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まいじー日記

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2018.08.10
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テーマ:夏休み(917)


ということで、今回の日本帰省の前半部分、白馬での黄金の日々について。滞在してたペンションのオーナーご家族のおかげもあって、なんだかものすごく王道の「ザ・日本の夏休み」を過ごせました。

前日に成田に着き、新宿南口徒歩3分のホテルにリムジンバスで直行してチェックイン。翌朝は台風の始めの雨が降る中、バスタ新宿朝9時半発の長距離バスで白馬へ。中央道から山梨を経て、長野に入る頃には雨も止んで晴天。暑さだけじゃなくて台風も避けられたー!

白馬ってアクセス悪い印象で日本にいたときもスキーでも行ったことなかったんだけど、長距離バスなら一本で実は楽チンだった。車窓からの田んぼと緑の山の景色も堪能しました。

五竜のバス停で降りると、ペンションのオーナーさんがお迎えに来てくれてて、ペンションへ。冷たい飲み物をいただいて少しお喋り。知人の紹介だし、予約などで事前にも電話でお話しもしてたので、早速いろいろ滞在中のアクティビティのお勧めやお誘いいただけてとっても嬉しかった。当日夜の蛍狩りボートツアーも早速手配していただけて大助かりー。

部屋に落ち着いてからお散歩へ。少し歩くと五竜スキー場のゴンドラ乗り場。エスカルプラザというちょっとした商業施設になっていて、レストランや地元農産物、お土産のショップ、温泉施設もあった。外は花壇が整えられていて、「恋人の鐘」もあって、高校生か大学生くらいの女の子グループが交代で鳴らしていた。女の子たちの後で私と相棒も一緒に鳴らしましたけどね。だってアラフィフで子持ち夫婦だけど永遠の恋人だからーーー(照)。

ペンションに戻っての夕食後に、蛍狩りツアーのガイド会社さんがお迎えに来てくれて、青木湖へ。青木湖のほとりのガイド会社さんオフィスで集合し、たぶん15人乗り?くらいのゴムカヌー2艘に分乗して蛍狩りに出発。

私たちの住んでる北カリフォルニアには蛍がいないので、白馬でなら見られるかな?と楽しみにしてたんだよね。ミシガンでは光りながら飛んでる蛍も見たことがあってピコもかすかに覚えてるみたいなんだけど。(後で調べたところ、カリフォルニアにも蛍は生息してるけど、成虫で光る種類はいないし、ほとんどは南カリフォルニアにいるらしい。)

青木湖の蛍は7月がピークだけど、8月でも見られるとのこと。7月はゲンジボタルで8月はヘイケボタル。雨が降ると光らないけど、晴れた暑い日の夜よりも雨上がりとか曇りの方が返ってよく見えるんだそう。昼間曇りだった今日はちょうどいいかと期待が高まる。

蛍は湖岸の木の上や草むらの陰にいるそうで、岸に沿ってカヌーを静かに進めていくと、、、いた!暗い木の陰に小さく瞬く光が、あちらにも、こちらにも!木の上にいるのがオスで、地面に近いところにいるのがメスだとか。うわーーーってほどじゃないんだけど、あちこちでチラチラ瞬いている感じが健気で美しかった。夜の真っ暗な湖をカヌーで静かに進むのも風情があってよかったです。

2日目は、早朝6時に朝ご飯の後、ペンションのオーナーさんのお子さんたちと一緒に地域のラジオ体操に参加。ラジオ体操〜〜〜とテンションの上がる私に比べ「何それ?」と感動の薄いピコちんを連れて近所のグラウンドに集合。青空の下でラジオ体操してこその日本の夏休みですよーー。



その後はペンションのオーナーさんが主催する地元のマウンテンバイククラブの朝ライドに相棒とピコちんが飛び入り参加させてもらった。途中、車で応援に行く奥さんに私も同行させていただき、田んぼの中や小学校横の林道を走る相棒&ピコちん&キッズを応援。

夏休みの間は村のあちこちから子供が集まって毎朝ライドしてるそうで、なんとこの日の走行距離は約20Km。さすがのピコちんもかなりついてくのに難儀したらしく、このがっつりライドを毎朝やるってすごいトレーニングだね!と相棒も感心してた。



この日のライドは川遊びで締め!というライド組からの連絡を受け、飲み物やおやつ、ライフベストを持った奥さんたちと一緒に川遊びスポットへ。緑の山に囲まれて、清流に設けられた川遊びにぴったりのスイミングホール。最初は恐る恐るだったピコちんも最後は相棒や地元の子たちと一緒にザブザブ水遊び。冷たい水が気持ちよかった!



