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October 7, 2014
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カテゴリ:カテゴリ未分類
間引きや追肥以外に、野菜を育てるあたり、欠かせない作業が害虫駆除である。

農薬を使用し駆除すれば済む話なのだが、農業塾は無農薬野菜の旗を掲げ運営しているため、農薬は基本使わない。

つまり手作業で一匹一匹駆除するしかないということになる。

害虫は数え切れないくらいいるのだが、俺たち塾生が使用している圃場は、周りが稲作畑に囲まれており、そこで多少なりの農薬を使用するため、その影響で害虫の発生は比較的少ないようだ。

とは言っても、何十、何百の害虫を一匹一匹駆除するのは気が遠くなる作業である。

その駆除しなくてはならない、春から秋にかけて発生する虫の代表的なものが、ナノクロムシ(菜の黒虫)。

葉の裏側に身を隠すナノクロムシ

ナノクロムシは大根やかぶらなど、アブラナ科植物の葉を食べるカブラハバチの幼虫で、全身が黒く、人の気配がすると、身体を丸くし、葉からポトリと落ち、死んだふりをする、なかなか知的な幼虫である。

大根の葉を食散らすナノクロムシ

ちなみにカブラハバチは蜂の一種だが、針がないため、刺すこともなく、「蕪の葉を食べる蜂」という意味である。

当初は気持ちが悪く、手袋をつけて、ピンセットで一匹一匹駆除していたが、今では素手で駆除している・・・慣れとは素晴らしいものだな、っと感じる今日この頃である。


マルメン農業記<秋冬野菜編>9pへ続く







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Last updated  November 16, 2014 10:08:04 PM

October 4, 2014
カテゴリ:カテゴリ未分類
10月4日(土)晴れ

葉菜類、根菜類の間引きと追肥作業。

間引きと追肥作業に入る前に、野菜の分類について勉強しておきたい。

野菜は食用部位によって葉茎菜類、根菜類、花菜類、果菜類に分類される。

農業塾で育てている秋冬野菜の種類を例にとり分類してみたい。

・葉菜類:葉と茎を食用部位とする野菜
 → レタス、ネギ、キャベツ、白菜、ミズナ、春菊、小松菜、ほうれん草、ターサイ、チンゲン菜

葉菜類のサニーレタス(定植後約7日_9/28撮影)


・根菜類:根茎や球根を食用部位とする野菜
 → 人参、かぶら、大根、じゃがいも

根菜類の大根(種まき後約14日_9/28撮影)


・花菜類:花序(かじょ/茎の先端に単独で花をつけるもの)を食用部位とする野菜
 → ブロッコリー

花菜類のブロッコリー(定植後約7日_9/28撮影)


ちなみに春夏野菜で育てていた、キュウリやナス、トマト、ピーマン、オクラは果菜類に分類される。

主題を作業に戻し、小松菜やほうれん草など、葉菜類の追肥だが、2条の間に溝筋をつくり、ハチハチと油かすを混ぜ合せた肥料をまんべんなくまく。

追肥をうける小松菜


続けて間引きだが、1回限りの作業でなく、野菜の種類によっては2、3回と間引きをするものもある。

農業塾で育てている野菜を例にとると、根菜類は大根やかぶら。

間引き後、水につかりシャッキとする大根とほうれん草


葉菜類はターサイやチンゲン菜、小松菜、ほうれん草などである。

2回目の間引きを受ける小松菜とチンゲン菜


間引きは、株が密集し、日光不足、栄養不足になり、徒長してしまうことを防ぐため、株と株の間隔をあけ、健全な野菜を育てるために行う非常に重要な作業である。

一口メモ : 種をまいてから、約7日程で発芽し、本葉が成長してくると、密集している部分の株は、葉と葉が重なり合ってしまうことで、日当たりや風通しが悪くなり、病害・虫害を引き起こし、更に、土中の栄養を取合い、やせ細った株になってしまう。そのような障害を未然に防ぐために、間引きを行う。

追肥や間引き以外にも、野菜生育の助長に欠かせない害虫駆除作業は、8pで書く事にしよう。


マルメン農業記<秋冬野菜編>8pへ続く







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Last updated  November 9, 2014 09:16:02 AM

September 27, 2014
カテゴリ:カテゴリ未分類
9月27日(土)晴れ

レタス、キャベツ、ハクサイ、ブロッコリーなど、畝に定植された野菜の追肥。

追肥には化成肥料であるハチハチ/CDU(6割)+油かす(4割)を混ぜ合わせたものを使用するのだが、適量を見誤って過剰に与えると、根腐れや葉の肥大化等を引き起こしてしまう。

