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カテゴリ:東欧☆私たち
今とても幸せで心も穏やかです。 人生の一章が終わって、新しい次の章に入った!、という気持ちです。 このところずっと晴天がつづいていて、7月は普段なら雨季のはずなのに一体どういうことだ?、冬が寒かった分この夏はやたらと暑いのか?、と思ってしまいます。 それで今日も晴天。気温は35度。 空気は乾燥してても35度はかなり暑いです。 汗だくになりながら駅に行きました。 正確には駅に隣接している大きなバスターミナルです。 ボーリャの到着の予定時刻は午後2時。 でも、この駅にはこれまで全くと言っていいほど行ったことがなかったので、バスとトラムで乗り継いでどれくらいで着くのか検討つかなかったので、 ちょっと早めにでなくちゃ!、と思い出かけてみたら、やたらと簡単に着いてしまいました。 1時間も早く着いた! この暑い中、1時間も待つのか...。 と思いながら、ベンチに座って例のお侍の小説読みながら待ちました。 さて、午後2時になりました。 そろそろ着くから本も閉じて、精神を集中させなくちゃ! 私の全身は緊張してて、小説はクライマックスに入りつつあって面白いのだけど全く集中できないのだしね。 もうボーリャが着くのか、と頭はパニック始めます。 もう居ても立ってもいられない! というわけで、私はそわそわとあちこちのベンチに移動したり、その辺歩き回ったり、座って無理に本を読もうとしたり、 とにかく落ち着かない! ところが、待っても待ってもバスが入ってきません。 時計と睨めっこです。 そわそわ動き回りながら、ずっと時計をチェック。 バス遅れてるのね、きっと。 20分くらい過ぎた頃に、バスが入って来ました。 これかな? バスから降りて来る乗客の顔をチェック、でもボーリャらしき人はいません。 違う。 で、またそわそわと待ちます。 たくさん置いてあるベンチをあちこちへ移動しました。 それから15分くらい経って次のバスが入って来ました。 また乗客をチェック。 ボーリャはいません。 それからずーっとバスは入ってきませんでした。 もうすぐ午後3時なのですけど。 待っても待っても何も来ないと、今度は悪い考えが頭を横切ってきます↓ もしかしてボーリャは別のルートで帰国したのかも知れない...? 私が「会わない!」って言ったからこの街を経由するのをやめたのかも? などと考えはじめると今度はパニックの上にショックが重なってしまいました。 もしそうだとしたら、ボーリャとは一生会えないじゃん!! ひえ~!!! という感じです。 時計の針がどんどん進み、ショック&パニックもどんどん拡大していきます。 熱気も手伝って今にも倒れそうな気分。 そわそわ歩く気力も無くベンチででろ~んとなってました。 どうしよう...。 一生会えないなんて半分死んだみたいになりそう...。 これじゃあボーリャと出会う前の状態に逆戻りじゃん!! と、不安と悲しみでいっぱいになりました。 実は私が「会わない!」ってメールしたあとは彼からの返事がなかったので、どのバスに乗ってくるのかも教えてもらってなかったのです。 知ってたらそうパニックにならなかったでしょう。 時間は3時になりました。 こんなに遅れるなんてあり得ないよね。 やっぱりボーリャは来ないんだ...。 と、フラフラの体を無理に持ち上げて、何か手がかりでも探さなくてはとバスターミナルの建物へ向かっていた矢先です、 振り向くと突然バスが一台入って来ました。 あ、バスだ! 最後の望みだ! と思い、バスの留まったほうへ向かいました。 少し離れた所から、降りて来る乗客を見ていました。 そうしたら、 見覚えのある顔の男性が出てきました。 いました。 ボーリャが来ました! ボーリャは降りてすぐ、そこに並べられたスーツケースなどの荷物のところに自分のを見つけて受け取ろうとしているところです。 私は彼のところに行って、肩をポンと叩きました。 するとボーリャは私の方を見て、一瞬真顔になって考えて、それから笑顔になって、 「あ~、プリヴィエット!(こんにちは!)」、と言いました。 これが私のボーリャとの始めての出会いです。 緊張でフラフラの状態でしたが。 ボーリャが荷物を受け取るから待ってて、と言うので、私はベンチに行って座って待ちました。 彼の後ろ姿を眺めながら。 ボーリャが目の前にいる、というのが信じられない気分でした。 ジロジロ眺めていました。 少ししたら、大きめのボストンバッグを2つ持ったボーリャがやって来ました。 「来てくれたんだ。」 肩を叩いて振り向いたときの彼の真顔、 あれは私は会いには来ないというのを確信していたからなのです。 荷物を下に降ろして、ボーリャが横に座りました。 それからいろいろ話かけてきましたが、緊張のあまり何だったかよく憶えてません。 バスが遅れたこととか言ってたかな。 で、メールではこのバスターミナルの横にあるホテルに滞在予定だとあったので、「予約したのはあのホテル?」と指差すと、 「いや予約はしてないんだ。」と言います。 私、「よかった!じゃあ私のウィークリーマンションに泊まってってよ。」 ボ、「いや、君のことは利用したくないって言っただろう。」 私、「そんなこと全然関係ないの。是非泊っていって!」 ということで、泊ってもらうことにしました。 だって、あのターミナル横のホテルは今の時期はきっともう空室ないだろうし、古そうだし絶対に快適でないわ! バスとトラムで乗り継いでてウィークリーマンションに行きました。 ボーリャは周りの人たちを観察したり、街並みをあちこち見ながらいろんな感想を述べます。 こんな時によく落ち着いてそんなこと出来るわね。 つい先刻までパニックふらふら状態だったのですが、こんなに落ち着いているボーリャを見ていると私も落ち着いてきました。 それにボーリャも私のパニックしてるのを察して、 「落ち着いて。そんなに慌てなくていいから。」、と何度も言ってくれるのです。 あちこち観察しているボーリャを、私はジロジロと観察しました。 だってこの人、ずっと会いたかった人なんだもの。 今のうちによーく見とかなくちゃ! ジロジロ 会いたかった人だからどこを見てもすんなり好きになれますね。 とにかく、私の目の前にいるっていうのが素敵なのです。 特に目を何度も何度も見ました。 彼の目はやっぱり私の大好きな目でした。 私はずっと昔から無意識にこの人の目を知っていたんだわ。 ずっとこんな目の人を探していたのよね。 ボーリャは次から次にいろんな話をしてくれます。 これは文通したりチャットしたりの頃からそうでした。 いろんな話を思い付くたびにしてくれてました。 それにしても、ボーリャって全然緊張しないのね。 不思議だわ。 でも嬉しくて嬉しくて始終ニヤニヤしてました。 ブログランキングに参加しています↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.07.13 09:36:27
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