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カテゴリ:投資・株主総会記事
6月22日10時 都心のオフィス街虎ノ門のホテルオークラです。 スクウェアエニックス(スクエニ)は「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」の2大RPGをはじめとるする世界的ヒットのゲームに、「鋼の錬金術師」をはじめ数多くの名作漫画・アニメも手がける総合エンターテイメント。 第31回株主総会です。 今期は120億という巨額の純損失を計上したため、まずは社長から損失の内訳と今後の見通しの説明がありました。アイドスとタイトーを買収した際ののれん代、社債償還、開発中の一部ゲームタイトルを中止したことに伴うもので、来期以降に赤字はひきずるものではないとのこと。 また、E3(アメリカのゲームショー)で「トゥームレーダー」が42部門でノミネート、ベストアクションゲームほか10部門で受賞されたことなど新作ゲームへの評価が説明されました。 株主質問は7人。 1.800人をリストラしているが、開発力が大事な一方でこれだけの人員削減はどういうことか グループ会社、海外を含む人数。ただたくさんいればいいということではなく、人材開発をどうしていくかが今後の課題。また、今後世界各地から積極的に人材を集める。 2.損失のうち、のれんは毎期計上しているが、今期すべて償却したのか。 のれんは取得した際にすべて資産として計上、毎年均等に償却することになっている。 再査定をして全額償却、今後バランスシートには出ない。 3.赤字に対し、役員としての責任はどうなっているか。役員報酬の今後は 経営陣には現状ビジネスと新ビジネスの使命が課されている。その中で、現状ビジネスに対して厳しく査定された。総会終了時に新しい取締役がきまるので、さらに議論されることになる。 すでに役員報酬は数十パーセントカットされている。 4.ファイナルファンタジー14は開発期間が長く、課金もまだされていない。今後の対策と責任は? 開発チームとチェック体制に問題があった。チームが大きくなりすぎ(100人以上)、求心力が欠けていた。事前からの立ち入りと、求心力のある体制を作る。 なお、現段階でも課金はできず、改修がつづいている。 5.ゲーム開発に時間がかかりすぎている。かつてのヒット作の利用は? いくつかのタイトルで再生の動きがあり、新規タイトルとおなじ重みで検討している。 6.監査役会議の監査、検証の方法、「必要に応じた説明」とはどのようなものか 監査役会は年4回。書面による報告と質疑応答、内部統制監査を年に数回 7.株主総会場がかわった(昨年は新宿)理由は?総会にかかる金額は?ホテルスタッフが総会にいるのは問題ないか 震災後、新宿や渋谷では節電要求があり、安全に総会を行えない可能性があったため。 総会場にかかる金額はほとんどかわらない。 総会は適切に運営されている。 (その後、質問者の怒声がつづくが、スルーで決議事項の採決へ) 総会終了後はIRカンファレンス。 E3(アメリカのゲームショー)で公開された映像の上映と質疑応答 映像・・・「DEUS EX」「ファイナルファンタジーXIII-2」「HITMAN」 総会のお土産 ・FF7のアロマキャンドル ・ディシディアファイナルファンタジーのクリアファイル ・ポストカート10枚 今回もすれ違い通信がたくさんできました。やっぱりスクエニ株主さんはゲーマーが多いようです。 ※ トラックバック設定がなくなりました。 記事URLをのせてコメントいただけるとリンクが入りますのでお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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