＊アンシーの涙～ジジへの想い～＊

先日、遊びにきたお友達夫妻と

私たちの過去のテレビ出演の話になったの。

それでテレビ東京の「クイズ赤恥青恥」って知ってる？

と聞いたら、沖縄出身の奥さんは

「聞いたことない番組」

と言っていたので、最後のシーンだけ

ちょろっと見せることにしたの。

詳しくは
出演記シリーズ「クイズ赤恥青恥」を参照にしてね☆

最後のシーンは、成田空港での父とのお別れのシーン。

父が突然泣き出し、私もつられて泣き出す。

当時７ヶ月だったベビーカーに乗った

アンシーの手を取り

「アンシー元気でね。。。」とかがむ父。。。

(テレビ画面に向かってデジカメで写真撮ってみました）

感動の音楽と共に、号泣する父の顔。

何度見ても涙がこみ上げてきてしまいます。

お友達も涙をためて「最後しか見てないのに

思わず泣けてしまった・・・」と言ってたの。

ふと見ると、私の横でテレビをじっと見ていた

アンシーの目にうっすっら涙が・・・・

「アンシー？どうしたの？」

そう声をかけると、私に抱きつき

肩をふるわせ、心臓をバクバクさせながら

号泣するアンシー。

「どうしたの？ママが泣いてるからアンシーも泣いちゃったの？」

するとアンシーが声を震わせながら一言言いました。

「ジジに会いたい・・・・・・」

正直いって驚きでした・・・・

私の父は、赤ちゃんの頃のアンシーはそれはそれは

かわいがってくれていたのですが

私たちが日本に帰国してからというもの

ジェンばかりを可愛がって、アンシーには

すごく冷たかったのです。

何度も日記に書こうと思いました。

同じ孫なのに、どうしてジェンばかりを可愛がるのか。。。

妹の子供に対しても同じでした。

そして私たち姉妹の出した結論。。。

父は娘二人を育ててきて、

男の子の扱いがわからないのではないか？

ジェンを可愛がることで、私たち姉妹の

子供の頃を思い出しているのではないか・・・？

ジェンがいたずらしても怒られない。

アンシーが何かするたびに口うるさく文句言う。

そんな差別を白熊くんもいつしか気がつくように

なってしまうほどでした。。。

それなのに。。。。

それなのに。。。。。。。

「ジジに会いたい」と号泣してくれるのは

ジェンではなくて、アンシー。。。

「早くＪａｐａｎに帰りたい。

ジジに会いたい。。。。

電話したいよ。。。ママ。。。。」

人前で泣くのが恥ずかしいのか

トイレにこもってしまったアンシーが

私に言いました。

早速妹に電話しました。

父はまだ仕事から帰っていなくて、

帰り次第、アンシーのことを伝えてもらうようお願いしました。

数時間後、妹からのメール

「お父さんやっぱり泣いたよ。

なにか食べるふりをしてごまかしていたけど、

泣いてた。。。。」

うれしかったのでしょう。。。

自分に会いたいと、泣いてくれるアンシー。

そして今日、父から電話がありました。

普段はまっさきに「ジェンは元気？」というのですが

今日の第一声は

「アンシーいる？」

でした。アンシーはジジと会話しながら

またまたウルウルしています。

「何か好きなもの送ってあげるよ」

といわれたのでしょう。

「チョコレート」と答えていました。

父にとって、アンシーもジェニーも同じように

かわいいはず。

ただちょっと不器用なアンシーは

甘えるのが下手だったのかもしれないね。。。

今度年末に日本に帰省するときは

きっと父は二人にとてもやさしいジジでいてくれることでしょう。。。。

Ｍｉｎａｍｉ’ｓ クラブ

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