遠い記憶の中
あなたは泣いていた
涙に濡れたまっすぐな瞳に
あたしは一歩も動けなくなった
悲しみの訳も知らずに
ただ寄り添ったね
多分 互いの隙間を埋めたくて
僅かな温もりに安心したくて
同情とか友情とか ましてや恋とか
そんなひと言では表せない
二人にしかわからない想いだった
分かり合えたと思っていた
愚かな夢を見ようとした
けれど 時は無情にも流れて
二人の時間は終わりを告げたね
秋風に揺れるコスモスの花びらが
儚く散っていくように
あたしの心に芽生えた想いも
すぐそばにいたはずのあなたも
夕焼け空に消えてしまった
あれから秋が来るのが怖くって
夏を引きずり無理してはしゃいだ
何年経っても変わらないね
遠い記憶も あなたの瞳も
あたしの心を支配する
ねぇ 時に限りがあるのなら
意地や強がりはすべて捨てて
もう一度 あなたに逢いたいよ
あなたの風に揺れて
いつまでも枯れずに咲く
薄桃色のコスモスになりたいよ
そんな夢をもう一度見させて
あなたのそばで
この季節を過ごさせて
Words (C) Misaki
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夢一夜 詩投稿掲示板に寄せていただいた
藤さんの『very long time…』という詩に
返詩として書かせていただきました。
元詩が読みようによっては、いくつかの世界があって、
どの世界で書こうか しばし迷いながらも、
書き始めたら いつものように即興詩で ^_^;
藤さんの詩には １度もコスモスや秋という言葉は
出てきてないのですが^_^;
秋ですねぇ…。
芸術観賞の一環として？
テレビから録画した映画をいくつか観ています。
ささやかな贅沢タイム(*´∇｀*)
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