神田昌典「非常識な成功法則 お金と自由をもたらす8つの習慣」(フォレスト出版、2002.6)を読んだ。先に、勝間が選んだ良書50冊に記載があり、東京出張の新幹線車内で読むつもりで買ったものである。R.コヴィー「7つの習慣」に倣ったものであろうが、順に挙げると第1「やりたくないことを見つける」、第2「自分にかける催眠術」、第3「自分に都合のいい肩書きを持つ」、第4「非常識的情報獲得術」、第5「殿様バッタのセールス」、第6「お金を溺愛する」、第7「決断は、思い切らない」、第8「成功のダークサイドを知る」である。言葉から分かるように「習慣」は挙げられていないし、「非常識な」とタイトルに付いているが、第1の習慣から第3の習慣は、内容的に言い換えると「目標を立てて」「これを思い続け」「しかもポジティブに」といったしごく常識的な成功法則をいっている。また、言い換えると第4は「移動中もカセットテープで」、第5は「顧客に指名されるようになれ」で突拍子もないことではない。挙げるときりがないが、やはりこいつはダメだ。まともに読む価値はないし、良書でもなんでもない。やはり、こういったハウツー物の本は読むもんじゃない (星一つ:★☆☆☆☆)
非常識な成功法則