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カテゴリ:ブルシット時事・国際関係学
米乱射容疑者、学内で孤立 犯罪歴なく銃審査パス 2007年04月18日12時46分 米バージニア州のバージニア工科大で32人が射殺された事件で、現場で自殺した韓国出身の同大学4年チョ・スンヒ容疑者(23)は学内でまったく孤立し、課題の作文の内容も暴力的だったため、担当教授が「問題がある」としてカウンセリングを受けるよう勧めていたことが明らかになった。チョ容疑者は犯行に使った拳銃を近隣の店で3月に購入したが、犯罪歴がなかったため審査は素通りだったという。 (中略) 一方、現場で見つかった2丁の拳銃のうち1丁は先月、近隣の町の銃砲店で弾丸50発とともに571ドル(約6万8000円)で購入したことが確認された。店主がCNNに語ったところでは、チョ容疑者は同州で銃の購入に必要な、運転免許証、永住許可証、小切手帳を持っていたため、その場で資格審査をパス。購入目的について、容疑者は何も言わなかったという。 ===== 痛ましい事件だったね。 個人的に全米ライフル協会(NRA)の対応が気になる。同協会のサイトでは、一応お悔やみの声明はあるも、「事件の全容が明らかになるまで、ノーコメント」としている。まあ妥当な危機管理、PRだろう。関係者は今、あちこち這いずり回っているのでは。 NRAの本部はバージニア州にあるというのも影響するかも。銃購入が簡単なのもそれが理由かもしれない。大統領選の絡みで今後、政治問題化するのか? また今回初めて知ったのだが、NRAのほかにもガンロビーは色々あるらしい。中でも米国銃所有者協会(Gun Owners of America、GOA)はNRAに次ぐ規模で、だがより急進的な銃所有権を訴えている団体。 GOAのスローガンがすごい。「銃規制が人を殺す。銃は人を救います♪」。すごっ。NRAの方は有名な、「銃が人を殺すのでなく、人が殺す」。こちらの方が穏やか、というか言い訳がましいのだが。 NRAは全米最強の圧力団体で、それゆえ彼らのPR戦略(特に組織防御という点で)は色々学べるかもしれない。事件へ追悼とは別の意味で注目したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.18 15:52:37
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