上級の銘柄
と評価しており、個人的には「このままうまく成長できれば、第2の3097物語コーポレーションになれる可能性もある。」と感じています。
ホリイフードサービスは、上記の通り元々の地盤の北関東から現在一気に首都圏へと攻めあがってきています。また長年時間をかけてブラッシュアップし磨き上げてきた 主力ブランドの「忍家」は 高単価 なのも魅力的です。IRによると、「忍家は何か秘密の特別なノウハウがあるというわけではないが、当社は元々居酒屋の村さ来のFCからスタートし、業態を磨き上げる中で忍家を主力業態とした。強いて言うと「立地を問わない」のが強み。郊外でも駅前出店でもイケる。お酒も飲めるし、ハレの日のちょっと良い会合などに家族でも使える。」とのことでした。
また営業利益率の高さについては、「全室個室で客単価が高いことと、現在のところ出店エリアが限定されているのが逆に効率的な運営に繋がっている。」とのことでした。
田舎で育ち、店舗戦闘力をじりじりと高め、その後大都市へ進出してブレイクする。
これは外食・小売業の 「成功のゴールデンパターン」 です。
かつての9983ファーストリテイリング、2157コシダカホールディングス、そして最近では私自身大きな利益を上げることに成功した3097物語コーポレーション、みんなそうでした。そして、
ホリイフードサービスは現在、そのブレイク寸前の最良の企業ステージに到達しつつある
可能性がある、と考えています。ただ、10月30日発表の 第二四半期決算 を見ると、積極的な新規出店の一方で、既存店売上高が急減してきているようで、「うーん、これはちょっと物語コーポにはなれないかもな。」と弱気に考えて、少しポジションを落としました。ま、まだまだ成長中の会社ですし、これからも業績推移をしっかりと見ながらホールドしていく予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 24, 2014 07:49:00 PM
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