ハチハチと油かすを合わせた肥料


春夏野菜の時、トマトの葉が生い茂ってしまい、収穫量が少なかっただけでなく、皮がかたく味も悪かったのは、追肥の適量を誤ったのが原因だと考えられる。

葉ばかりが大きくなるトマト(撮影日8/22)


農業においての”適量”は、収穫量だけでなく、品質にも大きな影響を及ぼすため、非常に重要な技術と言えるだろう。

追肥は株元から少し離れた場所に穴をあけ、軽く一握り程度あたえ、その上から土をかぶせる。

株元から離れた場所へ追肥


一口メモ : 株元から少し離れた場所に追肥するのは、肥料が根にあたると、根ぐされをおこし、生育を悪化させてしまうためである。

株元から離し、等間隔に追肥


追肥は10日に1回が目安となっているが、これも野菜の種類や、葉の状態など、見極めが必要である。

ちなみに、追肥は植物が吸収してしまった肥料を補うために後から肥料を施すことを指し、元肥(もとごえ)は種をまく前、予め土に施しておく肥料を指す。


マルメン農業記<秋冬野菜編>7pへ続く






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Last updated  November 1, 2014 11:07:13 PM

September 24, 2014
カテゴリ:カテゴリ未分類
9月20日(土)晴れ

苗の種類は、サニーレタス、玉レタス、ネギ、キャベツ、白菜、ブロッコリーの6種類。

ポット苗を畝に移す時の手順は以下。

1、畝の上にポット苗を置き、間隔、バランス等の確認を行い、位置が決まればポット苗が入る程度の穴を掘る。

一口メモ: 土が乾燥している時は、水をかけ土を湿らす。

2、掘った穴の中にダイアジノン(消毒剤)をひとつまみ程散布。

一口メモ:ダイアジノンは防虫用であるベストガードと同じようなもので、根に虫がつかないようにするためのものである。

3、ポットより苗を取出し定植。


生活場所を畝に移した白菜


一口メモ : 苗の高さは、畝の上面と苗についている土の高さが同一になる様軽く押さえ固定する。

4、苗の周囲に○溝のウォータースペースを作り水を与える。


ウォータースペースに囲まれる玉レタス


一口メモ:ウォータースペースの役割は、一時的に水を貯め、根元に水がしっかりしみこむようにするためだけでなく、苗の周りの土の流出を防止する役割も果たす。

生まれたては少しか細いキャベツ


定植後は多めに水を与えてやる必要があるのだが、それは根が広範囲に水を調達できないからである。

ポットは狭い分、水の拡散を限定するが、畝(畑)は周囲の土が大半の水を吸い上げ拡散が早いため、ポットと同範囲でしか水を調達でできないポット苗は、定植後水不足に陥りやすい。

そのため広範囲に水を調達できるようになるまで、余分に水を与えてやる必要がある。

直まきでも、野菜や季節にもよるが、最初は多めに水を与えてやるのも、同じ原理である。


マルメン農業記<秋冬野菜編>6pへ続く






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Last updated  November 1, 2014 11:02:54 PM

September 20, 2014
カテゴリ:カテゴリ未分類
9月13日(土)晴れ

いよいよ、種まき。

種から育てる秋冬野菜の種類は、ミズナ、春菊、小松菜、ほうれん草、五寸人参、金時人参、かぶら、大根、ターサイ、チンゲン菜の10種。

10種の秋冬野菜


まき方は全て2条筋まき。

ミズナの2条筋まき(撮影日9/21)


雨などで種が外に飛出てしまったり、地中に入りすぎるのを防ぐため、ただまくのではなく、きっちりとしたプロセスに沿ってまいてやる必要がある。

1、畝の上面を木片で、固まった土を砕きながら平らにする(畝幅は約70cm)。

2、棒や木片の角で、軽く溝筋をつくり、その溝に数センチ間隔で種をまき、種が隠れる程度に土をかぶせる。

ほうれん草の種を等間隔にまく


一口メモ : 目安として、覆う土は種の大きさの2倍程度。

3、種を覆った土を手の甲や木片で軽く叩き、土の中の種を固定させる。

一口メモ : 固定させるのは雨風等で種が外へ飛び出さない効果があるだけではなく、種と土を密着させる事により、発芽を助成する効果もある。

注意 :姿形がよく似た種があるので、混同しないこと

よく似た種1 : ほうれん草と大根

大根の種のほうが少し大きい



よく似た種2 : 小松菜、ミズナ、かぶら

よく似た種2 : 小松菜とミズナは瓜二つ


きっちりとしたプロセスで種をまいてやることにより、芽が出てきた時、見栄えもよく、また間引きもしやすい。

きっちり整列するかぶら(種まき後約14日_撮影日9/28)


