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鋼のような筋肉。 北島三郎も顔負けのパンチパーマ。 そして「サザエさん」のアナゴさん以上の唇を持ち合わせる、 中央アフリカ出身のクラスメート。 その名を『アルゼルモ』。 齢22歳。 そんな彼の今日を、俺、マルメンLIGHTSが追った。 とある授業で。 先生 : 「じゃ次、この問題3は○○さん。『A』・『B』・『C』のうち どれが正解だと思いますか?」 問題をあてられたクラスメートAさんが答える。 「はい。答えは『B』です。」 先生 : 「なぜ、問題3の答えが『B』と思いましたか?」 クラスメートAさん : 「△△っと言う理由から、 問題3の答えは『B』です。」 先生 : 「はい、そうですね!せいか・・・ぃ・・。」 「違うな!」 ショーウィンドに飾られているテディベアの人形のような 座り方をしているアルゼルモ君が突然言葉を発した。 先生 : 「ち、違うって・・・何が違うの?」 態勢は可愛いテディベア座りのままだが、眼光は暗闇のフクロウより鋭く、 その妙なアンバランス感にクラスメート一同が固唾を呑んだ。 アルゼルモ君 : 「あん?答えが『B』ってのが違うんだ!」 クラスメート全員が思った。 (先生が既に「はい、そうですね、せいか・・・ぃ・・。」 まで言ってるから。) 先生が問う。 「じゃ、アルゼルモ君の回答は何ですか?」 アルゼルモ君 : 「俺の回答は・・・ 『B』以外だ!」 「・・『B』・・以外・・って・?」っとクラス中がざわつく。 出来の悪い息子を持った父親のような表情つくり、 そしてのび太君の答案を見たママがつくため息より 深く長い溜息をついたテディベア君が言葉を発した。 アルゼルモ君 : 「お前ら全員に聞くが・・問題1の答えなんだ?」 奇奇怪怪な テディベア君の言葉に呆然とする一同であったが、 聞かれるままにこう答えた。 クラスメート達 : 「『B』。」 アルゼルモ君 : 「そうだ、問題1の答えは『B』だ! じゃ次、問題2の答えはなんだ?」 既に疑心暗鬼に陥っている一同であったが、 奇怪なテディベア君になすすべなく、また聞かれるままに答えた。 クラスメート達 :「『B』。」 アルゼルモ君 : 「そうだ、問題2の答えも『B』だ!」 テディベア君以外全員こう思った。 (だから、何?) テディベア君の独断場は続く。 アルゼルモ君 : 「いいかお前ら、無い脳ミソひねってよく考ろ! 問題1の答えが『B』。 問題2の答えも『B』。 問題3の答えまでも・・・・ 『B』のはずがないだろう!」 全員 : 「・・・・・!?」 アルゼルモ君 : 「3回も連続で正解『B』が続くはずない! だから、 答えは、 『A』か『C』だ!」 全員 : 「・・・・・・!?」 全員こう思った。 無い脳ミソで一番考えた方が良いのはお前だ。 っていうか、あんた違う教科の教科書開いているし。
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