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Mizumizuのライフスタイル・ブログ

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2009.02.04
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カテゴリ:Figure Skating(2008-2009)
浅田真央という稀有の才能を得て、空前の沸騰を見せている日本でのフィギュア人気。メディアもさかんに浅田選手の試合直前の様子を伝え始めた。

個人的には浅田選手は四大陸選手権は休んで、世界選手権に向けて調整すべきだと思っていたが、もちろんそんなことは許されない。

バンクーバーの前哨戦などと銘打っていたが、フタをあけてみれば、リンクが五輪用に改装されておらず、横長楕円形のまま。慣れない選手にとっては非常にジャンプのタイミングがとりにくいサイズ。これじゃ、五輪リンクのテストの意味なんて、皆無。

浅田選手にとっては、ただバンクーバーで滑る――ということ以外には、あまり意義が見出せない大会になった。もともと四大陸なんて、歴史もないし、格式もたいしたことはないのだ。それはグランプリ・ファイナルも同様なのだが、にわかファンを煽って儲けたいメディアは、さかんに「大一番」を強調している。そう思って燃えているのは、日本と韓国の女子フィギュア・ファンだけ。あとは地元のカナダではちょっとぐらいは注目されているだろうが、それ以外の国は、アメリカも含めてたいした関心はないだろうと思う。

フィギュアスケートにとって最も格式の高い大一番は、今も昔も世界選手権。四大陸を取ったからといって、「世界チャンピオン」のタイトルが取れなければ、ほとんど何の意味もない。高橋大輔選手は昨季、四大陸で4回転2度を含む史上最高の演技を披露し、世界を震撼させたが、結局、世界選手権ではジャンプミスを繰り返した。四大陸でよかったからといって、世界選手権でもいいとは限らない。逆もまたしかりだ。

昨季、ジュベール選手はシーズンをとおして怪我や病気に悩まされ、さっぱり調子が上がらなかったが、世界選手権ではあわや金かという銀メダルを手にした。逆に昨季、ランビエールを抑えて欧州王者になったベルネルはその後、ことごとくジャンプで自爆して、今季は欧州選手権でもショートのよい出来をフリーで台無しにした。

回転不足判定での理不尽ともいえる減点のある採点システム、つまり一発勝負のジャンプの出来に勝敗が大きく左右される現在のフィギュアの試合では、勝者を予想するのはほとんど不可能になった。

浅田選手が出てくる前は見向きもしなかった四大陸を、「大一番」などとさかんに盛り上げている日本のメディアの軽薄ぶりにはウンザリだし、浅田選手自身にとってもたいした意味のない大会だが、男子の織田選手にとっては、この大会でよい演技を披露できるかどうかが非常に大きな意味をもっている。すでにグランプリ・ファイナルに出た小塚選手と違い、織田選手にとっては、復帰後それなりのタイトルがかかった初めての試合。

ふつ~に考えれば、「到底負けるハズない」グランプリ・ファイナル覇者&全米王者のアボット以上の点が織田選手に出せるのかどうか、Mizumizuはそれが今大会の一番の注目点だと思う。

ふつ~に考えれば、負けるはずのない相手に負けてしまうのが今季の採点システムだ。ランビエールは選手時代の末期、もっと言えば引退直前に、さかんに採点手法を皮肉り、批判を繰り返した。ジュベールも同じ。今年はそうした批判を受けてマトモに戻るかと思いきや、流れは完全に逆。「もう、やってられね~よ」という気持ちがトップのベテラン選手の間にはびこっている。見てるほうも同じだ。

ハッキリ言って、ここまで「数の多い勢力」「政治力の強い存在」の意図丸出しの真っ黒の採点システムは、フィギュア史上初めて。プレ五輪になってここまで露骨になったのは、偶然とは到底思えない。

そんな中で選手は本当によくやっている。特に日本選手の健気さには涙が出そう。

今季の全米の前に、「プレ五輪になると、なぜか全米選手権ではアジア系が落とされることが多い」と書いたら、まさにそのとおりになった。これは、クリスティ・ヤマグチ選手が台頭してきたころからのアメリカでの奇妙な伝統なのだ。

不完全とはいえ、ジャンプで浅田選手やキム選手に対抗できる潜在能力のあった長洲選手は、ジャンジャン回転不足を取られて今季絶不調。ダブルアクセルまで回転不足を取られた(つまりシングルアクセルの失敗にされたということだ)。結果、昨季の全米女王は台にものれなかった。

ヤマグチ選手(対ハーディング選手)、クワン選手(対リピンスキー選手)が台頭し始めたときもそうだった。そして、五輪直前になると、もともと実力のあるアジア系の選手が逆境をはねのけてくる。

クワン選手が「そうした目」に遭わなくなったのは、大きな国際大会で連勝を続け、アメリカでの人気が揺るがなくなってからだ。強くなり始めたころのクワン選手は、家族のお守りであるペンダントヘッドまで、「あんな安っぽいものをつけて」と嘲笑された(それでも、彼女はおばあさんからもらったというお守りペンダントを決してはずさなかった)。

実況というのは日本でもかなりお調子がいいが、今回の全米の実況も、優勝したシズニー選手を、「美しさの勝利です」などと讃え、ダウングレード判定が具体的にどれほど致命的な減点になるのか、それによってアメリカの若手選手がどれほど萎縮してしまったのかまでは説明しない。たしかにシズニー選手は惚れ惚れするほど美しいスケーター。だが、「美しいから勝った」などと実況でいうのは、聞きようによっては他の選手に対して失礼だし、フィギュア競技の採点に対する偏見をまた助長させる。もともと3回転ジャンプがやや足りなくなりやすい女子の場合は、フィギュアはもはやダウングレードの数を競う競技になったといっても過言ではない有様。美しいとか表現力があるとか言うまえに、「回転不足を取られないこと」これが至上命題なのだ。それが一番点に影響するからだ。本当に、バカバカしい。この採点の異常性を覆い隠そうとでもするかのように、「XXは表現力が優れているから勝った」などと、印象論にすぎない論評が幅をきかせている。

さすがに元選手の伊藤みどりやアメリカのハミルトンなどは、「採点が基本に忠実な技を評価するようになっているから」とか、「本当に完璧なジャンプだけを認定するようになっているから」と言っているが、実のところ、こうした「解説」は間違ってはいないが、現行の採点システムの説明としては正確ではない。

「基本に忠実であることを評価すること」「確実なジャンプを認定すること」自体は異常でもなんでもない。その方針は大いに結構だ。だが、スローで見なければわからないような回転不足を、あからさまな(回りきっての)転倒やお手つきやオーバーターンより低く採点することと、基本に忠実であることを評価することは同じではないはずだ。

ダブルアクセルが加点されると、それより遥かに難しい3回転ジャンプ以上の点が出てしまうのだって、「正確な技を評価する」ことと同じではないはずだ。質の高いジャンプは評価はすべきだが、今の主観による大盤振る舞いの加点や難しいジャンプに対する容赦のない減点は、客観的な点数設定である基礎点をないがしろにするものだ。つまり、どう考えたって、実力に劣る選手を勝たせるために、手を加えて徐々に作り上げた真っ黒なルールなのだ。

<続く>





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最終更新日  2009.02.05 16:40:30
[Figure Skating(2008-2009)] カテゴリの最新記事



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