種まきから4、5日で人参以外の芽はすべて出揃った。

春菊もまたきっちりと。(種まき後約14日_撮影日9/28)


金時・五寸人参は10日程でようやく芽を出してくれた。

心配をかけた五寸にんじん(撮影日9/28)



マルメン農業記<秋冬野菜編>5pへ続く







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Last updated  November 1, 2014 11:04:05 PM

September 15, 2014
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9月6日、畝作り後、もう1つ行った作業が秋ジャガイモの苗植え。

数は6苗。

秋ジャガイモの苗はただ植えるだけでなく、以下の作業をすることで、生育に良い環境を作ってやることができる。

1、深さ約7-8cmの穴を掘り、その中に粒子の粗い砂をまく。

下の土が見えない程度に満遍なく砂をまく


2、その上に苗を置き、苗が隠れる程度に砂を被せる

芽を横に向けて置く


3、最後に畝の土を被せる。

苗が隠れる程度に砂を被せる


土壌にそのまま苗を植えてしまうと、水気で腐ってしまう事があるため、粒子の粗い砂で覆い、水はけをよくすることで、腐食を防ぐことができる。

ちなみに苗から出ている芽の向きを、横に向けて置くと、芽を上に向けて置いたときよりも収穫量が上がる。

・・・1ヵ月後の秋じゃが。

順調に芽を出す秋ジャガ(撮影日10/10)



あまりにも芽が出るのが遅いので、掘り返してみたところ、1苗腐っていた。


土中で腐った秋ジャガの苗(撮影日10/10)


残りの2苗は小さな小さな芽を出しているので、今後の成長に期待したい。


マルメン農業記<秋冬野菜編>4pへ続く






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Last updated  October 15, 2014 09:23:43 PM

September 13, 2014
カテゴリ:カテゴリ未分類
9月6日(土)晴れ

畝作り(農業塾の一畝は約11坪)。

このプロセスは、

1.畝の天辺の筋をきる。

2.きったところに、堆肥と肥料を散布。

筋に満遍なく散布


3.散布後、鍬でよくかき混ぜる。

4.通路に飛び出た土を鍬で畝に戻す。

5.天片を長方形の木で平らにする。

平らな畝の上に芽を出すミズナ(撮影日9/21)



3、4を数回繰り返し、また放置し、来週の種まきえと移るのだが、今回ここで注目したい1つが「鍬」である。

日常生活で手にすることなど皆無の「鍬」だが、見るとやるとでは大違い。

それを痛感させられたのが、既に役割を終えた春夏野菜の準備のための土を耕していた時だ。

当日、はじめて鍬を手にした俺は、はり切りと力任せという無駄のスパイラルから腰の筋をいわしてしまい、その日の作業ができなくったという苦い思い出があった。

2度同じ過ちは繰り返さないよう、鍬の重みを利用して土を耕し、そして畝への戻し土は、肘と手首をうまく使いながら、腰の筋をいわすことなく無事畝作りを終える事ができた。

一畝だけでも全身に漂う疲労感。

農業の大変さを鍬1つで痛感させられた。

もう1つ注目したいのが肥料と堆肥。

堆肥はシルバー堆肥(散布量約10kg/容量20L)。

土質改善のシルバー堆肥



肥料は有機肥料である伊勢ペレット(散布量約10kg/容量20kg)。

自然原料を発酵させた有機肥料



もう一つは化成肥料のCDU(散布量約4kg/容量20kg)。

即効性がある化成肥料



一口に堆肥、肥料と言っても様々であるが、簡単に特徴や役割を述べると、堆肥は土壌改良、水はけや保水力向上効果などのために使用される。

肥料は植物の生育向上のために使用され、窒素・リン酸・カリという生育するのに必要不可欠な主要成分を含んでおり、すぐ水に溶ける。

ちなみに今回使用した肥料は化成肥料と有機肥料の2種類であるが、化成肥料は肥料成分を化学的に合成したもので、有機肥料とは菜種、米ぬか、魚粕など自然の原料を発酵させてものである。

