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NHKの中学校教育報道・・・2重の犯罪性と善良な習慣への挑戦 瓦礫の搬出が大きな政治・社会問題になっているとき、NHKと環境省が組んで、東京の中学校で瓦礫の搬出を巡る討論をさせ、その様子を放映した。全体としては中学生も「恩」、「可哀想」などを根拠に瓦礫の搬出を支持しているような編集だった。 この番組は、2つの点で明白な犯罪であり、また日本のこれまでの善良は習慣への挑戦である。これほど明確ならさすがの検察が動くだろう。 第一は放送法第3条の2の違反。 放送法第3条の2は放送が社会に与える影響を考え、中立的放送をするように決めている。その骨子は、異論のある場合は2つの考えを同時に報道すること、公序良俗に反する放送をしないこと、である。瓦礫のように明らかに国論が2分されている時、瓦礫搬出推進の環境省だけの場面を報道してはいけないということである。また、瓦礫の搬出は法律違反(低レベル廃棄物関係、およびクリアランスレベル関係)であるから、それを破っても良いかどうかという教育を放送するのは公序良俗に反する。 第二は放射線同位元素などの法律の違反と法律違反教唆である。瓦礫のほぼ90%は低レベル廃棄物に相当し、普通なら原発の敷地などから持ち出せないものである。たとえ事故が起こっても本来は持ち出せないものだから、移動や焼却などという処理は出来ない。また、基準値は法令(国会など)で決まっているので、政府(行政)が勝手に8000ベクレルなどという基準を作ることは出来ない。 放射性物質を含む物体は、そのもの自体が法律に該当しなくても、移動、処理、焼却などの過程で法律に触れる濃度になってはいけない。だから、普通の施設(放射性物質を取り扱えない施設)での焼却では灰も1キロ100ベクレルを超えることは出来ない。その意味で2重に法律違反である。 第三に教育の自由を定める憲法違反もしくは子どもと教育を尊重する日本の善良は習慣に対する驚くべき挑戦でもある。国民全部から受信料をとっている放送局が、国内で激しく賛否が分かれているものを片方(環境省)だけを学校に呼んだ中学校の放送をするのは、何ということだろう。 子どもを出汁にして、社会を洗脳しようとするハッキリとした意図が見られる。 NHKの経営委員長が東電の取締役になった。「経営委員会は番組に影響を与えない」などと「社会は全員、善人だ」ということを前提としたような形式的な話で、「李下に冠を正さず」を思い出す。 (平成24年5月15日) 「nhktdyno.93-(5:32).mp3」をダウンロード 武田邦彦
天気が良くなったので敷地の現地調査に行って来ました。大変分かり難い所にありました。 地図をコピーして持って行ったのですが、何故だか目的の土地には辿り着きません。これだと思った道は行き止まりだったり、奥の家の専用道で有ったりと、この近くであることは間違いないのですが、そこへ行く道がありません。建物を建てるには道路が重要なのです。 仕方なく空き地に車を止めて付近を歩いてみました。キョロキョロしながら歩いていますと、向こうより幼稚園のお迎えでしょうか。幼児の手をつないだ親子が歩いて来ました。地図を見せて、ここえ行きたいのですがと尋ねると、お母さんが、そこそこと家の後ろを指さして教えてくれました。この道を行くのですか、と尋ねると私たちも帰るので一緒に行きましょうと、親切に同行して頂きました。目的の土地には小さな家が建っていました。家があるとは聞いていませんでしたので、分からないはずです。戸惑っていると、お母さんが「、この家を解体して新しい家を建てると聞いています。」と話してくれました。それではこの土地で間違いありませんでしょうと、お礼を言って、去って行く親子を見送りました。女の子が振り向き、振り向き手を振ってくれました。 ![]() 途中の迷い込んだ家の前にいた猫です。何者? 警戒心ある顔つきが凛々しいですね。
連休明けに小さい介護施設の消防法と福祉の町づくりの完了検査を受けました。既存住宅の用途変更です。100m2以下なので建築確認は必要ありませんが、避難誘導灯と消火器の設置、無窓階、避難経路の確認と一通りの検査がありました。建築基準法では、非常用照明を設置して頂きました。傾斜路の確認・手すりの高さや、各出入り口の寸法(800以下)の確認等、住宅の完了検査より丁重に検査をされているなと感じました。心配そうな様子で立ち会われていらした御施主さんも、一列に整列された消防署の方の検査結果を聞かれ笑顔が見えました。6月の開業に向けて、その一歩が踏み出せたとの感じでした。頑張って頂きたいと思います。 ![]()
