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Oct 18, 2015
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カテゴリ:株式投資全般

 さて今日は超絶な大好評を戴いております「株式投資本オールタイムベスト」シリーズです。第16位は、世紀の相場師ジェシー・リバモア(リチャード・スミッテン著、角川書店)です。現在は復刻されていて簡単に手に入りますが、数年前に絶版となっていた時には大幅なプレミアが付いて楽に定価の10倍以上で取引されていた本です。

 

 

 

 

 そしてその理由は読めば誰でもすぐに分かると思います。破産と再起を繰り返し栄華を極めた果てに悲劇的な最期を遂げた、20世紀の稀代の相場師であるリバモアの一生が鮮やかに生き生きと描かれていて、投資本としてだけではなく純粋に読み物としても第一級に面白いからです。絢爛(けんらん)豪華で、同時に秘密主義でとても謎めいていて、そして最後はあまりにも儚かった彼の一生が詰まった最高の本。映画化されていないのが不思議なレベルですね。

 

 

 

 

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 そしてリバモアが本当に凄いのは、 もう1世紀も前の投資家なのにその投資法が「全く古くない。」 ことです。もっと正確に言うと、 

 

 

 

 

 

 

リバモアの投資法は古くないばかりか、CAN-SLIMで有名なウィリアム・オニールの投資法の「元ネタ」になっている

 

 

 

 

 

 のです。

 

 

 

 

 興奮のあまり最初に一番の大トロの部分から言うと、

 

 

 

 

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 オニールのCAN-SLIMのNである、New-Highs(株価が年初来高値、昨年来高値、上場来高値など新高値をつけている)はリバモアが重要視した「高値更新」という概念そのものですし、同じくCAN-SLIMのLである、Leader or laggard(業界の上位2、3社の株を買え)というのも、リバモアの「業種の中で主力となる銘柄を選べ」という教えそのものです。

 

 

 

 

 

 それでは落ち着いてリバモアの教えの中で最も感銘を受けたものをいくつか見て行きましょう。

 

 

 

 

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 取引開始から10%以上の損が出たらその時点で手仕舞いする という彼の最重要な資金管理法である 「10%ロスルール」 は、考案されたのが100年前のことであることを考えると震えが来るほどに先見性があったんだな、と改めて思います。ウィリアム・オニールはそのロスカットラインを7%と言い、林則行は8%と言ったわけですが、その 源流は間違いなくリバモア なんですね。この10%というのは非常にキリが良い数字なので、私も負けた時の「最終撤収ライン」として普段から強く意識しています。

 

 

 

 

 なお、投資家としては最重要とも言えるこの「損切り」についてですが、

 

 

 

 

 

 損切りに対する自分の考え方

 

 

 

 

 

 という過去日記が大好評で多くのアクセスを戴いていますので、未読の方は是非。

 

 

 

 

 それでは本題に戻ります。

 

 

 

 

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 高値は更新と同時に買いである。株を買うのに株価が高すぎると言うケースはない。 というのも本当に画期的で物凄い発想であると改めて思います。この リバモアの考え方は人間の情緒的な本能に反しているので今でも新鮮 であり続けています。そして だからこそ未だに有効性のある投資法 なんですね。もう一度いいますが、 このクオリティで100年前 なのです。

 

 

 

 

 

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 また彼の 「最も抵抗の少ないラインを行く」 という考え方は、極めて有効な投資手法であるモメンタム投資そのもの です。一世を風靡した常勝トレード集団タートルズの投資手法も突き詰めれば同じことですからね。

 

 

 

 

 

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 そして、 

 

 

 

 

 

株価が健全な歩みを続ける限り慌てて利益の確保に乗り出す必要は無い。そのまま走らせろ。!!!  

 

 

 

 

 

 という考え方こそが、 私がリバモアから得た最大のメッセージ です。この 「我慢してそのまま走らせろ。上がり始めたら売るな。」 という発想を実際の投資で使い始めてからの私の超過利益は少なくともこの本の定価の数万倍だろうと思います。本当に有益なアドバイスでした。

 

 

 

 

 

 

 この本の感動を、最初に読んだ時の驚きを、この宝物のような存在を本棚のすぐ手に届くところにいつでも留めておける感謝の気持ちを、一体どうやって表現したらいいのでしょう。本当に最高の1冊 です。これからも自分の座っているイスから常に1秒以内に取れるようにして一生大切にして行きたいと考えています。

 






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Last updated  Oct 18, 2015 10:40:21 AM
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