ともに植物が吸収しやすいカタチにしたものである。

どの堆肥・肥料を、どのくらい使用するかは、野菜の品種や個々の経験等によって異なるが、”適切”を誤れば、野菜が食卓をにぎわしてくれることはない。

同日、秋ジャガイモの苗を植えたのだが、きりがいいので、次回3pで記述することにしよう。



マルメン農業記<秋冬野菜編>3pへ続く







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Last updated  October 13, 2014 09:37:30 PM

September 8, 2014
カテゴリ:カテゴリ未分類
8月30日(土)晴れ

秋冬野菜の準備。

収穫に至るまでには、土耕し、土壌調整、畝整備、種落とし(苗植え)、 間引きや芽かき、誘引や追肥など様々なプロセスをクリアーしていく必要がある。

土耕しは農業塾の責任者が先週トラクターで済ませてくれていたので、俺たち塾生がするのはまず土壌調整。

ここでの調整とは土壌矯正(酸性→弱酸性/中性)を意味する。

日本は雨が多く、その影響で土壌が酸性に偏っており、野菜の生育に適さない酸性土壌から弱酸性/中性土壌に矯正してやる必要がある。

土壌矯正(酸度調整)のために使用するのが消石灰だが、その役割や特徴を一口メモとして書き留めたい。

-消石灰の一口メモ-

消石灰=水酸化カルシウム

役割 : 石灰(カルシウム)の補給、土壌pHの上昇(酸性に偏った土壌矯正)。

特徴1 : アルカリ溶出は早いが、その効果が切れるのも早く、土壌中に混和すると短期間内で炭酸カルシウムとなる。

特徴2 : 価格も安く、使用量も少なく済み、カルシウム補給力も高い。

注意点 : 普通の水にも溶け、散布した分だけアルカリ性に向かうため、散布には十分注意する必要がある。

散布量 : 約300g/1坪(農業塾の一畝は約11坪なので、約3.3kg散布)

放置期間 : 約7-10日

参考 : pH(水素係数)
pH値は低い方からpH1(酸性)・・・pH7(中性)・・・pH14(アルカリ性)で表され、大体の野菜は土壌pH5.5~6.5ぐらいの弱酸性が適当とされている。

ちなみに、秋冬野菜には消石灰を使用したが、春夏野菜の時は苦土石灰を散布した。

秋冬野菜で消石灰を使用したのは、土壌の状態や作付けする種類、農業塾講師の判断によるところだが、”苦土石灰”という農業には切っても切れないワードが芽をだしたので、これも一口メモとして書き留めたい。

-苦土石灰の一口メモ-

苦土石灰=酸化マグネシウム(炭酸カルシウムに苦土/マグネシウムを混合)

役割 : 石灰(カルシウム)の補給、土壌pHの上昇、苦土(マグネシウム)の補給

特徴1 : 消石灰にはない苦土(マグネシウム)の補給力があるが、溶出速度が遅いため安定するのに時間を要する。ただ苦土は葉緑素を作る大事な成分で、これが欠乏すると葉が黄色化してしまうことがある。

特徴2 : 酸性の水にしか溶けないため、土がアルカリ性になることはない。

消石灰、苦土石灰の他に有機石灰などもあり、何を散布するのかは土壌の状態や作付けの種類、更には個々の考えによって異なるが、一般的には苦土石灰を使用することが多いらしい。

消石灰を散布した土を1週間放置し、来週の畝作りへとうつる。


マルメン農業記<秋冬野菜編>2pへ続く








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Last updated  October 5, 2014 11:29:41 AM

September 1, 2014
カテゴリ:カテゴリ未分類
2014年3月下旬、「人類の基本は自給自足」という言葉を引っさげ、町が運営する『某農業塾』に入った俺、マルメン。

新たな農業の担い手、人材育成を目的として設立された『某農業塾』は、年間を通じたカリキュラムに基づき、土づくりから収穫までを体験させてくれるだけでなく、農機具、肥料など、農作業に必要な”基本”を全て支給してくれる。

(注:はさみや草刈かま、手袋、長靴等の消耗品は自己で準備)

この農業塾には2つのコースがあり、1つは「栽培基礎コース」、もう1つは「就農チャレンジコース」。

初心者の俺が入塾したのはもちろん「栽培基礎コース」で、野菜の基本的な栽培技術をここで2年間学び、希望すれば、「就農チャレンジコース」へと進むことができる。

ちなみ俺が研修を受ける圃場の総面積は約740平米で、塾生1人につき約33平米の畝を受け持つ。

農業塾第一圃場(2014年9月時)



