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MIND-BODY THINKING BLOG [全40件]
毎日新聞朝刊のスポーツ欄に 「続・女性の健康50話」(毎週日曜日) というのがあり、なかなか好評な欄だそうです。 その8月3日(明日)から9月7日までの日曜日掲載分 の6回にわたって、管理人が執筆を担当することに なっています。 主に「こころとからだの対話」「からだの声を聞く」 をテーマにする予定です。 興味のある方はご覧下さい。 また、見られた方は、ご意見を頂けるとありがたいです。
ワークショップのお知らせです。 「からだの声をきく-バイオフィードバック-」第2回 第1回に引き続いて、今回は第2回を行います。 Date: 2008年4月26日(土) 第一部 9時30分~12時30分 第二部 13時30分~16時30分 In: イーストウェスト対話センター(大阪 朝潮橋) 興味のある方は、是非お越し下さい。 【第一部】 「からだへの気づきの大切さ-ボディアウエアネス・バイオフィードバックの実践」 【第二部】 「からだの実践を心身医学に結び付けるために-Alexisomia (アレキシソミア、失体感症)とソマティクス」 第一回に引き続き、ボディーワーク・ソマティックスと心身医学の研究、そして、アレキシソミアとソマティックスに ついて議論していきます。
ワークショップのお知らせです。 おかげさまで、昨年10月の立命館大学での 「21世紀統合医療フォーラム」の バイオフィードバックのワークショップに反響があり、 その続編として行うことになりました。 興味のある方は、是非お越し下さい。 ワークショップ 第1回 「からだの声をきく-バイオフィードバック-」 Date: 2008年2月10日 In: イーストウェスト対話センター(大阪 朝潮橋)
「今の自分のままを認める」 というのは、なかなかに難しいものです。 どうしても、 「こうあらねば(だけどそうできてない)」 「あんなことをしてしまった自分はダメだ」 「いつもこんなふうになる自分を変えなければ」 などと思ってしまいます。 もちろん、 「向上するためには自分を変えなければならない」 「現状の自分に満足していては向上はない」 というのも正しいでしょう。 それが努力につながり、素晴らしい未来を開くから。 しかし、今の自分を否定して、 「変えなければ」「向上しなければ」 という意識が強すぎると、自分らしさが見失われてしまいます。そうすると、心から前向きになれなかったり、無理が出てきたりして、自分らしく輝くことができなくなります。 この2つは矛盾するようにも思えますが、実はそうではない。 階段を登るときに、しっかりと今の一歩を踏みしめなければ次の段には登れないように、今の自分を肯定して認めなければ次の自分にはなれないのです。 「知足」という言葉があります。 「足るを知る」すなわち、今自分にあるものを知る。 「足るを知ることは、成長を諦めることではありません。むしろその逆で、足るを知り、つまり自分を知り、その自分にできることを着実にこなして小さな幸せを蓄積していくことによってこそ、人間は成長できるのです。」 (浅田次郎「絶対幸福主義」) 「今の自分のままを認める」というのは、現状に満足して止まってしまうのとは違う。 むしろ、次に進むために自分を認めることが必要です。 もちろん、何でもかんでも自分を肯定すればいいというわけではない。 欠点は欠点として認め、長所は長所として認める。ありのままの自分を正しく認めることが大切です。 「自分を変える」のではなく、そのようにしていったときに自然に「自分が変わる」。 変わったら変わったで、変わった自分も認めてあげましょう。
<新しいバイオフィードバックのかたち:Body Awareness Biofeedback> 前回に述べたような従来のバイオフィードバックは、身体の状態をより適切な状態にコントロールする、ということに重点がおかれていました。 このようなバイオフィードバックが有用なケースも多々あります。しかし、バイオフィードバックの本当の有用性は、身体を思うようにコントロールすることだけではありません。 バイオフィードバックは、からだとの対話をする手段として、すなわち、 「からだの声を聞く」 手段として有用であり、後述する、「一人称のからだ」と「三人称のからだ」をつなぐものとしての役割があります。 すなわち、コントロールできるかどうかよりも、コントロールを試みるプロセスにおいて、どうからだと対話し、からだの声を聞くかに重点をおきます。 患者自身のからだの状態を、いまここで信号として客観化されたものを、治療者と患者が共に見て(共有)、共に考え、患者の主観的なからだの感覚との関係を考え、共に気づきへのプロセスを味わっていく。 このようなバイオフィードバックを私たちは目指しています。このような、気づきや対話に重点をおいたバイオフィードバックを Body Awareness Biofeedback と呼んでいます。
