刺激的で長く楽しめるのがミステリー。
あまり厚みのないミステリーってそうそうないですからね☆

これまた一時期ハマって買う本はミステリーのみという時期がありました。
パトリシア・コーンウェルの『検屍官シリーズ』も好きで何冊か買いました。


そんな中でもいまだに売らずにとっている本が。

海外著作では　ボリス・スターリング
『メサイア』
国内著作では　黒武洋
『そして粛清の扉を』



『メサイア』は話の根幹はベタなのかもしれませんが読んだ時は面白かったですね～

それぞれの描写にエグいところもありますが
主人公の過去の出来事が追憶として描かれ、現在とのリンクがないかと思いきや、
最後の場面で重要な役割を果たし、
アッと言わせてくれる展開でした。



『そして粛正…』は第一回ホラーサスペンス大賞を受賞した作品。

高見広春の『バトル・ロワイアル』が大ヒットした頃の本で、
学校が舞台・先生が起こす人質事件という内容で
選考会でも『バトル…』の類似っぽいと比較されたようですが、まったく別の内容。

ちょっと人質の死があまりにあっさり描かれている気がするのと、
ブレーン役との関係などバックボーンの記述をもう少しほしかった点などありましたが
無茶な事件ながらきちんと一貫してリアリティを崩さず書かれているのと、
最後まで続く緊迫感が私は気に入っています。




レビューが多い大注目のミステリー、
　　　　　　読まなきゃ春は迎えられない？

容疑者Xの献身
【レビュー】
これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。
いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。
運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。

わらの女
【レビュー】
翻訳の仕事をする知的で打算的なドイツ人女性３４歳独身。
彼女が見つけた新聞の求縁広告は
“莫大ナ資産アリ。未婚ノ方、家族係累ナク…”というもの。
そして彼女は億万長者の妻の座に。しかしそこには思いも寄らぬ罠が待ち受けていた。
正確無比に組み立てられた完全犯罪。ミステリー史上に燦然と輝く傑作。

アヒルと鴨のコインロッカー
【レビュー】
引っ越してきたアパートで悪魔めいた印象の青年に出会う。
彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。
標的はたった一冊の広辞苑！？
なぜか僕はモデルガンを手に書店の裏口に共犯として立ってしまったのだ！
注目の気鋭が放つ清冽な傑作。第２５回吉川英治文学新人賞受賞作。
パーフェクト・ブルー
【レビュー】
高校野球界のスーパースターが全身にガソリンをかけられ、
焼き殺されるというショキングな事件が起こった。
犬の一人称という斬新なスタイルで、社会的なテーマを描く、
爽快な読後感の長編作、待望の文庫化。