傷だらけの日々いろんな本を読みました。リタの反抗的な態度、権勢症候群というそうです。犬は昔群れで生活していたので、群れのリーダーが しっかりしていないと、自分がリーダーになろうとするそうです。 我が家はだんなさんのことは一応リーダーだと思ってるようなのですが、 どうやら私は自分より下だと思われているようです。 「こんなにお世話してあげてるのに。ごはんあげたりトイレシートかえたり 誰が一番してあげてると思ってんのよ!!」 と言いたいところですが、リタにとって私はただの世話係にしかなれて いなかったようです。 2001年12月。やっとのことで散歩デビュー。 家を飛び出すともう大変。めずらしいものばかりであっちへ行ったり こっちへ行ったり大変です。 4ヶ月でもうすでに体重は10キロくらいにはなってたと思います。 ものすごい勢いで歩いてたかと思うといきなりとまったり、石ころや 落ちてる紙くずや、いろんなものを口に入れる。 出そうとするとピョンピョンはねて抵抗し、服や手に噛み付いてくる。 おかげで服はぼろぼろ、手は必ず軍手をしてないと傷だらけになる。 犬がいうことをきかないときは、犬をあお向けにおさえつけるのが よいと書いてあったので、散歩の途中リタととっくみあいになったときは 人目も気にせずよく地面に押し倒したりしました。 まわりから見るとまるで動物虐待にように見えたかもしれません。 毎日散歩に行くのが憂鬱で、どうやったらちゃんと歩いてくれるのか 途方にくれていました。 生後2ヶ月にもならないうちにペットショップに売り出されたリタ。 かわいい顔をしていたけど、最初のうちは表情がなく、感情を顔に 表したりしませんでした。 母親にしかられることも、兄弟たちとじゃれあうこともあまり経験しなかったために、 噛み付く力加減がわからなかったのかもしれません。 目つき悪い。最初はまったく無表情で悲しげな目をしていた・・・ NEXT |