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陽「夜明けまで共にすごされた雅さまと 幸子さまは、その後ときより、武官や 陰陽師に見つからぬよう、お会いに なられてました」 *翌朝雅幸子の屋敷に来る 陽「まあ~雅さま、さあ!どうぞ」 雅「幸子はどうされてます?」 陽「雅さまがときよりおこしくださるように なってからお元気になられ、 ご自分のお部屋で琴を弾かれておられます」 雅「いつもの幸子になられましたかあ~殿さまは?] 陽「何やら、殿上人および陰陽師方と 上皇さまに御所でお話しがあるとかで、朝早くに お出かけになられましたので、 夜遅くお屋敷へお帰りになられます」 雅「そうですか」 陽「はい。ですのでご安心くださいませ」 *幸子いつものように琴を弾いている 雅「お見事な琴の音色ですね」 幸子「雅さま~!琴の音色を聞かれましたわね」 雅「ええ~こっそりと」 *雅笑顔で答える 雅「今日私がここへ来たのにはわけがあります。 それは・・その~幸子の絵を描いたのです」 *雅少し照れながら言う 幸子「私の絵をですか?まあ~! 雅さまその絵を見せてください」 *雅幸子を描いた絵を見せる 幸子「お上手ですこと!私の着ている 小うちぎもはっきりと描かれてますわね」 *小うちぎ 平安時代の女性が唐衣の下に着た衣装 雅「喜んでくれて良かった。京の都へ 来られたかった時に描いたのです。 あなたを思い出しながら」 幸子「そうでしたの~嬉しいですわ」 雅「これは私への気持ちです。 受け取ってください」 幸子「ええ~雅さまのお気持ち受け取り ましたわ。ありがとうございます」 陽「姫さま、私にもお見せください」 幸子「いいわよ」 *陽、雅が描いた幸子の絵を見て 陽「まあ~まあ~なんてお上手なこと! 雅さまのお気持ちがよ~く伝わってますわ」 雅「ありがとうございます。陽殿」 *御所内にて、元仁・殿上人、および 陰陽師達とが上皇に話す。 その中に安倍由平もいる 上皇「元仁、何か報告があるのか?」 元仁「上皇さま!実はこの御所内に 怪しい人物が入りこんでおります」 上皇「怪しい人物?とな?」 由平「その怪しい人物と申しますのは 陰陽師を取り仕切っておられます 大納言藤ノ宮元仁さまの娘、幸子殿の 式神をしている雅殿にございます。 雅殿は、上皇さまがまだ、帝であられた頃、 この京の都をあまりにもひどく襲撃し、 荒らしまわった吸鬼蘭王と同じ 青赤く光る 持っていたのでございます」 上皇「何!?吸鬼蘭王と同じ青赤く光る 持っていたとゆうのか!で・・では雅は・・ まさか!」 由平「そう、蘭王の息子にございます!」 *上皇、雅が蘭王の息子であると聞き 上皇「な・・なんたることじゃ! 冷泉帝は雅が尚侍幸子の式神と思い込んで御所への 出入りと出仕を許したとゆうのか! 誰か!冷泉帝を呼べ」 *冷泉帝上皇に呼ばれで来る 冷泉帝「何かごようにございますか?」 上皇「そなた、尚侍幸子の警護を している雅は、式神ではない」 冷泉帝「え?それはどうゆうことで ございます?雅は式神ではないとゆうのは?」 上皇「雅は、吸鬼蘭王の息子だ!」 冷泉帝「吸鬼!?では、父上が帝で あられた頃、斬首した蘭王の息子だと 言うのですか?」 上皇「そうじゃ、あの頃の京の都は それはそれは、すさまじいものでだった 吸鬼蘭王は人々を恐れさせていた」 冷泉帝「雅が吸鬼であれば、また 同じように京の都をあまりにもひどく すさまじい襲撃をするとおしゃるのですか?」 由平「ぎょいにございます帝。 このままにしておけば上皇さまのおしゃる とおり、再び京の都が同じめにあいます」 冷泉帝「私から見ると雅はそのようなことを せぬ者に見えぬぞ」 *ここで上皇冷泉帝に話す 上皇「帝には話しておくことがある。 そなた、尚侍幸子のことを大変 気に入っていたであろ、実は 藤ノ宮元仁と内密に話していたのだか 尚侍幸子をそなたのもとへ入内することを 決めたのじゃ」 冷泉帝「え!?幸子を・・私の元へ 入内させる!?・・・お待ちください 父上!確かに私は幸子を気に入っては おりましたが、入内のことまでは考えて おりません!幸子本人も知らないはず・・」 元仁「帝、そのお話はすでに幸子に 話しました。その前に吸鬼雅をどうにか しなくてはなりません」 冷泉帝「なぜだ?」 元仁「入内の話しを幸子にしましたところ、 幸子はこの入内の話しをする前に 雅に心を奪われたと、申しておりました。」 冷泉帝「ようするに・・・雅に心引かれ、 愛しているとゆうわけだな」 元仁「はい、おそらく幸子は雅の妖艶な色気に 心引かれるようにするための呪文をかけて いるのでございます」 冷泉帝「元仁、そなたが話していること、 考えてみると雅は幸子に呪文などかけてなど いない。幸子は本気で雅のことを 愛している」 上皇「なぜわかる?」 冷泉帝「私にはわかるのです。幸子が雅にせっする様子を 見ておりますゆえ、雅への思いが幸子に あるのだと。元仁、由平、父上、どうぞ あの二人をそのままにしていただきたい。 雅は貴族の者達が困っていた たちの悪い盗賊団を追い払っております!」 *この話しを聞いた上皇・由平・元仁 上皇「それはできぬ話じゃ!」 由平「私も同じ考えにございますぞ!帝 雅はあのように優しい顔をしながらも 裏の顔では幸子殿の血を吸い、そして 殺すつもりでございます」 元仁「上皇さまとのお約束した入内の話しを 終わらすことはできませぬ!ここは私と 安倍由平にお任せくださりませ」 冷泉帝「い・・いったい何をすると ゆうのじゃ?元仁!由平!答えよ!」 由平「いくら冷泉帝さまであろうと私が陰陽師で ある以上お答えできませぬ」 元仁「これは陰陽師の決まり事でございます」 冷泉帝「そなた達、答えないとゆうのなら しょうがない、もし、幸子を悲しませるような ことをすれば、帝である私が許さぬ!」 元仁「覚悟は決めております」 *ここから幸と明石ノ鬼との会話 幸「帝も知らなかったんだあ~ 幸子さんが入内するって話し」 明石ノ鬼「上皇はんから初めて聞かされた ものの、こんなにも幸子はんの ことや、雅さまのことまで気を使わはるとは・・ 優しいなあ~!」 幸「でも、安倍由平と幸子さんのお父さん 元仁さまが雅に何かやろうとしてるけど・・・」 明石ノ鬼「いったい何しはるつもりやろ?」 *ここから書物 陽「元仁さまと安倍由平さまは 雅さまが吸鬼蘭王の息子であると 上皇さま、冷泉帝さまに報告されましたが、 冷泉帝さまは元仁さまと安倍由平が 何をするつもりなのか?何を たくらんでいるのか?を聞くことが できなかったのでございます。 そして、幸子さまがご自分のもとへ 入内されることも初めてお知りになられ ましたが、冷泉帝さまは、幸子さまと 雅さまを一緒にさせたいとゆう お気持ちをお持ちになられていたのです」 陽「しかし・・・その願いは叶うことは 出来なくなるのです」 *続きは妄想16に書きます │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |