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2009年03月12日
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文藝春秋4月号 :: 村上春樹「僕はなぜエルサレムに行ったのか」 発売日: 2009/03/10

文藝春秋は母親が定期購読しているので多分実家にあると思います。

メールで聞いてみます。きっと母のことですから娘のいるイスラエルのことですので

興味深く読んでいたと思います。

春樹氏関連の私の日記:
1) 村上春樹氏エルサレム賞受賞: 2009年1月21日
2) エルサレム文学賞辞退を村上春樹氏にNGO要求: 2009年02月12日
3) エルサレム賞の意味を知らない日本人: 2009年02月14日
4) NGOの言動とイスラエル出入国セキュリティー: 2009年02月15日
5) 君の名は・・・、春樹: 2009年02月16日
6) 村上春樹エルサレム賞、授賞式のスピーチ (ハアレツ社より): 2009年02月17日



Murakami slams Israel for treatment of Palestinians
Merav Yudilovitch Published: 03.12.09, 15:17 / Ynet

Distinguished Japanese author, who visited Israel last month to receive important literary prize, publishes critical article against Israel's policy in occupied territories


いったいNGOその他の人々は村上氏に何を求めていたのだろうか?

私は純粋に一人の日本人作家として彼のスピーチを聞きたかった。

ガザ軍事攻撃がなければここまで日本では騒がれなかっただろう。

また村上氏自身も「ネット空間にはびこる正論原理主義を怖いと思う」と語った。


村上春樹エルサレム受賞にたいしての反対運動はまさしくネットから起こったものだった。

実際、イスラエルで生まれて育った人々も、右側内閣でも、左側内閣でも

このイスラエル・パレスチナ問題が一向に解決しないジレンマに陥っている。

逆にパレスチナ側も同じ状況だ。

今回、ハマスがイスラエルに取った行動でさらにハマスの支持率が上がったと新聞で読んだ。

ネットは本当に便利なものだが、本当に人は勝手に書き込みもできるから怖い。

また、ユダヤ人もアラブ人も自分たちの好きなようにネット上で公表できてしまう。



私も同様、すべての個人はそれぞれの正義感で物事を考え、語り、行動する。

その正義感を語る時、そこには自身のしっかりとした観念を持っている必要があると思う。


日本人の親に育てられた子供は日本の罪の意識を教えられる。

『私が悪いことしたからこうなってしまった。』

私がルームメイトに入管ポリスを呼ばれた時 (2008年09月08日09日参照) の話を姉と友達に話したことがある、

「何かあんたが悪いことしたんじゃないの?」

これを言われたときはショックだった、どうしてそうなんだろう??


他人と、たとえ家族で会っても一緒に住むと必ず何か起こってしまう。

私がその人に嫌なことをするとしたら、それなりの理由がある。どちらにしても

日本の罪の概念は、双方悪い。



日本のこの罪の観念は日本以外の国ではみられないことだ。

西洋と罪の概念がまったく違う正義感をもって村上氏にパレスチナ問題を語っても

何も解決しない。それに、彼は単なる作家でしかない。


でも、Ynet 新聞もよく日本の文芸春秋の記事を探し当てあたものだ。

私は村上春樹氏の本を読んだことはないが、彼のイメージはマスコミ嫌いの

口数少ないクールな男性。だからこうして文芸春秋に語ったことも多少驚きだった。

60歳を境に彼の中でも何かが変わってきてるのかな?

しかも、またどうしてこういうことを文芸春秋も話題にしたいのかなぁ~。

放っておいてほしかったな。 


パレスチナ平和グループからのオープンレターがあってもなくても、

彼はその前からイスラエルに来ることを決めていた。

イスラエルでスピーチすることは大変勇気のあることだ、なんでだろう?

なんだかイスラエルという国はちょっとでも変な言動をおこなったら逮捕されたり、

収監されたり、殺されるような国なのだろうか??


彼が最も気にしていたのは、スピーチの内容によっての日本に戻ってからの批判だろう。

ユダヤ人でもない彼がイスラエルで何を語っても所詮、外国人。


ポールマッカートニーのイスラエルコンサート (2008年09月26日参照) においては

テロ組織からの脅しがあった。にもかかわらず彼はコンサートを開いた。

この場合勇気ある行動と言えるかもしれない。





村上氏に対して勇気ある言動と騒ぐのなら、パレスチナ平和団体から脅されていた、

ということになりませんか? イスラエル側もパレスチナ側も彼を脅していません。

イスラエルに来るのは誰だって簡単に来ることできます。

彼のスピーチはイスラエル、イスラエル人、パレスチナ、パレスチナ人に対してというより、

日本人に対しての反応を最も考慮したスピーチでだったと感じる。



どうしてもっと自由な気持ちで彼に話す場所を提供してあげなかったのだろうか?

個人の自由を遮った日本のパレスチナ平和を考える人々、

何度も言うけど、私は「日本人はナイーブだから」と言われたくない。

「日本人は」という言葉を使われると、私もその中の一人であるからだ。


私も彼らの言動がなければ色眼鏡なしに村上氏のスピーチを聞くことができた。


私がどうしても『平和』という言葉を使う人が好きになれないのは、

平和を求めるために真実を追求しようとする、彼らはその『真実』を知った後に

何をしたいのか? 私にはそれが伝わってこない。

真実を知った時に妥協をすることで平和というものが生まれてくるのではないかと思う。

個々の小さな人生においてもそうだ、男女間を例えたらもっとも理解できる。




ヘブライ語で『真実』という単語はエメッド。(ヘブライ語は右から左です)

これはヘブライ語のアルファベットの最初の「エ(ア)」、中間の「メ」、最後の「ト」という

文字を使っている。真実というのはユダヤ人にとっては、左も正しく、右も正しく、

真ん中もまた正しい。

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最終更新日  2009年03月24日 10時17分44秒
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