437873 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

呉市の接骨院と言えば・・・宮迫接骨院!

呉市の接骨院と言えば・・・宮迫接骨院!

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2014.03.08
XML

本日・・・大変長文につき・・・

時間のない方は退散!!!してくださいませ・・・(笑)

根性のある方だけ、どうぞっ~♪(笑)



ピンポォ~ン!

午後の休憩時間に鳴った呼び鈴・・・


いつもなら、外出している時間だったのですが、当日は在宅しており・・・

呼び鈴に応答。

「娘が肩が抜けて泣いているんです!」と切迫した声が・・・

うたた寝気味で朦朧としていた宮迫は「シャキッ!」と変身をし、状況を聞く・・・


どうやら自宅で肩が抜け、動かすのが痛く、どうしていいかわからない状況のよう・・・

とりあえず、自宅に向かいます!と、呼び鈴を置き、洗面台に・・・

うたた寝眼を洗い流し、いざ!


自宅に伺うと、畳に座りこみ、涙をながす30代女性。

以前にも肩の脱臼の既往はあるのだが、今回は痛みが尋常でない!!!と・・・


聞けば、反対側の反復性脱臼の既往があったのですが、今回は逆の肩!!!ということ・・・


泣いている女性に、落ち着かせるため、問診開始!


脱臼の場合、発生機転が重要になります。

どうして抜けたのか?

まずは触診をするのではなく、問診。

いろいろと聞き出し、あたりをつける。

問診から導きだされた答えは「右肩関節前方脱臼」

肩関節脱臼の大半は「前方脱臼」です。


ここで肩関節脱臼を詳しく語ると・・・まだまだ文章が長い!!!とお叱りをうけるので割愛します!!!(笑)


あたりをつけた後は、上肢に神経損傷がないかのチェックを行い・・・

そして、本来は直接患部を診る「視診」が大事になってくるのですが、どうにも痛い!

服を脱ぐどころか、座位からの体位変換も困難。


服の上からの触診で、間違いなく「右肩関節前方脱臼」と確信。


さて、では、とりあえず整復!!!


んじゃ、横になりましょう!と言うと・・・

「痛くて横になれません!動けません!!!」と・・・嗚咽・・・


肩関節脱臼について「基礎・基本」というのは承知をしているつもりです。

ただ、臨床というのは、得てして「教科書通り」にいかないことが常!!!


横にならない整復を経験をしたことがない宮迫・・・思案・・・

肩関節の解剖を頭に描き、座位での整復法を模索。


経験したことがない方法というのは、不安です。

ただ、不安というのは「乗り移る」ものです。


術者が不安を呈すると患者さんが不安になる。

患者さんが不安になると、筋肉の過緊張が起こり、整復するのにはやっかい状況になります。


不安な気持ちを持ちつつも、自信満々の笑顔で応対!!!


患者さんの体格、筋力を考慮し、なおかつ痛みで涙が止まらない患者さんに対し痛みを最大限抑える、また補助者がいない状態、術者一人で行う最善の整復法をない脳みそで考える。


そして、患者さん座位にて、腋窩に術者の左手親指を置き、右手で患者さんの前腕を近位を掴み、ゆっくりと牽引・・・

ゆっくりかつ、力強く!


座位のため、力がなかなか患者さんの上腕に伝わらず、右手の位置を変えつつ、ゆっくり、患者さんの呼吸にあわせ、力強く牽引・・・

もちろん患者さんの顔の表情をみながら・・・


上腕に術者の力が伝わり始めて・・・わずか2分程度でしょうか・・・


整復音確認。


無事に整復完了。


脱臼の場合、猛烈にあった痛みは、整復と同時に「半減」します。

半減したあとは再度、上肢の神経損傷の有無の確認。

神経損傷なし、そして整復前にできなかった肩関節の直接視診、そして触診を敢行。


問題なし。整復完了。


肩関節脱臼は骨折を伴う場合もあります。

また、整復完了後の「固定」がとても重要です。

固定をおろそかにすると、「習慣性脱臼」に移行しやすいのです。


近年は肩関節脱臼の場合「外旋位固定」が有効とされています。

ただ、外旋位固定には生活に支障をきたすことが多くあります。

最高の固定肢位といわれておりますが、患者さんの生活環境も考慮した場合、最善を選択することがあります。


年齢、性別、運動環境、生活環境、様々なことを考慮し、固定法を選択します。


今回は、患者さんが授乳中ということもあり、今後の運動環境も考慮し、最高でなく、最善を選択いたしました。

かた脱臼.JPG
最善を選択した場合は、最高に近い「注意事項」を与えます。


最高の方法ではないのですから、ある程度の患者さんの「努力」も必要となります。


ケースバイケース。

臨床には様々な難関が待ち受けていますが、施術者と患者さんがしっかりと協力し、最善、最高を目指します。


これから3~4週間の固定を経て、リハビリをし生活復帰、社会復帰を目指します!!!


接骨院・整骨院(柔道整復師)は脱臼の施術には応急処置以外は医師の同意が必要ですが、同意が得られれば治療が可能です。


医師との協力は必要ですが、接骨院・整骨院とはそういうところでもあります。


近年は骨折、脱臼に関しては病院に直行されることが多く、なかなか接骨院・整骨院で取り扱うことは減少をしていますが、昔は「ほねつぎ」として確立していました。


先達が築いた歴史を踏みにじることなく、柔道整復師としても地域医療に貢献できれば、うれしいことです。


それにしても・・・肩関節脱臼はとっても痛いです!!!

まずは脱臼をしないように!!!気をつけて!!!


駄文を最後まで読んでいただき恐縮です!!!ありがとうございます!!!

それでは今日も脱臼に気をつけて、笑顔全開でがんばっていきましょう!!!



以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」&「接骨院共同運営サイト」もよろしくお願いいたします。
 
http://www.miyasako.net/
 
http://www.smile-kure.com/






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.03.08 06:54:33
コメント(0) | コメントを書く
[ケガ&健康マメ知識!] カテゴリの最新記事


PR

Category

Recent Posts

Profile

宮迫接骨院

宮迫接骨院


© Rakuten Group, Inc.