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カテゴリ:ブルシット時事・国際関係学
日本の連休明けには、フランスの新大統領が誕生。
仏大統領選テレビ討論 サルコジ氏-終始冷静 ロワイヤル氏-積極論戦 六日のフランス大統領選決選投票を前に、第一回投票一位の保守系与党・国民運動連合(UMP)のサルコジ前内相と二位の社会党女性候補、ロワイヤル元環境相が二日、テレビ討論を行った。追う立場のロワイヤル氏は福祉、労働政策などで積極的に論戦を挑み、怒りをあらわにする場面も。サルコジ氏は相手陣営の「対立をつくる暴力的な性格」との人格攻撃を意識してか終始冷静さを保ち、互いに従来とは異なるイメージを印象づけた。 決選投票を前に三位の中道・仏民主連合(UDF)のバイル議長、四位の極右・国民戦線(FN)のルペン党首はともに両候補を支持しないと表明。討論が中道、極右票の流れを左右するとして注目された。 テレビ討論の勝敗について三日付の仏紙の見方は分かれたが、おおむね「敗者はいない」との評価。討論後の世論調査によると、53%がサルコジ氏がロワイヤル氏より説得力があったと答え、反対の見方は31%にとどまった。サルコジ氏優位の情勢を大きく変えるには至らないようだ。 最も緊迫したのはサルコジ氏が障害児教育の重要性を指摘した場面。ロワイヤル氏は「私が学校教育担当相時代に障害児教育のために設置したポストをあなた方(保守政権)が削った」と声を荒らげて批判。サルコジ氏が挑発に乗らず「大統領になろうという者は穏やかでなければならない」となだめたが、「私は不正義に怒っている」などとまくし立てた。 サルコジ氏は従来の社会保障偏重から競争原理が働く社会への改革を主張した。ロワイヤル氏は、社会的弱者の保護や労使協調を訴えてサルコジ氏の経済中心主義を批判。社会モデルの選択で対立した。 討論は国際放送のTV5 Mondeでもやっていて、フランス語が分からずただ眺めていただけだが(笑)、ま、それでも面白かったよ。ロワイヤル、ぶいぶいだったし(ちょい怖)。 件の「緊迫」の場面がこれ↓(4~6分ぐらい) http://www.youtube.com/watch?v=P0ka4Z9I-6Y&mode=related&search= あと海外マスコミが仏大統領選を大々的に報じている気がする。BBCなどは第一回投票の結果をCMなしで実況していた。BBCでの扱いはアメリカ大統領選かイギリス国内の総選挙レベルだと思う。サルコジ、ロワイヤルなど各候補者がキャラ立ちしていて、視聴率がとれるからだろう。極右ルペンは悪人役で(笑)、あまり目立ってない中道のバイルも「おじさまスター」って感じだったし。 日本マニアのシラク現大統領、引退後はぜひ日本に来て欲しいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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