そして更に「今日は流しそうめんしよか!」の奥さんの一声で、お世話になってるペンションでの流しそうめん大会開催と我が家の飛び入り参加が決定。存在は知ってたけどやったことないあの憧れの「流しそうめん」を体験できるってことで私は密かに興奮度マックス。てか流しそうめん用の竹の樋(プラスチックですが)が常備されてるってすごくない?

飛び入り参加させていただくので、我が家からはスイカを差し入れ。このスイカ、大学の友達から「お誕生日祝いね」と日本到着初日にいただいたデパ地下高級スイカ。さすがにものすっごく美味しかった!皮のギリギリまで甘くてねー。流しそうめん参加者の皆さんにも大好評。せっかくのスイカに大活躍の場があってよかったー。(ありがとう!)



当初の予定では午後から八方尾根自然研究路へのハイキングか岩岳MTBパークでのダウンヒルを考えてたんだけど、ライド+川遊びでピコちんがかなりお疲れだったので、軽めのアクティビティに変更。ということで、五竜高山植物園でのお散歩&お花畑鑑賞へ。

五竜のゴンドラとリフト2本を乗り継いで、頂上のアルプス平に到着。お花畑はゲレンデ斜面に広がっているので、お花の鑑賞にはゆっくり歩いて下っていけばいいんだけど、せっかくなのでアルプス平の自然遊歩道も歩いてみる。一周30分ほどでなかなか楽しかった。ちなみに遊歩道沿いには何個も鐘が設置されてたんだけど、なんでかな?なんか登山に関係あるの? (遊歩道は五竜岳への登山道の一部)

ゴンドラで上ると


植物園が広がる


鐘を鳴らすピコちん


私は野草のお花好きなので、高山植物園も実はすごく楽しみだった。日本の高山植物の花をゆっくり鑑賞できて嬉しかったし、特に「高山植物の女王=コマクサ」の実物を初めて見られて感激。思い返せば小学生の頃に高山植物ガイドを見て以来なんとなく憧れていたのよね。他にもホタルブクロやシモツケソウ、カライトソウなどがとても綺麗で、あと原生種じゃないけどヒマラヤの青いケシの花も見られてよかった。

コマクサーーー!


カライトソウ


夕食は白馬駅前の「割烹さわど お食事処 摩椰」にて。信州サーモンの刺身と「白馬豚の豆乳しゃぶしゃぶ」が美味しかった。ニンニクを利かせた豆乳しゃぶしゃぶはぜひ家でもやってみたい。ちなみに信州サーモン、海なし県なのに鮭?と思ったら、ニジマスとブラウントラウトを掛け合わせた養殖マスなんだそうな。管理されて養殖されてるのでお刺身で食べても安心なんだってー。

白馬3日目は、前日の教訓を活かして地元キッズの朝ライドには欠席して、満を持して岩岳MTBパークでのダウンヒルマウンテンバイクに挑戦!

ペンションオーナーさんとレンタル屋さんの助言により、2時間のお試しパック(レンタル一式+ゴンドラ)にし、相棒とピコちんはハードテイルをレンタル、私だけフルサスペンションにアップグレード。

岩岳のダウンヒルには初心者向けの「アルペン」と上級者向けの「カミカゼ」の2つのコースがあり、私たちはもちろん「アルペン」を選択。山の上から、下界の景色を眺めつつ、草原の斜面や林の中のシングルトラックを駆け抜けるのはすっごく楽しかった!

初心者向けコースは起伏が緩やかな分くねくねターンも多かったけど、ちゃんとバンクがついてて走りやすかった。それにしても距離が長く走り甲斐はバッチリ。なんと全長6,900m(標高差は521m)。結局2回走ったんだけど、最後にはハンドブレーキをかける手が腱鞘炎になりかけたよー。でもとにかく楽しかったー。

ダウンヒル!


ダウンヒルを堪能した後は、ピコちんは麓のパンプトラックを乗り回し。どっかの高校マウンテンバイク部の遠征組らしき子たちも試しに乗ってたんだけど、ふだんBMXレースしまくってるピコちんが一番パンプを乗りこなしてた(←親の欲目)。

MTBお試しパックには隣の温泉施設の入浴券もついてきたので、午後1時の開場を待ってお風呂に。ダウンヒルで転んで埃だらけになってたので洗い流せてよかった。

ランチは噂の「ごはんバー」で「アジフライ+トマト丼定食」。相棒も「イワナの燻製」その他の小品をいくつも頼んで嬉しそうに食べてた。店主さんにお話聞いたら、以前は自分で釣った魚を燻製にして出してたんだけど、最近は時間がなくて釣りにいけないんですよ、とのこと。でも野菜はご自身の畑で採れたの中心だって。お洒落な店内で美味しいご飯の素敵なお店でした。

これが噂のトマト丼!


