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カテゴリ:悩める乳がん患者
久しぶりに姑と電話で話しました。
もう高齢なのに、乳がんで入院や手術で心配をかけてしまったし、 姑つながりの乳がん患者さんのことも気になっていて… その乳がん患者さんは「姑同士が親友」、つまり彼女と私は「嫁同士」ということになりますが、モチロン会った事も無いのです。 彼女は私より2ヶ月早く手術をしていたので、一度電話で話をさせてもらって、その後は時々メールをやりとりしています。 彼女と私は同じ乳がんでも、状況は違い過ぎました。 彼女は進行性乳がんで、全摘+同時再建(インプラント1回法)の手術後、半年間の抗がん剤治療中です。 あまり体調の悪い時にメールしてはいけないかな、と思い姑に「様子聞いてますか?」と尋ねると 「聞かれへんわ、だってあちらと違ってアナタは何ともなかったやろ?」 「…へ?」(いや、なんともなくないです、全摘ですから) 「それに秋の手術(入替手術)のこともAさん(姑の友人)に『また手術して入れ替えするなんて、勇気あるわ、そんな怖いこと普通はせえへん』て言われたわ~」 「はあ…そうですか…」(一般的なのはインプラント2回法で、インプラント1回法のほうが珍しいと思うんですが…) ということはアレですか、私は「何ともない上に、変わった方法で美容整形目的で再建する人」みたいに思われてるんですね。 もともと姑は私が入院した病院をセレブ病院と思い込んでますし(それもAさん情報らしいですが、姑もAさんも関西在住なのでこちらの病院事情は知りません)、 インプラント2回法はそのセレブな病院の贅沢なやり方で、保険がきかないのもセレブな病院だからだと思っているらしいです。 どんだけ贅沢な嫁なんだか(笑) あまり強固に否定するのも、Aさんのお嫁さんに迷惑がかかるといけないので、 適度にお茶を濁し、その話題を終了しました。 インプラント1回法や自家組織のほうが少なくて、インプラント2回法の人工物再建がマジョリティかと思っていたのは、私の勘違いかな?? そもそも再建率って10%に満たないらしいので、再建すること自体がマイノリティだし、それを言うなら全摘もマイノリティなんですよね~。 久々に落ち込みました(汗) こんなにいちいち落ち込むのは、やっぱり自分自身で再建に対する罪悪感を抱いているからなのでしょうか? その罪悪感はどこからくるかと言うと、やっぱり費用の問題です。 右から左にホイホイ出てくる金額ではないですし、夫にも申し訳ないなあって思う金額です。 「罪悪感がある」というと 「ホナ、止めとき」と姑に言われました。 若くもない既婚の女が乳房再建なんかに100万円も遣うって、他人から見たら変なのでしょうね。 まして、乳房を失ったことがない人にとっては奇異としか思えないのでしょう。 わかって欲しいと願うのが無理なんだって、このごろやっとわかりました。 インプラントでの再建も保険適応になれば、こんな妙な罪悪感は感じなくて済むし、経済的事情で再建を諦める人もいなくなって、再建率はうんと上がるし、そうするとインプラントの開発や再建技術も進む気がします。 しかし「何ともなかった」って、一体? (無治療って言う意味で深い意味はないんでしょうけど傷つくなあ…) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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