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明日のリョウ

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March 17, 2012
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鋼のような筋肉。


北島三郎も顔負けのパンチパーマ。


そして「サザエさん」のアナゴさん以上の唇を持ち合わせる、
中央アフリカ出身のクラスメート。





その名を『アルゼルモ』。



齢22歳。





そんな彼の今日を、俺、マルメンLIGHTSが追った。





とある授業で。



先生 : 「じゃ次、この問題3は○○さん。『A』・『B』・『C』のうち
どれが正解だと思いますか?」


問題をあてられたクラスメートAさんが答える。


「はい。答えは『B』です。」


先生 : 「なぜ、問題3の答えが『B』と思いましたか?」


クラスメートAさん : 「△△っと言う理由から、
問題3の答えは『B』です。」


先生 : 「はい、そうですね!せいか・・・ぃ・・。」




















「違うな!」


ショーウィンドに飾られているテディベアの人形のような
座り方をしているアルゼルモ君が突然言葉を発した。


先生 : 「ち、違うって・・・何が違うの?」


態勢は可愛いテディベア座りのままだが、眼光は暗闇のフクロウより鋭く、
その妙なアンバランス感にクラスメート一同が固唾を呑んだ。


アルゼルモ君 : 「あん?答えが『B』ってのが違うんだ!」



クラスメート全員が思った。



(先生が既に「はい、そうですね、せいか・・・ぃ・・。」
まで言ってるから。)



先生が問う。


「じゃ、アルゼルモ君の回答は何ですか?」


アルゼルモ君 : 「俺の回答は・・・





















『B』以外だ!」



「・・『B』・・以外・・って・?」っとクラス中がざわつく。



出来の悪い息子を持った父親のような表情つくり、
そしてのび太君の答案を見たママがつくため息より
深く長い溜息をついたテディベア君が言葉を発した。



アルゼルモ君 : 「お前ら全員に聞くが・・問題1の答えなんだ?」



奇奇怪怪な テディベア君の言葉に呆然とする一同であったが、
聞かれるままにこう答えた。



クラスメート達 : 「『B』。」


アルゼルモ君 : 「そうだ、問題1の答えは『B』だ!
じゃ次、問題2の答えはなんだ?」



既に疑心暗鬼に陥っている一同であったが、
奇怪なテディベア君になすすべなく、また聞かれるままに答えた。



クラスメート達 :「『B』。」


アルゼルモ君 : 「そうだ、問題2の答えも『B』だ!」



テディベア君以外全員こう思った。



(だから、何?)



テディベア君の独断場は続く。



アルゼルモ君 : 「いいかお前ら、無い脳ミソひねってよく考ろ!



問題1の答えが『B』。



問題2の答えも『B』。



問題3の答えまでも・・・・























『B』のはずがないだろう!」


全員 : 「・・・・・!?」


アルゼルモ君 : 「3回も連続で正解『B』が続くはずない!





だから、







答えは、





















『A』か『C』だ!」


全員 : 「・・・・・・!?」



全員こう思った。


無い脳ミソで一番考えた方が良いのはお前だ。

っていうか、あんた違う教科の教科書開いているし。






TO BE CONTINUED  →








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Last updated  March 17, 2012 03:57:54 PM


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