<(従来の)バイオフィードバックの方法> 例として「筋電図」を考えてみます。 より筋肉を緊張させると、より筋電位が高くなります。この緊張度は自分である程度感じることができます。しかし、身体の感覚が低下している場合、この筋緊張を自覚できないことがあります。自覚がなければそのレベルを落とす(すなわち弛緩する)こともできません。また、自覚していたとしても、思うようにそのレベルを落とすのは簡単ではありません。 知らず知らずの過緊張が習慣化すると血流も悪くなり、慢性疼痛の持続因子になることもあります。そうなると、疼痛のためにますます動かさなくなって緊張も強くなり、循環も悪くなる、という悪循環に陥ります。また、書痙や斜頚などでは、筋緊張が自分の意志に反して起こってしまいます。 すなわち、 ) 筋肉の緊張に気づいていない(「知らず知らずのうちに緊張してしまっている」) 2) 緊張に気づいてはいるが、緊張を取ることができない という2つの場合があります。 1) については、緊張が習慣化して感覚が低下してしまったり、さまざまな心理的葛藤が筋緊張につながっていたりします。そのような場合は、それに気づくことが第一歩となります。 2)の場合は、「なかなか思うように緊張が取れない」「力が抜けない」という場合です。 この場合は、力の抜き方を知ることが第一歩となります。 このいずれにも、バイオフィードバックが役に立ちます。 まず、筋電図をフィードバックし、力を入れたり抜いたりしたときの変化をみます。ここで、筋電位が高いときと低いときとの「身体感覚の違い」に注意するようにします。 次に、その感覚を手掛かりに、フィードバックを受けながら、筋電位のコントロールを試みます。これには筋弛緩法や自律訓練法などの特定の方法を用いる場合と、特に方法は用いず、自由に行う場合とがあります。 初めはなかなか思うようにいきませんが、重ねるうちに可能になってきます。脳の中に今までに無かった新たな回路を作る、という言い方もできます。 バイオフィードバックは、コントロールできているかどうかを客観的な指標で自ら確認しながらできるのがメリットです。リアルタイムで確認することで、身体の感覚と実際の状態とのギャップを埋めて、気づきが高まり、正しいコントロールができるようになります。 そして、最終的にはフィードバックはなくても心身のよい状態を保てることを目指します。
<バイオフィードバックで用いられる指標> 具体的に代表的なものを挙げると…。 1)筋電図:筋肉の緊張・弛緩をみる。 緊張が強いられる現代の生活では、持続的な筋緊張が関与する肩こり、頭痛、腰痛、慢性疼痛などが問題となっています。このような病態に関わる筋緊張の度合いを捉えます。 2)スキンコンダクタンス:情動性発汗をみる。 発汗の中でも手掌発汗は中枢性で、情動の変化に対応しています。 ウソ発見器はこれを用いたもので、心理的な動揺でも鋭敏に変化します。覚醒の度合い、精神的な動揺/安定性、緊張/弛緩などを捉えます。 3)皮膚温:皮膚の温度をみる。 末梢血管の収縮拡張などによって、皮膚温は常に変化しています。 ストレスがかかると末梢の血管は収縮して循環が悪くなり、皮膚温は低下します。皮膚温はこのような状況に応じた末梢循環の変化を捉え、自律訓練法などのリラクセーションの指標としても重要です。 4)容積脈波:末梢血管の収縮拡張をみる。 皮膚温とともに、末梢血管の変化をより直接的に捉えます。 また、脈波から脈拍数が分かり、心電図をつけなくても心拍数を捉えることができます。 5)呼吸:呼吸のパターン・深さ・速さをみる。 呼吸はさまざまな身体調整法の鍵となるものです。意識と無意識の接点でもあります。 呼吸を捉えることで、心身のさまざまな状態を推定することができます。 6)心電図:心臓の働きをみる。 心臓は言うまでもなくからだの活動の源です。身体的な状態はもちろん、心理的な状態によってもその鼓動は大きく変化します。バイオフィードバックでは主に心拍数と心拍変動を捉えます。 心拍数は人間の生体リズムの源です。緊張すると「ドキドキする」と言われるように、自律神経系の緊張/弛緩の総合的な指標でもあります。 7)心拍変動は、自律神経の働きを客観的に捉えたものとして、最も研究がなされている指標の一つです。心拍変動から、自律神経系の適応の柔軟性、交感神経・副交感神経のバランス、緊張の度合いなどを評価することができます。 |一覧| |
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