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本むら庵は荻窪を代表する名店だ。専用の駐車場もあり、高級車がずらりと並んでいる。大晦日には駐車待ちの車で道が渋滞するほど。
だが、この名店、最近どうも疑問だ。 ![]() 人気メニューの鴨せいろ(1365円)。以前は厚みのある鴨肉が入っていて、黒胡椒でいただくねっちりとした味は他ではなかなかお目にかかれないものだった。 だが、いつの間にやら、鴨肉がウスウスになってしまった。脂身だけが目立ち、牛肉のバラみたいで食欲が減退する。 蕎麦の量も少なすぎやしないか。以前からお上品な量ではあったが、下のスダレが思いっきり見える。あまりに蕎麦が少ないので、スダレの水が蕎麦に戻ってしまい、最後はベチャベチャになった蕎麦を食べるハメになる。 厨房をのぞくと、若い職人さんが、せいろに蕎麦をのせたあと、一生懸命形を整えていた。少量の蕎麦をバランスよくのせるためだ。だが、茹でた蕎麦をあまり指でいじくるのはいかがなものか。そういえば、厨房には若い職人さんばかりだ。10人弱が働いている。素早く蕎麦が出てくるのはいいが、なんだかこれじゃ、蕎麦職人養成所に来たみたいな気分になる。 いや、蕎麦の味自体はいいと思う。店に入ると、職人が蕎麦を打っている姿が見えるようになっている。ちゃんとしたプロセスで作っている証拠だ。 ![]() こちらは大車海老蕎麦。う〜ん… 値段に対しての満足度といわれたら、どうだろうか。やはり蕎麦の量が少ないので、蕎麦だけ追加で注文してる男性も多い。 ![]() 「季節の一品料理」というサイドオーダーは充実していて、これは以前とかわらず美味しい。水茄子(左)は味がよくしみこんでいる。胡麻豆腐(右)も薫り高く、独特の舌触りがいい。 変ったところだと、荻窪の誇るスイーツの名店「アベ」の抹茶ロールもこの店で食べられる。 だが、蕎麦職人養成所のような厨房の雰囲気を見るにつけ、名店だと信じて遠くからやってくる人は満足できるのかな? と心配になる。蕎麦がまずいということではない。値段とのバランスで考えたときにどうかな、ということだ。蕎麦の味にお金を払っている気がしないのだ。というワケで、危機名店第3号に認定しよう。
最終更新日
2007年07月20日 13時40分24秒
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