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札幌宮丘公園野鳥日記

札幌宮丘公園野鳥日記

2004,8/10~13道東

8月10日

朝、4時前に起き、散歩をし、
日記を急いでアップし、
午前7時半自宅出発して、一路何処にも寄らずに、目的地に
ただひたすら車で走ります。

だって今日私が行く目的地までは、自宅から約400キロはあるのです。
私の運転なら、何時に目的地に到着するか解りません。
大体、無事に着くのやら、それさえも??。

さー、ミステリー?旅行の出発。

道中、曇り空+時折雨がぱらついたりもして、
途中、帯広の銀行(それが渋いでしょ?)に寄ったりしましたが、
で、結局到着は午後6時10分。
寄り道せずにこの時間ですよ。
交通の難所、日勝峠も雨が途中降ったり、トラックが追い越して来たり、怖い怖い。

ささ、これが、野鳥大好き2泊した、お宿の正面。


さてさて、このお宿に、私の今回の旅行目的が…。
ほんと、なんでしょう、野鳥大好きの目的って。


この枯れた木が横たわっている前に、実は生け簀が。
そして、お魚のヤマベ?が中に入っています。

で、私はここの前のロビーで、夜10時~夜中の3時半まで粘りました、。
このロビーには、きちんとソファーも有り、イスも有り、
そして全面ガラス張りで良く外が見えるのです。
が、夜になったら、この通り。


なーんにも見えません。
これでも一応止まり木に、
野鳥大好きが目的にしていた何かが止まってるんですけど。

で、実は以下の野鳥の画像は、
2年前、野鳥大好きが、このお宿に泊まった時、
ビデオ撮影した画像をコマ落としに。
(今回も写真して参りましたが、
夜景モードで撮影しても、この上の様な暗い暗い有様では、
皆様に見せられる画像ではないので申し訳ない。)

で、で、待つこと、4時間=2時05分。
とうとう目的の物が現れました。
さて、これは何の後ろ姿でしょう?



そうです、あの天然記念物のシマフクロウです。
(撮影画像の2年前の親、多分これは雄?親。)
シマフクロウは、このお宿の近くで繁殖し、
2年前野鳥大好きが見た時には2羽の雛も
お宿の屋根に止まっていました(暗くてそれこそ、全然見えずで声だけでしたけれど)。
また、今年もどうも雛が1羽もう巣立って声が聞こえる時もあるそうです。

で、今回もシマフクロウは
2時05分~15分位まで、生け簀近くに寄ったり、
近くの木に飛び移ったりしていましたが、
実は、このお宿には、ワン子ちゃん(大きいハスキー)が、宿の中に居るのです。
(ですから、ワン子ちゃん御泊まりも可能=うちも大丈夫でーす。)
そのワン子が生け簀から見える窓に近寄った途端、
シマフクロウは、大きく大きく体を膨らませ、威嚇し、
その後、飛んで行ってしまいました。
その間、10分程。


このお宿は、シマフクロウが来るお宿としてとても有名で、
野鳥の会の会員ならば、5%引きという特典もあります。
川真横に露天風呂(ここは混浴)もあり(他にも混浴ではない露天風呂はありますが)
お食事も美味しく、お部屋も綺麗で、素敵なところです。

ですからそこのお宿の名前を
野鳥大好きが皆様にあかしても問題ないと思うのですが、
このお宿は保護団体からクレームが来たこともあるらしく、
一応私も今回はこのお宿の名前公開、控えさせて頂きたく思います。

そして、最近この宿のシマフクロウ情報を入れますと、
実は、野鳥大好き宿泊お宿のお隣にも
別な方が経営するお宿があるのですが、
生け簀がそこにも先年出来、
そちらや、このお宿の両方に
シマフクロウは、来るということです。

で、私が2年前行った時には、
私宿泊お宿は、生け簀を照らす照明も明るくし、
この様なビデオまで撮れる様になっていましたけれど、
隣のお宿が生け簀を作り、それを暗くしていたところ、
そちらに<のみ>、シマフクロウが現れる様になった
とのことで、
今現在は撮影に適した様な生け簀状態にはなっていません。


また、このお宿には、宿泊者が控えたシマフクロウ出現時間が書いて有る
カレンダーがあるのですが、
この10日間程、どうもシマフクロウの出現、とても少ないです。

ちなみに、私は11日も夜11時~朝の4時まで粘りましたが、
前日のワン子に威嚇が効いたのでしょう、シマフクロウは現れませんでした。


シマフクロウは、島=北海道で生息する大型のフクロウです。
主にお魚を主食としていますが、彼等の様な大きい体を維持する様な大きい魚、
豊富な魚が取れるところが減ったため、絶滅が心配されています。
(ですから、北海道にも130羽程生息と言ったでしょうか。)

なので、野生のシマフクロウを、ここ以外で見るとなると
至難の業。
で、私も仕方なく?ここに見に来ました。

私は他のシマフクロウ生息地にも行った事がありますが、
そのシマフクロウはやはり人工的に作られた生け簀から
コイの様な小さいお魚を食べていました。

ですから、ここのシマフクロウも調査対象で、
足に環境庁のカラーリングがついています。

<シマフクロウ>
 フクロウ目フクロウ科 Blakiston'sFishOwl 【Ketupablakistoni】
 翼長 48.2センチ~52.7センチ
全長 66センチ~68.5センチ
体重 雄=3キロ~約3.5キロ     雌=3.3キロ~4.6キロ

