カテゴリ:長寿の秘訣
先日受けた健康診断結果、中性脂肪が363mg/dlで基準の30-149mg/dlを大きく超えていた。 40代は200台で高めだったが、50代になってから300,400台を行き来するようになり、一向に改善されていない。 このままでは寿命に影響するに違いないと思い、ネット情報を検索し改善策を調べてみたが、改めて生活習慣改善に挑戦しなければと強く思った。 1.中性脂肪は余ったエネルギーが体内に蓄えられたもので、脂肪酸とグリセロールという物質が結びついてできている。脂肪分が小腸で分解・吸収され、中性脂肪として体内に蓄積されるものと、炭水化物が肝臓で中性脂肪に変わり体内に蓄積されるものがあり、部位によって皮下脂肪や内臓脂肪と呼ばれる。 2.中性脂肪は善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やし、高脂血症に発展する。コレステロール同様、増えすぎると狭心症、心筋梗塞、脳梗塞を引き起こし、糖尿病や痛風などの様々な病気とも深い関係にある。 3.どろどろした血液で動脈硬化が進行し、血液は流れにくくなり、より大きな圧で血液を流そうとし血圧はさらに高くなり高血圧となる。中性脂肪値が高いということは高血圧も招き、高血圧と動脈硬化は互いを悪化させながらさらに大きな病気を引き起こす。 4.新しい指針では、LDLコレステロールが140mg/dl以上、中性脂肪が150mg/dl以上、HDLコレステロールが40mg/dl未満の場合を「脂質異常症」と診断することになった。 5.中性脂肪が150mg/dl以上だったら危険値。高脂血症の疑いがある。高脂血症の診断には、中性脂肪の数値の他に総コレステロールの数値、HDLコレステロールの数値、LDLコレステロールの数値を用いて診断。正常値は総コレステロールが150~220mg/dl、HDLコレステロールは40~80mg/dl、LDLコレステロールは130mg/dl以下、中性脂肪の数値は50~150mg/dl。総コレステロールの数値が250mg/dl以上の場合、危険値として治療が必要だが250mg/dl以下なら食生活の改善や生活習慣を見直すことで正常値に戻すことができる。総コレステロールの数値が正常値より高く、LDLコレステロールの数値も危険値、またはHDLコレステロールの数値が低い場合は治療が必要。 6.1日3食規則正しく食べる、腹八分目食べ過ぎない。脂肪は寝ているうちに作られ、夕食を多く食べると中性脂肪が高くなるので、できるだけ夕食は控えめにする。 7.ケーキ、大福や団子などの脂肪分の少ない和菓子、果物もたくさん食べると中性脂肪(トリグリセライド)が高くなる。余分な糖質は脂肪に変化し、中性脂肪が増え過ぎる原因となる。 8.アルコールを飲みすぎると、糖分のとり過ぎと同様に中性脂肪を増やし、動脈硬化の促進につながる。 9.生活習慣を見直し、2~3ヵ月、食事療法、禁酒、禁煙、運動療法を続けると中性脂肪は減る。それとともに、高血圧や高血糖などの値も良くなる。 10. 適量のアルコールは百薬の長とも言われ、血行を良くして血圧を下げ、善玉コレステロールを増やし、さらにストレスも解消してくれる(適量は1日に日本酒なら1~2合、ビールなら大瓶1~2本、脂肪分の多いつまみは避け、週に1~2回は休肝日をつくる) 11. 中性脂肪を減らす方法として大切な運動。(駅などで階段を使う、休日はハイキングやサイクリングで楽しみながら体を動かす、電車やバスは座らずに立つ、掃除などでエネルギー消費) 12. 中性脂肪を下げるためにはまず、飽和脂肪酸が多い肉の脂身、バター、生クリームなどを減らし魚介類の食事をすること。菜種油やごま油などの植物油や大豆もおすすめ。不飽和脂肪酸は酸化し過酸化脂質を生じやすいので鮮度の落ちた魚や干物などは避ける。肉や魚は脂身の少ない部位を。鶏肉ならささみ、牛肉ならヒレ、豚肉ならヒレや赤身を選ぶ。脂身の多いバラ肉は熱湯をかければ脂は落ちる。 13. 従来コレステロール・中性脂肪の異常を「高脂血症」と呼んでいたが、2007年4月より「脂質異常症」という名称に改めた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 27, 2012 11:11:23 AM
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