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たっちゃん成長日記

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2008年12月04日
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カテゴリ:日常
 公言することではないのでしょうが、初期流産は結構よくあることで、もしも、「どうして自分が」と思っている人がいたら、「自分だけじゃないんだ」と思って欲しいです。

 3年かかって、待望のふたりめを妊娠しました。
 生理が遅れて1週間、検査薬を試して陽性がでて、それから更に1週間して「6週ならもう胎嚢も見えて、もしかしたら胎児心拍も見えるかもしれない」と思って病院に行きました。
 先月の17日です。
 でも見えたのは胎嚢だけで、「赤ちゃんはまだ見えませんね」と言われ、また1週間後に来るように言われました。

 7週になれば、赤ちゃんも見えて、心拍も確認できるだろうって期待して、次の週に行きました。

 で、見えたのは見えたんだけど、とてもとても小さくて、一応心拍も確認できたのですが、先生はあまり芳しくない表情をしておられました。

 たー坊のときは、最初に行ったのが7週で、「元気に動いてますよ」とエコー写真ももらえたのですが、今回はもらえませんでした。

 それで、また1週間後に来るように言われて、来週にはきっと、赤ちゃんは大きく育っているはずだと祈るような気持ちで過ごしていました。
 きっと大丈夫。
 この子は元気に産まれて来る子。
 そう信じて。

 でも、8週目。
 赤ちゃんは先週と比べてそんなに大きくなっていなくて、先生も「はっきりと見えなかった」と言われます。
 今回は残念ながらダメかもしれませんね、と言われました。
 それで、何事もなかったら2~3日後に来るようにと言われて、帰りました。

 チラッと見たエコー画像には4.7mmと出ていました。
 それは6週の大きさなので、2週も小さいことになります。
 ネットで検索しても、排卵を勘違いしての2週遅れならありますが、基礎体温から見て、遅れたとしても2~3日のことなので、8週でこの大きさは、到底育つとは思えません。

 そして翌日の火曜日(一昨日)、午後トイレに行ったら、おりものに混じって血が出ていました。
 私は慌てて病院に行きました。

 エコーで見てもらい、そして、「昨日とそんなに変わらないし、心拍も確認できないので、早めに処置しましょう。明日の午前中にしましょう」と言われました。

 涙がぷわっと出てきましたが、何とか堪えて診察室を出て、それから看護師さんから説明を受けました。

 翌日の9時に来院すること。
 朝食は抜いてくること。
 当日は車の運転はできないこと。
 付き添いはできないので、何かの時の連絡先を押えておくこと。

 もしも、夜中とかにお腹が痛くなったり出血した時は、遠慮なく連絡してくださいと言われ、病院を出ました。

 それから、旦那に電話をして、明日休んでもらうように頼みました。
 家に帰ってから、おばあちゃんに、明日手術をすると伝えました。
 病院に行く前に「流産かもしれない」と言うまで、まだ妊娠のことを伝えていなかったので、とても驚いたと思います。
 でも、私はたー坊の前にも流産をしているので、「母子手帳を持ってくるように」言われるまで、どうしても言うことができなかったのです。

 それからは、特に出血することも、お腹が痛くなることもなく、過ごせました。
 夜寝る前に、たー坊に「赤ちゃんが死んじゃったから、明日手術してくるね。たっちゃんはいい子で留守番しててね」と話しました。
 どこまで理解できているのか分かりませんが、たー坊は「赤ちゃん死んじゃったの? どうして?」と聞いてきます。
 どうしてだろうね。

 お腹の赤ちゃんに、「さよならするまで、お母さんの赤ちゃんでいてね。今夜が最後だから、お父さんとお母さんとお兄ちゃんとみんなで寝ようね」と話しかけたからか、朝まで無事に過ごすことができました。

 そして朝、9時前に病院に行きました。
 旦那は、2時ごろに迎えに来てもらうことにして、帰ってもらいます。

 最初に、術後に飲む薬を渡されて、今日以降の注意の説明を受けました。

 それから診察室に呼ばれ、簡単な問診をして、内診室に入りました。
 まず静脈麻酔をするために、点滴の針を刺すのですが、この看護師さんが針を指すのがあまり上手ではなく、右腕に何度も刺すのですが、うまく静脈に刺さらなくて、「すみません。もう1回やりますね」と結局右腕には3回針を刺されました。
 でも、どれもうまく行かなくて「左でやりますね」
 そうして、左腕では1回で入りました。
 もう、右腕に何度も刺すものだから「他の人に代わってくれ!」と言いそうになりましたが、我慢しました。
 もしかして、3年前に帝王切開で入院した時に、何度も私の腕に針を刺しなおして内出血させてくれた人じゃないでしょうねと、不信感。

 これから流産の処置だと言うのに、あまり怖くありません。
 前日に散々泣いたので、気が済んだのかもしれません。

 麻酔がだんだん効いてきて、すぐに何も分からなくなりました。

 だけど、なんだか遠くの方で、金属がかちゃかちゃ言う音や、器具が入ってお腹が痛いようなのとか、そういうのをなんとなく感じていました。
 でも、それが本当のことなのか、夢の中のことなのか、まったく分かりません。
 なんだか、「痛い」とか言ったような気もしますが、それも夢かもしれません。

 次に目が覚めたとき、カーテンで仕切られたベッドの上にいました。
 ぼんやりと、目を開けたり閉じたりしていると、看護師さんがやってきて、「荷物を頭の横に置いておきますね。今11時です」と教えてくれました。
 まだ夢うつつの中で、「はい」とだけ答えて、私はまたうつらうつらしました。