被爆と健康:決定版!!・・・広島・長崎の被爆論文がでました 日本人が「大規模」に被爆し、その健康に関するデータが「長期間」にわたって得られるのは、不幸なことですが広島・長崎のものです。そして、その総合論文が今年(2012年)、放射線影響研究所からでました。被爆と健康に関する研究ではもっとも権威のある機関でもあります。 福島原発で多くの人が被爆している最中ですから、本来ならこの論文は毎日のようにテレビ、新聞で報道され、解説されているはずですが、論文内容が「政府に都合が悪い」ということで、ほとんど報道されていません。 なぜ、この論文が政府に都合が悪いかというと、 1) 「これ以下なら安全」という「閾値(しきいち)」がないことを明確に示していること、 2) 低線量被爆でも「被曝量と病気の発生」には比例関係が認められること(直線近似が成立すること) 3) 福島の小学生が被爆した、20ミリシーベルトで子供がガンになる可能性は100人に2人程度と高率になること、 が明らかになったからです。現時点で専門家でこの論文の結論と異なることをいうことはできないでしょう。科学者や医師は事実に忠実ですから。 もともと、日本の法律で「被曝限度は1年1ミリ」と決まっていたり、チェルノブイリの時に1年5ミリ以上の地域が強制退去地域になっているのは、断片的ですが、この論文と同じ知見がかなり多かったことによります。もちろん「1年100ミリ以下はデータがない」などは完全なウソです。子供の健康のことですから、これまで間違っていた専門家はすぐにでもこの論文を読んで、訂正と謝罪をしてください。 ・・・・・・・・・ 論文内容は少し専門的になりますが、ご紹介します。 学術雑誌名:Radiation Research(英文) 論文題目:「原爆被爆者の死亡率に関する研究、第14 報、1950-2003、がんおよび非がん疾患の概要」 概要: 1950 年から2003 年まで約10万人の健康状態を調査し、死因についての被爆の影響を明らかにした。がんによる死亡(総固形がん)の過剰相対リスクは被曝放射線量に対して「全線量域で直線の線量反応関係」を示し、「閾値は認められず」、リスクが有意となる最低線量域は0-200ミリシーベルトであった。 具体的には、30 歳で1シーベルト被曝して70 歳になった時のがんの死亡は、被曝していない場合に比べて42%増加し、また、被爆の時の年齢が10 歳若くなると29%増加した。従って、20歳で被爆すると83%の増加になり、ほぼ2倍になる。がん以外の疾患では、循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患でのリスクが増加した。 解説: 個人が被爆した量と死因別の放射線リスクを総合的に解析した初めての報告である。対象は、被爆者で個人線量が推定される86,611 人、調査期間中に50,620 人(58%)が死亡し、そのうち総固形がん死亡は10,929 人であった。低線量率で若干の緩和がみられるが、直線関係を否定するものではない。 この論文で言う「過剰相対リスク」とは、相対リスク(被曝していない場合に比べて、被曝している場合のリスクが何倍になっているかを表す)から1 を差し引いた数値で、被曝による相対的なリスクの増加分を表している。 (注)放射線影響研究所は、広島・長崎の原爆被爆者を 60 年以上にわたり調査してきた。その研究成果は、国連原子放射線影響科学委員会(UNSCEAR)の放射線リスク評価や国際放射線防護委員会(ICRP)の放射線防護基準に関する勧告の主要な科学的根拠とされている。 Radiation Research 誌は、米国放射線影響学会の公式月刊学術誌であり、物理学、化学、生物学、および医学の領域における放射線影響および関連する課題の原著および総説を掲載している。 ・・・・・・・・・ 政府機関、自治体、御用学者、ご用専門家、テレビ、新聞はあまりあてになりませんが、国民の健康を守り、子供を守るという見地から、大学、医師会などに所属する良心的な方は、積極的にこの論文の結果(おそらくもっとも総合的で、現時点で正確なデータと考えられます)を尊重し、政府に対して被曝の防止(福島の除染、拡散防止、汚染食材や瓦礫の搬出防止など)をするように力を発揮してください。 またテレビ、新聞もうっかり政府の誘導に乗った1年でしたが、本来の報道の目的である、「やや政府に批判的で、事実を伝え、視聴者や読者を危険から守る」ということに戻り、この論文を多くの人が知るようにしてください。 その時、論文を書いた研究者ではなく(研究者は社会に対して倫理的責任を負わない)、科学者、啓蒙家が解説をするのが適切です。 (平成24年4月28日) (注)本記事の内容の一部は読者からの情報によっています。 「tdyno.68-(8:23).mp3」をダウンロード 武田邦彦 ? なぜ、増税がいけないか? なぜ、国債が日本をダメにするか? | | 2015年3月31日の解説・・・なにが「科学的」な解釈か? ? [トップページへ戻る]> [■■■■ 速報やお答え] (C) 2007 武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ
世間では大連休である。やれ国内旅行だの、海外旅行だのと賑やかなことであるが、我が家では、誰もいなくなってひっそりとしている。妻は、朝早くに野鳥の会とかで、早々に出かけて行った。「野鳥だって休みだろうに・・・」と言うと、「休みだから沢山見られるの・・」とにべもない言葉が返ってきた。 10時過ぎには、倅が出かけると言う。競馬に行くので何か「馬券」を買ってこようかと尋ねるので、「春の天皇賞」かぁーと、異端児・オルフェーブルの単勝全てにと、○○○○円を預けた。隣の庭に鯉のぼりが上がった。少し風があるので好く泳いでいる。 お昼には何を食べようかと考えていたら、宅急便が来た。働いている人がいるのに気が付いて、何時もより丁寧にお礼を言う自分に失笑する。 ![]()
