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2008.09.07
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カテゴリ:テレビ 




薩摩の島津久光が幕政改革を実現させるべく、ついに動き出した。
朝廷の許しを得た後、江戸へ向かおうと数千の兵を率いて京へ。

文久2(1862)年3月28日

下関に到着した久光は
先に到着し待っているはずの西郷吉之助が上方に志士が結集していると聞き久光の許しもないまま大坂行きの船に乗ってしまった事を知り激怒する。
「攘夷派と交わらぬよう何度も達しを出したのは・・・何の為だと思うておるのか!」
先の安政の大獄の際、幕府から追及を受けた西郷は死んだ事にしてある。幕府に知れたら足を掬われる・・・懸念した久光は西郷を沖永良部島に幽閉する命を即刻下した
大坂で急ぎ帯刀と正助は西郷と会い話し合いをするが
西郷は久光の下では働きたくない。許しを頂いても又同じ事になる
と勝手な行動を謝る気はない事を二人に告げた
奄美大島から戻ってわずか四ヶ月目、
「吉之助さぁ~ヒトツ約束してほしか
島でん、どこでん生きて生き抜いて・・・薩摩のために働ける日を待つと」
正助の言葉に西郷は大きく頷き約束をすると誓った

文久2(1862)年4月16日

島津久光は京へと入り岩倉具視ら公家衆と会い幕政改革について建白した
ところが公武合体を成し遂げたばかりの朝廷側にとっては
今は幕府側と揉めたくはない
朝廷の威光を高め幕政を改革しようと
勇み立つ久光の想いとは裏腹に久光の示した改革案は公家衆からは煙がられた
「しばらくの間、京の市中警固だけでも御願いする事になりますかな」
「それにしても・・・久光さんも思い切った事なさるお方ですのぅ」
藩主の後見役としてだけの島津久光の申す事など
聴く耳持たぬとでも言いたげな公家衆の素気無い態度だった
傍らでその一部始終を見聞きしていた帯刀は大久保に胸の内を明かす
「久光さまは・・・将軍家を潰すおつもりなのでしょうか?
これは幕府への押し付けです。いや、恫喝と言ってもいい
天璋院さまの事も・・・全く考えておられないでしょう」
「幕府を改革する事は日本国を守り
ひいては姫様をお守りする事になるということではございもはんか」
大久保は前向きな考え方で帯刀を励ます

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

江戸にも
久光が朝廷に示した建白書の知らせが届いていた
『松平春獄を大老に一橋慶喜を将軍後見職に』
江戸城内では
久世広周ら老中や閣老も外様の薩摩が政に意義を差し挟むのに異論が噴出
大奥内でも本寿院なども
薩摩の行動を
「天晴れな意趣返しとはこの事・・・
将軍に出来なかった慶喜を今度は後見職につけるおつもりかッ」
と露骨に、今回の一件に天璋院と薩摩の間に密約があると懐疑の眼を向けてきた
突然の故郷薩摩の動きにとまどいを感じ困惑するのは天璋院も同じだったが京方も
「京の都に大砲を持ち込むなど都を戦場にするおつもりか?」
観行院も都で戦が起きたら薩摩のせいだと
日頃、反目しあってるはずの本寿院と一緒になって激しく天璋院を責めたてた
不安が怒りとなって
どこかに刃をむけずにはおられぬ者達の攻撃の格好の的となった天璋院
滝山でさえ
薩摩は天璋院の生まれ故郷であり信ずるに足ると存じると言いながらも
「しかしながら外様にあるまじき行いは許せません」と・・・
八方塞がりで弱り果てるその天璋院の言動を和宮は黙って見ていた

天璋院は久光が建白した内容を朝廷から勅諚として命が下されるより先に
幕府側から安政の大獄で裁かれた武家、公家衆を赦免する事が
面目を保つための幕府の得策だと家茂に提言する
家茂は板ばさみとなってる天璋院の立場を心配し同情する
「故郷と言えど薩摩の行いは許しがたき事」
天璋院のつぶやきに家茂は徳川の為に考えた、その案を受け入れる