 ベッドは、診察室の奥なので、先生の声やスタッフの人の足音がかすかに聞こえてきます。
 子宮が収縮するためか、お腹が時々痛くなります。
 声に出して「お腹が痛いよう」と言ってみました。

 どうやら12時が過ぎたみたいで、お昼ご飯を食べている音が聞こえてきました。
 午後は休診の日だったので、そのうちに、先生が何かをしている音くらいで、ほとんど足音がしなくなってしまい、なんとなく一人ぼっち。

 うつらうつらしながら時計を見ると、2時過ぎていました。
 そろそろ看護師さんが迎えに来るはずなのに、なかなか来ないなと思って待っていると、ようやく来られて、声をかけてもらえました。
 ずっとずっと寝ていたのと、まだなんとなく麻酔が残っているのとで、ふらふらします。
 おまけに朝も昼もご飯抜き。

 診察室から待合に出ると、旦那とたー坊が待っていました。
 看護師さんが、もう1回、今夜はシャワーもダメ、薬は必ず飲むこと、明日は必ず診察に来ること、と念を押されました。

 なんとなくふらふらしながら車に乗って、家に帰ってからすぐに横になりました。
 ちょっとしてから、そうだ何か食べておこう、と、起きてカロリーメイトをかじるのですが、一口かじったところで気持ち悪くなって、結局何も食べずにまた寝てしまいました。

 夕方になってやっと、起きてもふらふらしなくなったので、洗濯物を畳んだり、ちょっとだけ家のことをして、それからやっとご飯を食べて、薬を飲んでゆっくりしました。

 お風呂は禁止ですが、かといって私は毎日お風呂に入らないと気持ち悪いので、絞ったタオルで体を拭いて、それから早々と寝ました。
 冬だからお風呂に入って温まりたいけど、冬だから汗もあまりかかないから入れなくても、そんなに苦痛じゃなくて、よかった。

 そして今日、ガーゼを取るために朝のうちに病院に行きました。
 お風呂は、来週の診察までシャワーのみ。
 少し出血があるかもしれないけど、もしも量が増えるようだったら来院してくださいと言われました。
 でも、先生の処置がいいみたいで、今のところそんなに出血はしていません。

 そんな風に、一昨日から昨日まで、ばたばたと流産の手術が決まって、処置してきました。
 1週間とか余裕があったら、もっと泣いたり悩んだりしていたのでしょうが、そんな時間がなかったのが、却ってよかったかもしれません。

 さて、月曜日、と言うか火曜日の明け方、私は夢を見ました。
 玄関に慌てて出ると、3人の人が立っていて、「たった今止まりました」「長く生きましたね」と伝えるのです。
 私は「そうですか」と答えました。
 もしかしたら、あの時赤ちゃんは心拍を止めたのかもしれません。

 それから昨日の明け方も夢を見ました。
 私は風船を持っていました。
 空に飛んでいかないように、しっかりとつかんでいました。
 あれは、空に帰ろうとする、赤ちゃんの卵だったのかもしれません。

 11週までの初期流産は、割とよくあることで、ほとんどが胎児の染色体異常が原因です。
 こればかりは、何をどうしても、防ぐことはできません。
 育つことができない赤ちゃんだったのです。
 私は2度流産して、2度とも心拍確認後でした。
 心拍が確認できると、流産の確率は5%くらいになると言いますが、私はその5%を2度も経験してしまったことになります。
 だから、陽性反応が出ただけでは絶対に喜べないし、心拍が確認できてもまだ安心できないし、予定日を出してもらって「次は母子手帳をもらってきてください」と言われるまで、気を抜くことができません。
 たー坊のときも、ほんとにほんとに、最初の診察から1か月、「次行ったらダメって言われるのかも」とドキドキしていました。

 最初に流産した時は、まさか自分が流産するなんて思っていなかったし、陽性反応が出たら、当たり前に出産できるんだと思っていました。
 でも、そうじゃなかった。
 どうしてなんだろう、ってずっとずっと考えていました。

 でも今回は、前の時みたいにあまり悲しくないのです。
 たー坊がいるから、と言うのもありますが、あの赤ちゃんは、生まれるための赤ちゃんじゃなかったんだなと、思うのです。
 それでも、とてもいい子だったなって。
 ちゃんと心拍も見せてくれたし、私が激痛と出血で流産しないように、ちょっとの出血で教えてくれたし、それに、最後までちゃんとお腹の中にいてくれたし。
 それと、こういうのも変かもしれませんが、お金の心配もしてくれたのかなと。
 お産にはものすごくお金が要ります。
 一時金があっても、私の場合前回が帝王切開なので、次もそうなる確率が高いです(というか、多分そう)。
 そうなると、持ち出しになります。
 でも、私は女性専用特約の付いた生命保険に入っているため、流産処置でもいくらかお金が下ります。
 もしかしたら、あの赤ちゃんは「これを足しにしてね」とわざわざやってきたのかもしれません。
 別に、お産の費用がないわけじゃないのに、少しでも多く用立てられるように、考えてくれたのかな、と。
 そう思うと、なんていい子だったんだろう、って思います。

 手術が終わって、ぼんやりとベッドの上でそういうことを考えて、それから、「神様の言うことをよく聞いて、いい子にするんだよ」とさよならしました。

 夕べ、たー坊と話をしていたら突然「また赤ちゃんできるよ」と言います。
 わかっていてるのかどうなのか、それでも「また赤ちゃんできるよ」
 そうだね、また赤ちゃん来るよね。
 たー坊もいるし、また元気で過ごそうと思います。





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最終更新日  2008年12月04日 14時39分19秒
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