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カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第37位
デイトレード (オリバー・ベレス&グレッグ・カプラ著、日経BP社) の 最高潮&絶対の自信作の第5弾 です。 今日は前回に続いて、損切りの大切さに関してのベレスの文章を見て行きましょう。 「損失をコントロールすることだけに注目する熟練したトレーダーは常に成功する。」 → これは真の名言です。何故なら、 前回の日記 : 損失は癌細胞と同じ でみたように、 損失=癌細胞なので、そこをコントロールできるということは「癌サバイバーになれる」こととほぼ同義 だからです。また、ほとんど同じようなことは1935年に初版が出版された永遠の名著 投資を生き抜くための戦い の中で著者のジェラルド・M・ローブが既に語っていました。改めて引用します。 「 損失を減らすことは常に正しい。。。 損切りできる人は長い目で見ると一番成功する。。。 これは自信を持って教えられるマーケットの唯一の原則である。 」 心震える、とてつもない名言ですね。 更に1世紀近くの時が流れ、2010年には同じく超名著 システムトレード 基本と原則 の中で、著者のブレント・ペンフォールドもほぼ同義のことを激アツで語っていました。大切なことなのでこれも改めて引用しておきます。 「 トレーディングで成功するための本当の秘密はただひとつ。損失を管理すること。。。勝ちトレードはほとんど無視してよい。それらは普通、問題にならない。利は伸びてめったに損にならない。成功するためには、損失の管理にすべてのエネルギーと決断力を集中する必要がある。」 そして私自身も日々のポートフォリオ管理で一番気を付けているのがこの損失のコントロールです。具体的には SBI証券の自分のPFを「含み損順」に並べて毎日穴が開くほどに凝視 し、「自分の許容限界ライン」を超えた損失を出している子がいないかを見張っています。 「 過去に犯した失敗から学んでいる限り、将来の失敗が1つずつ少なくなっている。 。。損失は力になり得る。。。今日、我々が何年もマーケットをアウトパフォームできているのは、過去に失敗を重ねてきたから。。。トレーダーが被る損失にはかぎりがある。これは失敗にも限りがあるということを意味する。 。。重要なのは、損失からいかに学ぶか。。。 数多くの負け方を経験することができ、そして、そこから教訓を学ぶことができれば、知恵とトレーディング手法のレベルは他の追随を許さない高みに達する。 。。」→ 素晴らしい表現ですね。 「 トレーダーとして損失を完全に排除することは決してできない。 損失は永遠になくなることはない。 我々の力が及ぶのは損失をコントロールすることだけである。 」→ 本当にその通りです。私達は自分自身でコントロールできることだけに集中するべきなんですね。 「 負けを経験するたびに次に向けて自分が強くなっている。 。。 起き上がるたびに心が明るくなっている。 」 → 心理的にそれが真実であると実感できる、とても理に適った表現ですね。 くー、これは本当に凄い本です。未読の方は投資家人生を間違いなく損していますね。。。。 (大興奮&当ブログ史上最高のテンションで送る、激アツの最終回へと続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 22, 2016 02:14:09 PM
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