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Minami’s クラブ

*戦地のジャーナリスト達*


いつもニュース番組を
テレビで流しながら、楽天のみんなの
ところへ遊びに行くことが多い。

今日も夕方5時くらいにコンピューターの前に座り
テレビをつけて、誰かの日記を読もうとしていた矢先!
ニュースのものものしさに気が付き、思わず目と耳は
テレビに釘付けになってしまった。

ちょうど日本時間夕方5時に、多くのジャーナリストが
滞在するパレスチナホテルで爆発が発生し
15階角部屋のバルコニーでカメラをセッテイングしていた
ロイター通信のカメラマンら複数のジャーナリストが
被害にあってしまった!

チャンネルをあちこちかえ、いろいろな報道を見たが、
現地の緊迫さがテレビを見る視聴者側に
はっきりと伝わってきたのは、日テレの「佐藤和孝氏」の
レポート。

カメラの前に立つ寸前まで、救出活動を行っていたとばかりに
顔はこわばって、息は荒く、目の前の惨劇にショックを隠し
きれない様子。

スタジオキャスターから「怪我人の様子は?」との質問に
一瞬黙って、、、考えて、、、「言ってもいいのかな。。。」
との後に

「内臓が全部飛び出てました。。。。」

と一言言うと、キャスターも思わず絶句。。。

そして昨日まで一緒に仕事していた仲間が
こんな形で亡くなってしまうことに関して
涙をこらえながら

「僕たちジャーナリストは、命をはって、覚悟して
やってきている。死ぬためにきているんじゃない。
覚悟はしているけど、それでも悔しすぎる!!!」

と熱く語った。。。。
私も思わずぐっと口をかんだ。
もう少しで涙がでそうになった。。。

ここへきて、本当にジャーナリストも命賭け状態に
なってきた。
日本の雑誌には
「イラクジャーナリストの1回の値段」「契約料」
なんて記事が載っている。

現地ジャーナリスト達は真実を伝えようと、
命懸けで現地に入っている。
だから緊迫する生の映像が、私たちは見ることが
できる。

給料がいくらとか、1回の値段なんかどうでもいい。
そんなことが気になる日本人はまだまだ
平和ボケとしかいいようがない!

ジャーナリストの建物が爆発したとき
その付近にいたイラク・サハフ情報省の取材陣カメラが
彼の表情をはっきりととらえた!

彼は笑っていた!はっきりと笑ってニコニコして
「さー会見会見」とみんなを周りに集めた。
そして思い切りアメリカを非難しはじめた。

彼にとって、一般市民が何人死のうが
ジャーナリストの建物に爆弾が落ちようが
知ったこっちゃない。
ただ「アメリカを非難できる’ネタ’」として
考えているんだ、、とあの笑顔を見た瞬間に悟った。

恐らくあの笑顔のサハフ情報省を見た人はみんな
「おまえなんで笑ってるんだよ」
と思ったに違いない!

とにかく誰が真実を語って、何が真実かわからない。
私だって現地にいるわけじゃない。
それはみんなも同じだと思う。

ジャーナリスト達が必死でレポートしてくる
情報を片っ端から聞いて、読むだけ。

もう誰がワルイなんて言いたくない。
ブッシュもフセインももうやめて!

戦地の兵士やジャーナリストが無事に帰ってくることを、、
そして、今回の戦争で亡くなっている方々の冥福を祈りたい。。


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