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

文久2(1862)年4月23日

京都滞在中の
島津久光の耳に
有馬新七ら自藩の尊攘派が京都所司代襲撃を策するために
京都伏見の船宿「寺田屋」に集結したとの情報が飛び込んできた

西郷に引き続き有馬らも・・・

久光はただちに突出を止めるよう鎮撫使を寺田屋に走らせたが
帯刀、大久保はここに残るように命じた
説得に応じない有馬に
「君命に背けば上意討ちじゃ・・・」
「かまわぬ」
ついに同志相討つ壮絶な死闘が繰り広げられ
有馬は組した相手と共に体を刺し貫かれて絶命する

この事件により
市中警固の役目を果たしたとして久光への朝廷の信頼を得る
寺田屋事件に関わったものの連名状から
「今は見とうない」と目を逸らし
「あの者たちの突出は幸いであった
薩摩の覚悟の程を朝廷にお示しする事が出来たからじゃ」
そう冷たく言い放った久光に対して
帯刀の久光に対する不信感は拭えなくなっていた

昇進と共に大久保一蔵と名を変えた正助に
帯刀は昇進を止め江戸に行く事も嫌になったとこぼした

有馬達が哀れだと言う帯刀に
実は寺田屋事件を起こす際、
有馬が誠忠組にあてた文があった事を大久保は告げる

寺田屋事件を起こしたのは久光への忠誠の証
斉彬の遺志を
久光が継ぎ立派に役目を果たす事が出来れば本望
「今こそ我等の命・・・天下の為に捧ぐ」
その為の突出であったと・・・

その文を読んだ久光は
その真意を知り「許せ」と言ったと言う

帯刀は想いを新たにする
有馬らの遺志も継ぎ江戸に行き必ずや幕政改革を成し遂げる
それこそが天命だ
天命に殉ずる場にいる事が出来、腹の底から幸せだとも大久保は言った

5月22日
久光ら薩摩の一行は孝明天皇の勅諚を奉じ勅使大原重徳に従い江戸へと出発する

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

大奥に
朝廷からの勅使が薩摩軍を伴い江戸へ向かうとの報せが入って来た

「天璋院と薩摩の間に密かに謀もあるのでは」
久世の進言に家茂も今度ばかりは真剣に考え込む
和宮も
故郷である朝廷と姑である天璋院の故郷薩摩の動きが腑に落ちず心中穏やかではない
なぜ兵を率いて江戸に向かうのかと尋ねても家茂の答えは曖昧だ
答えを待てと言う家茂に
「天璋院にお尋ねになればよいのではあらしゃいませんか?」
とキツイ言葉を発してしまう

家茂は天璋院に言う

「何故、今になって一橋慶喜の名が出てくるのか・・・」
元々水戸の一橋派を推していたのは薩摩
天璋院が嫁いで来たのも、それが目的ではなかったのか

家茂は心に引っかかっている事を吐き出したが
ふと見ると寂しそうな顔の天璋院がいた
慌てて、それは老中の考えだと言い訳するが

「それは・・・老中の考えではなくあなたさまのお考えなのでは・・・」
「わかりました・・・あなたまでがそうなのですね」

天璋院は、そうつぶやくと深く一礼し、その場を下がった

天璋院さまご乱心

その報せが家茂に届く

炎の中に次々と薩摩から持って来た思い出の品をくべる天璋院
黙ったまま事の成り行きをみつめる本寿院、観行院そして和宮

幾島からの薩摩の風景が書かれた掛け軸を火にくべようとした矢先
家茂が飛んできて天璋院を止めた

少しでも天璋院を疑った自分を責め謝る家茂に
天璋院は堪えきれずに誰もに聴こえるように叫ぶ

「わたくしは徳川の人間です。徳川の事だけを考えて生きる
薩摩など知らぬ・・・これは、その証です!」



  • 2008.9.4 京都旅行[寺田屋編]






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    最終更新日  2008.09.09 20:15:32
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