 この宿で他確認出来た野鳥
 カワガラス、ヤマセミ、キセキレイ、ハクセキレイ、アオジ、ホオジロ、アマツバメ 
 ノビタキ、ハシボソガラス、キジバトなど

シマフクロウの大きさは、まるで
幼稚園の年少さんの子が体育座りをした時の背中並みに
野鳥大好きの目には見えましたよ。

いやはや、飛翔した時も凄かったけれど、
声も凄いし(あ、近くに来たら鳴いていたよ、と露天風呂から上がった方が)
さすが、カムイミンタラ。
ーーーー
詳しく、シマフクロウのことを調べられたい方は、
北海道新聞社から出ている「シマフクロウ」山本純郎 著 3000円+税を是非。
大変写真も多数で綺麗ですし、生態が全て載っています。


で、次の日は雨が降る中でしたが、さて野鳥大好き、今度は何処へ

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旅行2日目、8月11日。
シマフクロウを見るために、がんばって昨晩4時近くまで起きていたので、
今朝は8時まで爆睡。
朝食バイキングをしっかり食べて
(このお宿は朝からおいしいお食事でしたよ)
今日の英気を養い、さーてと、出かけますか。

でも、雨なんだな、これが。
野鳥大好き、日頃の行いが良いからさ(;_:)
シマフクロウ=フクロウなんだから、福呼ばないわけ?
と、ぶちぶち言いながら、野鳥の宝庫と言われる春国岱へGo!!

さて、この春国岱(しゅんくにたい)は、
オオハクチョウやシギ、チドリなど水鳥の渡りの中継地点で
200種以上の野鳥の生息が確認されているところで、
森林、海岸草原、シグ店、塩沼ちなど、
多様な自然生体系が発達しているところですの。

どうにかこの素敵な地、
到着時には小雨だっんで、
蚊よけスプレー+ハッカ油(大変蚊などの虫には有効です)を塗り、
歩き出しました。

歩き出すなり、画面左手奥にどうにか白く見えるかしら?
タンチョウヅルのペアが居ました。
アオアシシギ2羽が上空を舞い、
オオジュリン、ヒバリ、カワラヒワ、
そしてアオサギは全部で50羽以上も居たかなーあ。
上空をオジロワシも飛んでいましたね。

さて、これは何でしょう?

道東は天気の悪い日が多いのでしょうか、
湿原だからでしょうか?、
木からみなこのハナゴケみたいなのがぶら下がっていまいした。
森の中もこんなで。

どうして木の下だけ、盛り上がっているのでしょう?
もっとほんとは神秘的な、今にもコロボックルが飛び出してきそうな
雰囲気なんですけれど、小雨の中なんで、こんな写真しか…。

森の中ではカラ類はじめ、ミソサザイが高らかにさえずり
アオジの幼鳥や、ヒガラの幼鳥とか、かわいかったあー。

定点観察ばかりで、滅多に出かけない野鳥大好き、
春国岱に来るのは、実は2回目。
前回は台風後に来たので、コアホウドリが落ちてたり
見たくて見たくてだったハイイロヒレアシシギの群れが間近で見れたり、
とても面白かったんですが、
遊歩道の木道が途中無くなっていたり、そしてなにより雨で
早々にここを引き上げ、落石岬に向かいました。
チシマウガラスとか見れないかなーと。


平らな土地がとても面白い↓

海を眺めたら、ケイマフリやウミスズメ、ヒメウなどがぼこぼこ浮いていました。
観察ポイントが解らなかったんで、すごくすごく遠くから見たのですが、
いつも彼らは札幌周辺では
野鳥大好き、唇を寒さで切りながら、鼻水じょろじょろ、目からも
涙いっぱい出しながら、風の強い岬から一人、海に落ちそうになりながら見てるで、
暖かい中彼らを見るのが、とっても幸せ、そしてこんな楽でいいわけ?と
思ってしまいましたね。


で、落石岬、すっごく良かったです。

岬なのに、岬に出るまで湿原があって、
東アジア北部からシベリア地方に分布するサカイツツジが
日本で唯一自生するところで、国の天然記念物なんですって。

この湿原を横日って海岸上の草原まで通じるも木道が設置されているので
ここを歩いたんですが、
キツネが2匹、ミソサザイ(親子なのでしょう、合計6羽一度に)を
追いかけていたり、アカゲラの姿が見えたり。
そしてないよりお花達。

エゾフウロ↓

ツリガネニンジン?かなあ??

ネジバナ↓

ハナイカリ↓

サワギキョウ?↓



そんなことをしていたら、もう4時過ぎになっていました。
宿近くで見た彼ら↓、印象的でした。


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さて、3日目=8月13日。
昨晩も同じく4時頃まで起きて、シマフクロウを待ったので
眠たいのですが、今日はまた10時間かけて帰宅せねばなりません。
遅くまで寝ていたら、明るいうちに、安全に札幌まで帰れませんからね。
2泊3日の最終日はあまり寄り道をせず、
宿近くの開陽台に寄り、
釧路湿原だけちらっと見て帰宅することにしました。

開陽台

この画像にぼんやり写っているのは、国後島ですの。
ここでは地球が丸く見えるとか、展望がすごく良いのですが、
見渡す限りの牧草地=自然破壊ともいえ、複雑。

この後、国道391号のサルボ展望台(カオジロトンボの生息地)と
コッタロ湿原展望台にチラッと寄りました。

これはコッタロ湿原展望台から見た
釧路川と釧路湿原一部。

前回来た時はここをタンチョウ親子が歩いていたんですけれど、
今回は見えませんでしたね。

もっといっぱいお花とかあったんだけれど、時間が無くて。

変わったスノーボードお尻プロテクターみたいな種。

カラスアゲハや、ギンヤンマもいっぱい飛んでいたんだけれど、
やっとモンキチョウ。



さて帰宅。
途中の雄阿寒岳 



大嫌いな日勝峠ではまた雨。


で、無事帰宅しました。
って皆様には面白くもない、旅行に御付き合い頂き、どうもでした。


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