ピンポイントplus

　角川文庫創刊６５周年記念作品。
　あらゆる人々が手に入れたいと思うほど、唯一無二の力を持つ存在。
　中学３年生の鈴原泉水子には不思議な力が？　第１話


　かわりたい。このままじゃ私・・・

　鈴原泉水子は自分の前髪にはさみをいれた。



泉水子の父は泉水子を東京の高校へいかせたがっているが、泉水子はそれを拒否。

調べもの学習の時間、ネットで修学旅行でいくところについて調べるのが苦手で、泉水子はとなりにたのむ。しかし、まわりからいやみをいわれやっぱり自分で調べることにした。すると、泉水子は突然水のなかにのみこまれるような感覚に。パソコン画面にでてきたのは泉水子の父。ビデオチャットで父と話すことができたが、何故そんなことができたのか。あわてて電源を切ろうとしたら、教室じゅうの電気がきれた。

　そのとき、父の代理の相楽雪政という男が現れた。
　泉水子は相楽に、地元の高校に通いたいと告げた。
　翌日、深行（みゆき）という少年が現れた。
　泉水子が地元の高校に通いたいといったから、深行が転校して来いと。深行は反発。泉水子もいやだと。


　
以下、感想・考察

　なんとも不思議な物語が始まりました。登場人物の関係はわかりやすく親切なかんじです。
　不思議な力を持つ鈴原泉水子は守られるべき存在、でも自分自身そのことには気がついていない。
　今後、その力が発揮されるときがくるのでしょうか。


■原作小説

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