富山城址の天守閣の郷土資料館とは別に、本丸より、富山駅に近い方向に、階上だけが二の丸と思われる建物、1階は近代的になっているのが、昭和30年代に建てられて、礪波の茶人が寄贈した佐藤記念美術館ということだが、この日は同じく休館。
その横に建立されているのが、
富山藩2代藩主
前田正甫公の像。
前田正甫は、
前田利家の
曾孫にあたり、3代
加賀藩主利常の孫にあたる。
碑文によれば、「
反魂丹伝説」という語り話で、
元禄3年(1690年)、
参勤交代で正甫が江戸城に登城した折、ある大名が腹痛を訴えたので、正甫は懐にあった富山で処方された薬、反魂丹を与えたところ、たちどころに回復したということで、それを見た諸大名は反魂丹の効能に驚き、皆競って自分の領国内での販売を求めたために、始まったのが、富山の薬行商ということで、前田正甫は「富山の薬を広めたお殿様」として、地元で末永く愛されているということです。
ここで、偉いのは、単に大量に売りさばく方式ではなく、
富山藩内の民に売り歩かせたということでしょうか。これにより、製薬の技は藩外に出にくく、行商という雇用を生み、訪問販売と言っても昨今の押し売りでもなく、常備薬箱を置いて、使った分だけ支払うというなんと良心的な商売なのか。
最近の20年ぐらいは大規模チェーン店などが幅を利かせていますが、ほぼ300年に渡って富山の財政を支える産業を創造し育てはぐくんだという意味では地元の英雄でしょう。今の宮崎県に似てますか。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fkoukandou%2fcabinet%2fitem-ichou%2fimg56762431.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fkoukandou%2fcabinet%2fitem-ichou%2fimg56762431.jpg%3f_ex%3d80x80)
弊社で初めてご購入の方は、薬事法により購入できません。ご注意下さい
胃痛、腹痛に 胃腸反魂丹【第2類医薬品】
価格 368円 (税込) 送料別
和漢植物でつくられた、胃腸薬です。
■効能・効果
胃痛、腹痛、さしこみ(疝痛、癪)、胃酸過多、胸やけ
広貫堂