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カテゴリ:時事
朝ズバ!で、みのもんたが発言をする。
厚労省の労働白書によると、正期雇用されたい、非正規雇用者の労働満足度は30%程度であるという新聞の記事に対してである。 「あまってれるんじゃないよ。」 とひとこと。 「仕事があるだけでいい、仕事に真剣に取り組め」というような切り捨てであった。 この人はどこかどこか勘違いしているということが多い。 正規雇用されたくても仕事がない非正規雇用者が怠けているとか、そういう類のことではない。 むしろ、頑張れば頑張るだけ、企業の利益となるが、本人の利益にはならないのだ。 現在、会社倒産のあおりを受け、非正規雇用(派遣社員)として働いている友人がいる。 彼の時給は2200円。十分なキャリアを積んでいたため、即戦力で派遣された。 しかし、その会社の非正規雇用社員は、時給2500円から。 どんなに頑張っても、やればやるほど、むなしくなってしまう。と彼は酒の席でこぼした。 せめて、その会社の最低時給くらいはもらいたいよ・・・。と 辞めちゃえば?と問いかける俺に一言「辞めたら、なかなか職が得られないよ・・・」とぽつり。 身近な友人にそのような境遇の人いろと、みのもんたの「あまえてるんじゃないよ」という一言は鬼の発言のように思える。 実際、派遣法を改正しようとする動きがあるが、問題は全然別のところにあるはずだ。 少なくとも、派遣社員の賃金が、直接雇用労働者よりも低く設定することなどを禁止する法律にすればよいのだ。 また、中間搾取のマージンも上限を定めるなど、簡単にできることはいくつもあるのではないか。 先日、友人と会ったばかりだったので、この発言に強い憤りを覚えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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