集団自殺を回避する方法(1)・・・誰が節電すると効果的か? 仙谷議員によると、日本が原発を止めるのは「集団自殺のようなもの」らしい。集団自殺というとかなりの人が死ぬことを意味しているが、集団自殺を回避する方法はあるのだろうか? 原発を止めると関西電力管内では夏場に10%程度の電力不足が予想されている。関西電力はこれまで原子力が40%と言っていたので、この数字の意味を少し吟味する必要があるが、ここでは「2012年の夏に関西の方で10%の電力が不足し、集団自殺に相当するような被害が出る」と仮定して、どのような対策を取れば良いかについて前向きの検討した。 まず、このグラフを見ると、夏場の電気消費量が上がり始めたのは1985年ぐらいだが、そのときの電力消費量は現在の半分ぐらいだから、1985年の生活に戻ればまったく問題が無い。それがまず電力消費を考えるときの基本だ。 10%不足という今から10年ほど前の状態だから、自分の歳が今から10年若かったとき、どんな生活をしていたかを思い出せば、その辛さもおおよそ理解できる。私の場合はすでに東京から現在、すんでいる名古屋に移っていた。たしかに今と比較するとクーラーのないところもあったし、37℃、38℃という日が続いていたが、「集団自殺しよう」と思うぐらい辛いことは無かった。 でも、仙谷議員は「個人のことを言っているのじゃない。物作りの工場が困るんだっ!」と恫喝するだろう。それではデータを見てみたい。 このグラフは夏場の電気をどのような産業が使っているかを示したものだが、なんと言ってもオフィスがダントツで、次が小売業というところだ。つまり、巨大なビルを作り、そこに本社があって社長がいることもあり、ガンガン冷やしているというのが現状である。 それでも政府やマスコミは「家庭で節電」と呼びかけるだろう。なにかやるときには「弱いものを標的に」というのがここ20年の日本の政治家、NHKのやり方だった。日本人は誠実で日本を愛しているので、協力を惜しまない。でも、それは隠された意図がある。 この場合でも家庭の節電はほとんど意味が無いことがわかるし、ものづくりの産業もあまり問題ではない。巨大なオフィスが問題なのだ。だから、オフィスのスペースを今からまとめておいて、夏場はフロアーを1階か2階を閉じれば、それだけでも大丈夫と考えられる。 もともと、日本の電力のひずみは「アメリカに比べ電気消費量が2分の1、電気代が2倍」という電力会社の放漫経営と国民犠牲にある。まずは電力消費をアメリカ並み(2倍)にして電気代を2分の1にするように政府は電力に要請するのが筋である。 ただ、電力に要請すると政治資金は来なくなるし、自分の子供を電力会社に就職させることもできなくなり、天下りしようとしている役人からもにらまれる。だから、政府もNHKも電力に言わずに国民に節電を呼びかけてきたのだ。 節約、もったいない、節電・・・個人の人生や家庭生活には大切なことだが、それを良いことに「国民は言うことを聞く」という作戦に乗るのは次世代の子供たちにツケを回すことになる。 そういえば家電リサイクルを始めようと言うときに、ある通産省の幹部が「日本人は素直だし、官が強く、業界がまとまっているから、家電リサイクルは世界で日本しかできない」と言ったことが思い出される。 今でも、家電リサイクルで回収し、国民からリサイクル代金をとってリサイクルしないで、資源もほとんど回収していない。それでもうけている割合が50%を超える。それでも国民は「良いことをしている」と思ってお金を出す。 こんなことを続けていたら日本は本当に二等国になり、子供たちは苦しむだろう。ダーウィンが言ったように「事実を見るには勇気がいる」という言葉を今こそ、大人は思い出す時期だ。 (平成24年4月19日) 武田邦彦 (グラフの貼り付けには失敗したので、確認したい人は武田先生のブログにてお願いします。)
昨日は天気も良く大変暖かい一日でした。夕方の散歩では少し遠くまで歩いてみました。 日頃行かない所に行くと、色々と新しい発見があります。桜はすっかり葉桜になっていました。代わりに通りがかりのお宅では、芝桜が鮮やかなピンクの絨毯のようでした。 ![]() 少し登っていくと通称桃山の六角堂に着きました。平成9年に国指定有形文化財に登録された 大正13年建築の桃山配水計量室です。道路の真中に建っており、左が車、右が人道になっています。直径5.7mの八角形の構造ですが、六角堂と呼ばれて市民に親しまれていますと書いてありました。 ![]() さらに登り、登り着ると今度は緩い下りを歩いて行きました。少し高い所にある家の竹垣の下から、みなれぬ赤い葉の植物が覗いていました。花ではない何とも言えない憂いがあります。何と云う名の植物でしょう? ![]() 気が付くと、随分遠くまで来ていました。前方を見ると夕暮れの宇部の町が目にはいってきました。時計を見ると7時です。携帯の歩行計は7315を数えていました。帰りが遅いので家の者が心配している鴨!と思いながら・・・・・帰りを急ぎました。 ![]() |一覧| |