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ユビキタスモバイルの夢

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July 3, 2012
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日本最大の携帯電話会社、NTTドコモが1日で営業開始から20年を迎えた。この間、携帯電話は劇的な進化を遂げ、我々の生活や文化を変えた。日本の「ケータイ」は技術やサービスで先頭を走ってきたが、世界の潮流と離れて固有に進化した「ガラパゴス」とも呼ばれてきた。先駆者の話を交えて20年の進化の歴史をひもときつつ、ケータイの未来を展望する。

食べると相手の話す外国語を翻訳してくれる「ほんやくコンニャク」。ドラえもんのひみつ道具の1つが、携帯電話で現実になろうとしている。

 ドコモは通話音声を3カ国語に翻訳する携帯電話を今秋にも実用化する。研究所ではスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)を視線で操作するメガネ型デバイスの開発も進む。研究開発センター所長の尾上誠蔵取締役は言う。「スマホの次の携帯をつくる。2020年には携帯1台で何でもできるようになる」

この20年で日本では何が変わったか。01年に携帯の契約数が固定を抜き、公衆電話は7割も減った。今年3月には携帯の契約者数が総人口をも上回り、名実ともに1人1台時代になった。

 現在、2人以上の世帯(農林漁業世帯除く)当たりの通信関連支出は月約1万2千円。消費支出に占める比率は約4%と、2倍になった。普通郵便の取扱数は約2割減り、年賀状は「あけおめメール」に変わった。

 今年3月に国内の携帯で利用されたネットの通信量は月7万8千600テラ(テラは1兆)バイト。年換算では94万テラバイトに達する。携帯ネットが始まった1999年当時の実に7万倍。起爆剤になったのが「iモード」だ。

「人間はモノに充足すると精神の豊かさを求める。それは情報であり知識であり、娯楽だ」。携帯ネットの実用化を指示したドコモ初代社長の大星公二氏は当時を振り返る。大星氏がソニーの「ウォークマン」に着想を得たiモードはどこにいても指1本の操作でネットにつながる。10年間で5千万人の利用者を獲得し、最盛期には年間1兆5千億円を稼ぎ出した。

 皮肉にも、このころから日本のケータイは独自の進化を始める。KDDI(au)は02年に音楽配信サービス「着うた」を始め、若者の支持を集めた。米アップルの携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」発売とほぼ同時期。KDDIの小野寺正会長は「日本のネットサービスはパソコンよりもモバイルで先行した」と指摘する。なぜ当時、世界に広がらなかったのか。

 「iモードを欲しがらない通信会社があるなら教えてほしい」。00年、ドコモの立川敬二社長(当時)はこう断言し、AT&Tワイヤレスなど欧米携帯大手に立て続けに出資。iモードを先兵に第3世代携帯の日本規格「W-CDMA」で世界標準を握ろうとした。だが欧州や中国で第2世代の欧州規格「GSM」の端末を大量に売るフィンランドのノキアや韓国サムスン電子に押され、日本規格は根付かなかった。
横浜国立大学の安本雅典教授は「電電公社時代からNTTに開発から販売まで面倒を見てもらってきた弊害がある」と、日本メーカーの市場開拓力の弱さを指摘する。携帯ネットの成功体験が日本勢の歩みを遅らせたかもしれない。iモードの勢いで国内の携帯端末で一時首位に立ったNECの幹部はiPhone上陸前夜、「日本人はボタン操作に慣れている。タッチパネルは向かない」と一蹴した。

「スマホがここまで普及するとは想像できなかった。ただ、情報産業は絶えず環境が変化する。5年先を見通すのは難しいが、常に技術革新を続けることが大切だ」
出典:http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD280QR_Y2A620C1X11000/?dg=1






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最終更新日  July 3, 2012 06:45:37 AM
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