カテゴリ:モニプラ☆
サンクチュアリ出版 友友会ファンサイト応援中 本格医療ミステリーコミック「x細胞は深く息をする」 2005年から2006年にかけて「漫画サンデー」に 連載された作品の単行本化されたものです。 医療現場が舞台のミステリー。 難しい題材を扱っていますが、 根底にあるのはとても純粋な「愛」なのかも。 そして、その「愛」はやがて暴走を始めます。 15年前に心臓病で亡くなった優子を愛していた 聖と剛。 「人間もプラスチックも同じ物でできているんだよ」 かつてそう言った聖の作り出した プラスチックの細胞で出来た人工心臓による再生医療と、 剛が研究を進めるES細胞から作り出した 「本物の心臓」による心臓移植治療との 激しいせめぎ合いが展開されます。 本当に命を救えるのはどちらの心臓なのか。 そして15年前、 愛するがために言えなかった優子の「真実」が、 聖を再び苦しめ始め。。。 読み始めるととても面白くて、 一気に読み終えてしまいました。 そして、命についてもいろいろと考えてしまいました。 本当は届いてすぐに読んでしまっていたのですが、 考え過ぎてしまったのかも。。。 感想がなかなか書けなかったのです。 誰かの命を救うのに、他の誰かの犠牲が必要のない医療。 今本当に必要なのだとしたら、 物から臓器を作り出す事の出来る再生医療の技術なのでは。 そんな事を思いました。 本書には出てきませんが、 ES細胞の研究が「不要」となった体外受精卵を使って 行われている事もショックでした。 高分子から作られる臓器なら、 誰も悲しまなくても、苦しまなくても済みますよね。 物から作り出す事の出来る再生医学が もっともっと研究されればいいのにと思いました。 株式会社サンクチュアリ・パブリッシング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.31 17:51:34
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