2014年3月に六期生(10名)として入塾し、春夏野菜の収穫に至るまでのプロセスを書き留めていこうと思っていたのだが、あわあわの毎日を過ごし、なんのアクションもおこさず今日に至った。

秋冬野菜から書いていこうかとも思ったのだが、何一つ残さないのは、食卓をあれだけにぎわしてくれた春夏野菜に申し訳がたたないので、せめてあいつらが生きた4月~8月のハイライトだけでも書置きたい。

4月。

・作付け(種)
  → ほうれん草、ネギ、小松菜、三度豆、トウモロコシ

・作付け(苗)
  → レタス(玉/リーフ)、ブロッコリー、オクラ、ピーマン(万願寺/パプリカ赤・黄)、ナス(千両ナス/長ナス/水ナス)、キュウリ、トマト(桃太郎/ミニトマト)

畝作りに始まり、中旬からの種落とし、苗植えで春夏野菜の幕が切られた。

1番に芽をだした小松菜



5月。

小松菜やほうれん草の間引き、それを食すという、2つの初を経験した。

葉いっぱいに太陽を浴びるほうれん草



下旬にはキュウリと三度豆のためのネットを貼り、更にピーマンやトウモロコシなどのための支柱を立てた。

支柱の高さを目指すトウモロコシ



6月。

ナスやピーマンに花が咲き、キュウリや三度豆のツルがネットに力強く巻きつき、中旬には食卓に舞台を移す物もいた。

実をつける準備をしているナス



7月。

早い段階でダウンしてしまったオクラとブロッコリーだが、新しく入れ替えられた仲間、そして台風の影響でほぼ90度傾いたトウモロコシ、みな食卓へと舞台を移すため成長を続けた。

ゆっくりと成長するブロッコリー



更に栄養過剰のため、葉が生い茂り、実の収穫量が少なかったトマトも、ようやく赤みを帯びはじめた。

これからが最盛期のキュウリ



8月。

大量のテントウムシダマシがナスを寝床にし、キュウリ、三度豆の葉が黄色帯びて役割を終えようとしていた。

テントウムシダマシに侵されるナス



一方でネギや万願寺、パプリカ、オクラは食卓を舞台にまだまだ活躍していた。

まだまだ現役バリバリのピーマン



8月23日。

秋冬野菜の作付け準備のための抜取り、支柱・ネット等の撤去作業を行った。

ナスとピーマンの2,3株だけを実家の庭に移植したが、それ以外は根こそぎ抜き、軽トラで運び、山奥のゴミ捨場へ。

春夏野菜と過ごしたこの5ヶ月間、日々の水やり、誘引、摘除、追肥等、更には虫や台風等、自然との闘いに、なんと世話のかかる奴らだと思うとこともあった。

しかし今までスーパー等に並んでいる野菜しか知らなかった俺に、どのように生まれ、どのように育つのかを”実”をもって教えてくれた。

10代の頃から農業に興味はあったが、環境や機会に恵まれず、30代半ばでようやく携わることができた今回を一言であらわすと、本当に楽しかった。

もちろん俺の農業に関する知識や経験はまだ土の中ではあるが、役割を終た春夏野菜から学んだ事を生かし、来週から新たな”一作”を踏み出したい。

春夏野菜、お疲れ様、そして本当にありがとう。

また来年会おうな。




マルメン農業記<秋冬野菜編>1pへ続く







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Last updated  October 1, 2014 09:17:28 PM