午後は相棒のご希望により「白馬で釣り」。相棒はわざわざ荷物に釣り竿を入れてきたくらいの執心ぶりで、前日に駅前のスポーツ店でちゃんと遊漁券も買って準備万端、、のはずだったんだけど、残念ながら餌が合わずに画竜点睛。。トラウト用のルアーしか持ってきてなくて、それだとこの辺りで釣れるイワナとかヤマメにはちょっと大きすぎたんだよね。スポーツ店でもちょうど在庫が切れてて生き餌も疑似餌も入手できず。

とりあえず水量の多いところならルアーで釣れそうな大物がもしかしたらいるかも?と教えてもらった松川の上流のよさそうな渓流に下りて竿を振ってみたけど、残念ながらあたりはなし。景色はとてもよくて、私とピコちんは渓流に足を浸して涼んでた。もう少し下ったところの大きな橋の上で釣りしてる人に釣果を見せてもらったら、15cm〜くらいのイワナが数尾。綺麗で美味しそうだったけど、これをルアーで釣るのは無理だわ、と納得。

まさに「清流」


その後は、釣りをやや諦め切れない相棒のお願いで白馬名物の吊り橋がある大出公園に足を伸ばし、相棒は姫川で釣り、私とピコちんは周囲の茅葺のお家を外から眺めたり、川で水&砂遊びしたり。

大手の吊り橋


夕食は念願の信州そばをということで「蕎麦御坊 膳」へ。どっしりした和風の素敵なお店で、お蕎麦も美味しくてもう最高だったー!

素敵なお店でした


白馬最終日は、相棒とピコちんは再びMTBクラブの朝ライドに参加。私はその間に荷造りしようーと思ってたら、なんと相棒がパンクしてレスキュー依頼が来た。お互いケータイがないので(wifiないとスマホ使えない)ドキドキしつつ、ペンションの奥さんが描いてくれた地図の場所で無事落ち合えたのでホッとした。その間ピコちんはクラブメンバーたちとライドを続行し、今日も20km超を走破して元気に帰宅。「2年生にしてはスタミナありますね」のお褒めのコメントいただいた。

相棒とピコちんはすっかりMTBクラブのファンになり、ペンションのチェックアウト時にはお揃いのHMTBロゴ入りTシャツも購入。今回の白馬滞在ではすっかりオーナーさんご夫妻のお世話になりっぱなしで、おかげでとても充実した素晴らしい日々を過ごせました!

最終日の最終アクティビティは、本来白馬の目玉ともいうべき「八方自然研究路でのハイキング」。ゴンドラとリフト2台を乗り継いで、そこから八方池まで行って帰ってくるという定番のルート。

下界は晴れて汗ばむ陽気だったけど、2台目のリフトを降りたらすっかり靄って肌寒く、残念ながら歩いてる八方尾根の背後に雪をかぶってそびえ立ってるはずの雄大な日本アルプスの絶景も見えなかったのがちょっと残念。でも登山道の脇には高山植物の可憐な花がたくさん咲いていて目を楽しませてくれた。



登山道は木道で整備されてる部分と石ゴロゴロの登りにくい部分が入り混じってて、1.5Kmとはいえ斜度もあって割ときつめ。朝ライドでの疲れを押してがんばるピコちんの手を引きながら、ケルンからケルンにちょっとずつ脚をのばすように登っていき、八方池に到着!ここで少しだけ霧が晴れて白馬三山の雪渓がうっすら見えた。

八方池


うっすら雪渓


下りは割と楽に来て、リフト2台を乗り継いで、ゴンドラ頂上の「うさぎ平」のレストハウスでランチ。隣のフィールドにはハンモックやカウチがあって、時間があったらのんびりくつろぐのにぴったり。パラグライダー体験やってる人も見かけた。

長野行きのバスを待つ間、白馬駅周辺で少し時間つぶし。アウトドア用品のお店をいくつか見てみた他、駅横の無料休憩所で白馬温泉の足湯も堪能した。ハイキングでちょっと疲れた足に効能ありでした。

自然の中での各種アクティビティとザ・日本の夏休みをぎゅーっと凝縮して体験できたものすごく充実した白馬滞在。もうぜひぜひまた再訪したいですーーー。





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最終更新日  2018.08.24 06:21:24
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