朴大統領暗殺なき最終回また一つのドラマが終わった。それも…政治的圧力がかかり、100回の放送予定が70回に短縮になったという いわくつきの、またいろいろな意味で心に残る、長編ドラマ(超長)であった。 またしても、嫌な予感は当たった…。 パクチョンヒ大統領暗殺事件が………………起こらなかった。 それもそのはず、ドラマは1970年頃で終わったからだ。 きいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~~~~~っ(叫び) パクチョンヒ大統領が暗殺されたのは、1979年10月26日だから なんとこの9年後よっ。 このドラマの何が楽しみだったかって、この事件だったんやからね~~~。 じゃ、2ヶ月ほど前にドラマのエンドロールで、 合成映像でキムジョンイルとチョンテサンが握手していたあの映像は… 一体なんだっていうのよ~~~~~~~~~っ(涙) 思わせぶりなことするなっちゅうのよ~~~~~ん。 一体なんのために見ていたのか…。 実は、この事件が起こった翌日の、日本の朝日新聞の第一面がこの報道だった。 それも、太文字ゴシック体で、一文字の大きさが縦横5センチくらいあった。 朴 大 統 領 暗 殺 こんな感じだったのね~~~~~。 これが当時まだまだ子供だった私でさえも、何かただ事でないことを感じとったほどだったのよね。 だから、この背景というものを詳しく知りたいとずっと思っていたのよ。 ついでにいうと、金大中氏拉致事件も…。(ももなちゃん、一体何歳?(爆)) ま、本で読んだから背景はわかってるんだけど、やっぱりドラマで見たいじゃないではないですか?ね? あ~ぁ。でも次の次のMBC月火ドラマが、今度はこのあたりの時代のドラマをやるそうなのでちょっと楽しみにしております。 えっと、ドラマ、ドラマ…。 それが、これが最終回?と思うくらいの意外な終わり方…。 たいてい、ドラマの最終回というものは、なんだかんだとラストへ向かっている勢いが 感じられるものであるが、 この「英雄時代」には、全くそれが感じられなかった。 だって…現代の会長がパクチョンヒ大統領に「造船所の事業をやれ」と言われて 困惑し、「それは社の命運を掛けるとてつもないことです」と答え、 「できないといって逃げるのか」と大統領に切り返され、 「うーん、造船所か…」 チャンチャカチャカチャカ…(ラストテーマ) いつものラストと同じであった。 いや~~、また来週から延長放送されるのかと思った…が、 「今まで視聴いただきありがとうございました。」のテロップが出た。 それで、「今日は本当に最終回だったんだなぁ」と納得しました。 これって…、ノンフィクションだから許される終わり方よね。 だって先がどうなるか視聴者は、お見通しなんだもん。 ラスト10分になっても終わる気配を漂わせなかった、 ある意味で素晴らしい「英雄時代」の最終回をたたえたい。 意外性、新鮮味あふれるラストでございました。 いろいろ韓国の現代史の勉強になったので、このドラマには感謝しております。 ありがとうございましたぁ~~。 |