カテゴリ:ケガ&健康マメ知識!
本日・・・大変長文につき・・・ 時間のない方は退散!!!してくださいませ・・・(笑) 根性のある方だけ、どうぞっ~♪(笑)
ピンポォ~ン! 午後の休憩時間に鳴った呼び鈴・・・
呼び鈴に応答。 「娘が肩が抜けて泣いているんです!」と切迫した声が・・・ うたた寝気味で朦朧としていた宮迫は「シャキッ!」と変身をし、状況を聞く・・・
とりあえず、自宅に向かいます!と、呼び鈴を置き、洗面台に・・・ うたた寝眼を洗い流し、いざ!
自宅に伺うと、畳に座りこみ、涙をながす30代女性。 以前にも肩の脱臼の既往はあるのだが、今回は痛みが尋常でない!!!と・・・
どうして抜けたのか? まずは触診をするのではなく、問診。 いろいろと聞き出し、あたりをつける。 問診から導きだされた答えは「右肩関節前方脱臼」 肩関節脱臼の大半は「前方脱臼」です。
そして、本来は直接患部を診る「視診」が大事になってくるのですが、どうにも痛い! 服を脱ぐどころか、座位からの体位変換も困難。
「痛くて横になれません!動けません!!!」と・・・嗚咽・・・
ただ、臨床というのは、得てして「教科書通り」にいかないことが常!!!
肩関節の解剖を頭に描き、座位での整復法を模索。
ただ、不安というのは「乗り移る」ものです。
術者が不安を呈すると患者さんが不安になる。 患者さんが不安になると、筋肉の過緊張が起こり、整復するのにはやっかい状況になります。
ゆっくりかつ、力強く!
もちろん患者さんの顔の表情をみながら・・・
半減したあとは再度、上肢の神経損傷の有無の確認。 神経損傷なし、そして整復前にできなかった肩関節の直接視診、そして触診を敢行。
また、整復完了後の「固定」がとても重要です。 固定をおろそかにすると、「習慣性脱臼」に移行しやすいのです。
近年は肩関節脱臼の場合「外旋位固定」が有効とされています。 ただ、外旋位固定には生活に支障をきたすことが多くあります。 最高の固定肢位といわれておりますが、患者さんの生活環境も考慮した場合、最善を選択することがあります。
臨床には様々な難関が待ち受けていますが、施術者と患者さんがしっかりと協力し、最善、最高を目指します。
それにしても・・・肩関節脱臼はとっても痛いです!!! まずは脱臼をしないように!!!気をつけて!!!
それでは今日も脱臼に気をつけて、笑顔全開でがんばっていきましょう!!!
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Last updated
2014.03.08 06:54:33
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