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なにか悩みが出てきた時、かつてのわたしは
「わたしが悪いんだ(わたし自身に欠陥や問題がある、人としてわたしがだめなんだ)」と 思ってきた。 それはすごくつらい時間で、まるでどんなにがんばっても わたしは変わることはできないし、もう全てがだめなんだと なにかに自分を拒絶されていると感じるくらい、ショックなことだった。 でもそうやって強烈にショックを受けながらも、 「このままだめなまま、つらいままでいたくない」という気持ちが 必ず湧き起こって、悲しみの沼にずぶずぶと引きずり込まれる前に、 どんなにぼろぼろでも前に進む道を選んできた。 苦しい時は、ほんとうに苦しくて これがずっと続くんだと信じ込んでいた。 だから、苦しいことは何度も何度もやってきて、 そのたびにショックを受けて、ふんばって、前に進むのを繰り返した。 今も、苦しい時は苦しい。 けれど「自分に欠陥がある」と考えることはなくなった。 ただ「なにか自分の中に気づかなきゃいけないことがあるんだ」と 客観的に思えるようになった。 自分を一番こっぴどく傷つけられるのは自分だから、なるべく避けたい。 (だって、どこが急所で何をしたら一番いやなのかわかってるのは 自分だもの) それより、同じ傷をこの先追わないようにするには・・・と考えて 取り組む方が建設的だ。 きっと「こころ」になにか、「自分をだめ」と思い込むものが あるんだろうと思った。 そして、「こころのウイルス」という本に行きついた。 「ウイルス」といったって病気の話ではない。 要は「思い癖」というか、自分がどう物事を判断し感じるか、 それがいつのまにか自分の中にまるで「ウイルス」のように ずっと居座っているからつらくなるので、それを取り除こうという話。 「自分の感情的反応を引き起こす引き金」、これがウイルスというわけだ。 (p. 90) 今まで生きてきた中で、特に子ども時代に親や周りの人に何度も何度もされた ことは「わたしがこうすると、こういう反応をされるんだ」という引き金に なっていることはある。 あまりに何度もだから、大人になって「そんなことはない」と誰かに否定して もらっても、とてもとてもその言葉を信用できないくらいの強力な引き金だ。 でも、そうやって引き金(ウイルス)を握りしめているかぎり、 人は変わることはない。 思い込んで苦しみ続けるか、引き金(ウイルス)が存在していたことを 認めることは苦しいが、それを認めて手放して、これからは心おだやかに 生きていくか。 どちらを選ぶも、自分自身だ。 生きている間、そうやって自分のクセや引き金に気づいていく。 それを「しかたない」と諦めてしまえば、苦痛とともに生きつづけるしかない。 でも、わたしはそれはもういやだから、 過去の自分の記憶に振り回されたくないから、 自分で引き金の存在に気づいたら、手放していこうと思う。 ------------------------------------------------------ タイトル:こころのウイルス 著者:ドナルド・ロフランド(著)、上浦倫人(翻訳) 出版社、出版年:英治出版、2001.12 本の大きさ:19cm 本の厚さ:3.8cm(511ページ) ISBN:4901234161 価格:1995円(税込) 入手先:Amazonマーケットプレイス 読みやすさ:★★★☆☆(3.0) …実際のクライアントの例が載っているので、読んでいてイメージしやすい。 スピリチュアル(ためになる)度:★★★★☆(4.0) …どんなあなたも、ほんとうは良く変わりたいと思って存在していると思う。 自分にとって「いやだな」と思う自分が出てきたら、それはいやな部分を 手放す時だ。この本はそのことに気づかせてくれると思う。 ![]() [本]カテゴリの最新記事
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