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2008.01.22
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カテゴリ:本馬鹿

「帝都東京・隠された地下網の秘密」

「帝都東京・隠された地下網の秘密(2)」

「新説東京地下要塞」の秋庭俊の本。
こちらの方が「新説~」より前に出版されてる。

「新説~」よりは情報量は多いが、文章は難解。
出版順を考えると「読みやすくした」のが「新説~」ってことかな?

中身が難解なので、せめて箇条書きにすると
「東京には知られざる“地下の東京”がある」
●それは玉川上水などの暗渠を二重構造に作り、
 武家屋敷の抜け道として使ったことに始まる。
●その地下道は江戸時代から現在に至るまで
 改描された地図に暗号として描かれている。
●1924年の地下網の計画図に書かれている地下道の多くは、
 現存する不自然な位置の地下道や地下施設を結ぶ線や
 延長線に当たることから、この計画が実際に進んでいたと見られる。

「新説~」がどちらかというと地下鉄の話に寄っていたのに比べると
軍事的な話に寄っている印象。
(原爆の登場で全く意味がなくなってしまったが)
“大砲”の登場後、欧州各地で作られた拠点を地下に置く要塞として
東京を作り変えようとしたという仮定。

たぶん、そういうものがあったんでしょう。
別にあってもいい。
・・・地震とか災害の時に安全が確保されてるのなら。
いつどこで御徒町駅の道路陥没事故みたいな事が起きるか
わかんないってのは都民として歓迎できる話じゃない。

で、その地下計画について、
本人も書いているが、地下を掘り返すことができない以上
決定的な証拠を提示することはできないので、
いわば“状況証拠”を積み重ねる手法をとっている。

それなりに説得力のある証拠を揃えてるんだけど・・・説明がわからん。

「わかりやすく書く」という作業を放棄してるようにしか思えない。
特に地図の改描や暗号についてのくだり。
地図を併記してそれについての説明をするんだけど、
それが地図のどの部分を指しているのかさっぱりわからん。
でもわかってる前提で書き続けるので、読んでる方はどんどん置いていかれる。

(2)の後半に出てくる都市計画図。
都市の形を「クジラ」に例えているんだけど、クジラに見えない。
にも関わらず「クジラの目の部分には・・・」なんて話をするから
正直読んでてイヤになってくる。

内容そのものは面白いんだろうけど、それが伝わらないんじゃ台無し。

それでもがんばって読んでみようっていう強い意志がある人と
「最近眠れなくって・・・」っていう人にしかオススメしません。





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Last updated  2008.01.23 06:02:23
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