視点を変える
弱さや欲があるのが普通。年をくってくると、自分の言動の中で無意識にもっている弱さや欲に気がついてやれやれと思うときもある。そんなときは、それを小さくても強さや夢へのあこがれにつなげればいいと考えを転換する。経済学のアダム・スミスも『道徳感情論』(1759年)で人は人間の強さと弱さを認め、その上で「公平な観察者」の自分に基づいて行動できるように自分をつくれといっている。・・と学問と自分の日常を不意につなげてみれば、なんだか1759年が古びず新鮮だ。絵を描くことは表現手段でもあるが、「公平な観察者」の自分をつくる一手段にすることもできる。自由に思うままに描く、そんな描き方は自分を発見する手段になる。例えば鉛筆一本でぐりぐり線をかきなぐって、すっきりしたとき。それは知らないうちに溜めていたストレスを発散したのかもしれない。利害関係や普段の視点からちょっとはなれて、自分を見直す手段にできる。*********************個展をテーマにして書いていかない時期はどうやら日記がとてもマイペースになりがちのようです。そんな中、書いていない間もいろんな方に訪れていただいてうれしい限りです。何度も訪れていただいた方、たまたま日記に遊びに来てくれた方、ありがとうございます!今後ともよろしくお願いします。