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…前回のブログの続きです。
![]() 名取市のライブ映像。大津波が町を飲み込んでいってる。 まるでSF映画を見ているような信じられない光景。 混乱して状況がよく整理できないと同時に、今自分がいるこの場所は安全なのだろうか? ということが頭をよぎる。海岸からかなり近い。しかしここの高さがわからない。 (後でわかりましたが、画像を見ると時間は15:59。この時点ですでに南三陸町に津波が襲来しておりました) しばらくして、もう一度外へ出てトイレへ向かった。 …何かが燃えている匂いがする。 トイレには避難してきた人々がたくさんいた。 「道路が分断されたよ。どうしよう」 「家も車も流された。人も流された」 そういう会話が聞こえてきた。 携帯電話を見る。圏外だ。古川の現場にいる同僚の職人さんたちが心配。 歌津町の現場で待ち合わせ予定だった取引先の人も心配。 しかし、電話が通じない。 自分の車のガソリンも微妙な残量。自宅に帰れるか帰れないか。 1時間ほどベイサイドアリーナの駐車場に避難してから、来た道を引き返した。 ![]() ![]() …言葉を失った。自分の眼を疑った。夢でも見ているんじゃないかと思った。 建物が燃えている。ダンプカーや大量のガレキが散乱している。 ここは海からかなり離れているはず。まさかここまでも津波が…。 道路がガレキで埋まり、通れない。 呆然と立ち尽くす地元の方らしき女性に、お互いにこの状況を励ましあう 意味もこめて、話しかけた。 写真横から通じる獣道ならば、内陸のほうに抜けられるとのこと。 しかし、この地震で崩落している可能性があるとのこと。 「ボンッ!!」という音と共に、燃えている建物の横が赤く光った。 おそらくプロパンガスが爆発したのだろう。 とてもじゃないけど、近づくことさえままならない。 決断を迫られた。 このまま避難所に残り、助けを待つか。 雪が降り路面が凍っている獣道を通って、ガス欠を覚悟して自宅に帰るか。 ハンドルを獣道にきった。 こういうときに一人だと、こんなにも不安な気持ちになるのか…。 平常心を保つため、深呼吸をした。 案の定、すごい道路で、対向車が来たら逃げるところが限られる。 前を走っていたトラックが凍結した路面のため坂道を登れなくなり、みんなで車を押したり。 対向車が10台ぐらい来て、みんなで協力してバックしたり。 そんなこんなを1時間くらい繰り返し、内陸に抜けることができた。 高速道路は閉鎖。橋が落ちていたり、道路が割れていたり、渋滞が続いていたり。 何度も繰り返し来る余震、停電のため信号機すら点灯しない真っ暗な道路。 ガソリンランプは点灯しっぱなしだったけど、23時30分ごろ、実家に帰ることが出来た。 普段は2時間ぐらいの距離だが、実に8時間くらいぶっ続けで運転したことになる。 実家では、ろうそくの明かりの中、母親が一人ソファに座っていた。 ![]()
Last updated
2011.11.22 19:04:53
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