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May 1, 2009
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カテゴリ:車・ITS
日本のメーカーでは、トヨタがパナソニック(三洋電機を買収)と、ニッサンがNECと、上記したようにホンダが三洋電機およびGS・ユアサと、三菱自動車がGS・ユアサと、富士重工業がNECと、いすゞ自動車と三菱ふそうが日立ビークルエナジーと、資本提携あるいは技術提携を結んでいます。

 ここに登場しない日本のメーカーのうち、ダイハツはトヨタの子会社であり、日産ディーゼルは自前で電池を生産しています。まったく電池の開発が伝わって来ないのはマツダとスズキだけです。

 海外では、GMは日立製作所と韓国のLG化学、米A123システムズと、フォードは三洋電機とカナダの自動車部品大手、マグナ・インターナショナルと、クライスラー、ダイムラー、BMWは米自動車部品大手ジョンソンコントロールズ・仏サフトと、VWは上記の三洋電機に加えて東芝と、それぞれ提携をしています。

 このような激しい次世代電池開発のうねりの中で、ホンダがパートナーとして選んだのGS・ユアサでした。実際にハイブリッド車用電池を開発しているのは、おそらくGSの研究者でしよう。彼らには、古くからリチウムイオン電池の開発実績があり、宇宙用のリチウムイオン電池も開発しています。世界でもリチウムイオン電池の開発力はトップクラスと考えてよいでしょう。

 ブルーエナジーは、資本金が30億円(将来は150億円に増資予定)、出資比率はGS・ユアサが51%、ホンダが49%です。また、リチウムイオン電池の研究、開発、製造を行なう長田野工場はGS・ユアサの長田野事業所内に建設します。

 ホンダは、この工場で10年秋からハイブリッド車年産20万台分のリチウムイオン電池を生産するということです。もし、そうだとすれば、すでに次期ハイブリッド車用のリチウムイオン電池はほぼ開発を終えているということになります。GSの力によるところ大ですが、そうだとすれば凄い突破力ということになり、逆襲も可能かもしれません。あるいは裏を返せば、ホンダのあせりにも似た気持ちが伝わってきます。

これからエンジンの役目を果すのは、モーターというよりも電池です。電池の性能が自動車の味や性格だけではなく性能さえも決めてしまいます。自社の個性を出し、他社との差別化を図るには、電池の自社開発がとても大切なのです。

 さらにいえば、電池こそもっとも高価なパーツですから、上記のカーメーカーはみな自社で生産したいと考えているでしょう。しかし、開発技術も生産技術もない現在、優れた電池メーカーとの提携が必要なのです。

 また、現行のニッケル水素に比べると、体積、重量、コスト、性能でリチウムイオン電池が優れます。いまから開発するのであれば、ニッケル水素ではなく、リチウムイオン電池であることは間違いありません。

 5年から10年、ホンダは電池開発に遅れを取ったのではないでしょうか。この遅れを取り戻すべく、早急にブルーエナジーを立ち上げ、来秋には量産をするという計画です。F1をやめてまで次世代車開発に注力するホンダは、きっと大きな成果を出すことでしょう。

出典:http://eco.nikkei.co.jp/column/new-ecocar/article.aspx?id=MMECzf000027042009&page=2






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最終更新日  May 1, 2009 10:29:21 AM
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