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テーマ:今日見た舞台(954)
カテゴリ:舞台感想記
国立劇場・小劇場。
「朱雀堤の段」のあと休憩をはさみ、 「環の宮明御殿の段」。 大夫三味線が三組、それぞれ聴きごたえあり。 鶴澤清治の、余韻を残す音色。 十九大夫の大きな深み、咲大夫の気合。 豊澤富助・鶴澤燕三の撥さばき。 人形では、桐竹勘十郎の貞任が、 貫禄と凄味を見せて特に目立った。 これで三部をすべて見たことになる。 いかにも文楽、人形浄瑠璃という、 見ごたえ聴きごたえある演目がならび、 今回の公演はなかなか充実していた。 近松もいいのだが、 近松づくしとなると食傷気味になりそうで。 今回感じたのは、三部制というのが、 時間的にはほどよいこと。 二部制の場合、上演時間が長く、 しかもぎゅう詰めで、 見るほうも体力勝負。 (通し上演の場合、 それでも時間が、 足りないくらいだが。) それでも今回、一日で、二部あるいは三部、 通して見ている観客も多かったようではある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.19 13:13:49
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