納付率は下がった
07年度の国民年金の納付率が発表された。63.9%で2年連続低下した。1992年には、85%以上あった納付率だが、2002年には62%台まで減少。80%水準を目指した取組みがされてきているが、社会保険庁の問題等もあり、結局は現在も同水準をたどっている。社会保障の問題、特に年金問題は、私たち国民にとってとても関心が高いところだが、若い世代中心に、納付率が低く、関心が高いわりには、未納により年金を受け取る権利を放棄しているようになる。「どうせ払ってもろくなことない」「どうせなら自分で貯蓄したほうが」という感じだろうか?私は、そもそも社会保障への教育がもともと学生の頃から全くされてなく、仕組み自体を理解していないことが良くないと思う。また、「自分さえ良ければいい」という風潮の中、相互扶助の精神が、どこかへいってしまい自分たちの損得で考えているからこんなことになる。国がいい加減なことをしてきて、腹ただしいことも当然あるが。高齢化率がいまや世界一の日本、これから先はどうなっていくのか??国民年金の納付率ひとつ見ても、不安になる。世界一先進国でも、心は世界一発展途上国の日本・・・