August 28, 2014
カテゴリ:カテゴリ未分類

鋼のような筋肉。

北島三郎も顔負けのパンチパーマ。

そして「サザエさん」のアナゴさん以上の唇を持ち合わせる、
中央アフリカ出身のクラスメート。

その名を『アルゼルモ』。

齢22歳。

そんな彼の今日を、俺、マルメンLIGHTSが追った。



トータル2時間の性教育がようやく終わり、本日の最終授業4時限目へ。


「みんな、こんにちは~!」っと、元気よく○○先生が教室に入ってきた。


○○先生 : 「それじゃ、授業をはじめ・・・あれ?アルゼルモ君は?」


「さっきまでいたんですけど・・。」っと、クラスメートB君が答える。


○○先生 : 「カバンはあるから、すぐ戻ってくるでしょう。先に授業を始めますね。」



・・・20分後。



教室のドアが静かに開いた。



「あ、どうしたの?今日は珍しく帽子被って?」っと、さっきまで被ってなかった帽子をなぜか被って登校してきたアルゼルモ君に問う○○先生。


「○○先生、大切なのは・・・























SAFE S○X!」っと、この言葉を「遅れてすみません。」の代替語のように使用するアルゼルモ君。


○○先生 : 「え?あ、さ、さっきの講義で・・・。」


アルゼルモ君 : 「おぅ、大事な事だ!」


○○先生 : 「そ、そうね。」


(もうS○Xの話は勘弁してくれ!)っと、神に祈る俺の思いとは裏腹に、授業そっちのけで、”アルゼルモ講師”の”性教育教室”の鐘が鳴った。


「さっきの講義の時、S○Xは子供を作るための手段であって、愛のための手段ではない!っとある女が言ってたのを覚えてるか?」っと、言いながら自席に着くアルゼルモ君。



(誰かが確かそんなこと言ってたな。)っと、思うクラスメート。



アルゼルモ君 :「確かに、S○Xは愛のための手段ではないかもしれない。



ただ・・・




















愛を深めるための手段ではある!」



(お~なるほど、さすがアルゼルモ君!続きを聞かせて!)っと、誰も思っていないのも気付かず、アルゼルモ講師の講義が続く。



「良いか、お前らよく聞け!



人は愛し合ってるからこそS○Xをし、



そこで愛を、



愛を深め、



深め、



深め、



そして結婚し子供を作る。



だからS○Xは子供をつくるためだけの手段ではない!」っと、強くこぶしを握り締め、”本当の講義”でとったと思われるメモを見ているアルゼルモ君。



クラスメート : 「・・・。」



「ただ、大切なのは・・・・」っと、言いかけた言葉を止め、ゆっくり立ち上がり、そして被っている帽子を脱いだアルゼルモ君。


アルゼルモ君 : 「みんな見てみろ、この帽子という道具を!!!」


クラスメートの視線がアルゼルモ君の脱いだ、高々と掲げられた帽子にそそがれる。


アルゼルモ君 : 「一緒なんだよ!」



(何が?)っと思うクラスメート。



アルゼルモ君 :「帽子って言うのは、太陽の光が頭にあたるのを防ぐための道具であり、こいつのお陰で俺たちは日射病にならずにすんでいる!」



(だから何?)っと思うクラスメート。


アルゼルモ君 : 「つまり、”防ぐ”と言う意味では一緒なんだよ!



この帽子も、



妊娠や性病を”防ぐ”ための道具・・・












コンドームも!」


全員 : 「・・・。」


アルゼルモ君 : 「良いか、お前らよく聞け!



S○Xをするは個々の自由だ!



だが”帽子”は使え!



大切なのは・・・
























SAFE S○X!!!」


全員 : 「・・・。」



全員思った。


遅刻してまで、わざわざその説明のためだけに部屋に帽子を取りに帰るなよな。


っていうか、お前はその”帽子”をしなかったから、愛を深める前に、今月で産まれて5ヶ月になる子供ができちゃったんでしょう!




今日のアルゼルモ君 <完>




『今日のアルゼルモ君』のあとがき 

はじめに。

この場を借りて最後の最後で”下”のネタになったことをお詫びします。

ただ彼に子供がいると言う”オチ”を<FINAL>で持ってきたく、そのためにはこのネタからしかつながりができなかったことを理解して頂ければ幸いです。

ちなみに、避妊具に例えるため、わざわざ部屋に帽子を取りに帰った滑稽さと、未婚で子供がいるにも関わらず、「SAFE S○X」を連呼する矛盾さに彼の魅力を感じたことが、この『今日のアルゼルモ君』を書こうと思ったきっかけです。

『今日のアルゼルモ君』を書くにいたり、彼のキャラを文章の中で確立するため、たまに垣間見られる奇奇怪怪な一面を全面的に出し記述してきました。

ただ、彼の根本的な性格は気さくで明るく、誰とでも分け隔てなく接し、そして何よりも思いやりのある本当に心優しい青年です。

どこの学校にでもいる、クラスの人気者とは彼のようなことを言うのでしょう。

彼の素顔を隠すため、数ヶ月前からの彼の督促「FACEBOOKを承認しろ!」を無視してきましたが、これでようやく「承認」することができます。

彼の本名は『Anselmo Rafael Abeso Ndjugu』。

コアなアルゼルモ君ファンの皆さん、この3ヶ月間『今日のアルゼルモ君』を読んでくださってありがとうございました。

いつかまたアルゼルモのような”逸材”に出会う日を楽しみに、『今日のアルゼルモ君』の一日を終えたいと思います。







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Last updated  August 28, 2014 12:01:33 PM

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