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猫ちゃんヒストリーアルバム★ 猫ちゃんヒストリーアルバム★  私が生まれた時から常にそばに猫がいた。 幼少の頃飼っていた猫はペルシャの”シロちゃん” でも父方のおばあちゃんが 長い猫の毛は喘息の原因になり兼ねないと 福島の父の知人にもらわれて行った。 家が火事で全焼したのにもかかわらず 生き延びたシロちゃんだったのに、 もらわれて行ったのはそれから間もなくの事だった。 だからシロちゃんの写真はない。 シロちゃんに会いに福島へ行った時には もうどこかへ逃げてしまった後だった。 いっぱい泣いた。 シロちゃんに会いたい。 おばあちゃんなんか大嫌い！ 子ども心にそう思った。 もともと猫大好きの母親は新聞の”売ります”という 広告からシャム猫を買ってきてくれた。 それが「ミラちゃん（オス）」 それから８年後ミラちゃんが外へ遊びに行った帰りに ミケ猫を連れて帰ってきた。 それが「セリカちゃん（メス）」 そのセリカちゃん突然うちの押し入れで出産した。 パパはミラちゃんではない。去勢していたから。  セリカちゃんの子どもを２匹だけ残してあとは友人にあげた。 この２匹とても仲がいい。 チャッピーちゃんとシロちゃんと名付けた。  ミラちゃんがかなり年とってしまった。 私は高校３年生になっていた。 ある日ピアノの練習をしていたら、 ミラちゃんが部屋に入ってきてひざの上に乗ってきた。 そしてとても悲しそうな目をしていた。 私には泣いているように見えた。 その夜以降ミラちゃんは帰ってこなかった・・・・・ 悲しみに暮れていると、 セリカちゃんが１匹の猫を連れて帰ってきた。 それが”チャオ（オス）”ちゃん。 「バンザーイ」をするのが得意だった。  うちにはさまざまな猫がやってくる。 滞在期間は短い。 旅に出てしまうのか 誰かに連れて行かれるのか。。。 当時「猫さらい」が流行っていたらしく あちこちの家庭で猫が消えていた。この３匹もそうだった。 入れ替わり立ち代わり、 セリカが連れてくるものの すぐいなくなってしまった。 白黒模様の”ジャック”はうちの父に幸運をもたらした。 ある夜父の夢の中で「ここ掘れにゃんにゃん」 と宝のある場所を教えてくれた。 その次の日に買いに行った宝くじが５００万円当たっていた！  私が１人暮らしになったときに飼っていたのが 「このチャオちゃん（オス）」 なぜチャオちゃんと名つけたかというと、 今まで飼っていた茶色のチャオちゃんが 病死してしまったから。。。。 １人暮らしの私にとってチャオちゃんは心の支えでもあった。 でもアパートで内緒で飼っていたのが見つかって、 結局実家にチャオちゃんを預けることに・・・・・  チャオちゃんも病気になってしまった。。。 日に日に痩せていくチャオちゃんを見るのは本当につらかった。。。。 私はいつでもチャオちゃんと一緒だよ。 そう思っていた。 不思議なことに息子の妊娠がわかる前の夜に チャオちゃんの夢を見た。 だから妊娠したときすぐ男の子だと直感した！ チャオちゃんが亡くなってすぐに小猫を拾った。 チャオちゃんが亡くなった悲しみで いっぱいだった私をなぐさめてくれたのが ”イブちゃん（メス）”だった。 最初のチャオちゃんも、次のチャオちゃんも、 このイブちゃんも同じ特技があった。 それは「＼＼( ⌒▽⌒ )／／ バンザーイ」。 私の前では本当に安心しているのだろう。  私のお腹は大きくなって臨月になった。 父に頼まれて怪我をしたイブちゃんを 病院に連れていった。 結局イブちゃんは何日か病院にお泊りすることに・・・・ 私が帰るとき、 窓際のオリに入れられたイブちゃんが 私の方をずーっと見ていた。 「バイバイ、イブちゃん。また遊びにくるからね」 ３日後,,,,,,,, イブちゃんを迎えに行った父から電話をもらう。 「イブちゃんが病院で肺炎になり、今朝亡くなった」 と知らされた。。。 臨月だというのに私は激しく動揺して大泣きした。 イブちゃんごめんね。 無理矢理にでも家へ連れて帰ればよかった  なんだか私には息子はチャオちゃんの生まれ変わり、 娘はイブちゃんの生まれ変わりのような気がしてしまう。 転勤の多い今はペットは飼わない。 でも将来アメリカで住む事が決まったら 絶対飼いたい。 そしたらまた私は「チャオちゃん」とか「イブちゃん」とか 名つけてしまうのかな・・・・   |
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