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モモヤンルーム

不妊手術

2005年11月18日金曜日。
朝いつも通りに起きて
モモヤンにいつも通りのゴハンをあげる。
9時半・・もうそろそろ支度をしなければと身支度を整える。
10時過ぎ・・もう少ししたら向かなければならないので
車に2泊分のゴハン・お草等を積込む。
10半前・・モモヤンを抱っこしようとするがやはり嫌がられ逃げられた。
ケージに逃げ込んだところで扉を閉め、上から抱っこ・・
必死で逃げようとするモモヤンをそのまま外へ・・
車の助手席に用意しておいたキャリーへ入ってもらう。
やはりモモヤンは緊張で見た目にも心拍が早い・・
11時5分頃病院へ到着。
車にモモヤンを待たせて病院内を覗くと
待合室には誰もいなく、看護士さんと助手の方が受付に。
予約していたことを告げると
「うさぎさんを連れてきて下さい」
と言われモモヤンを迎えに車に戻る。
キャリーを覗いて
「モモヤン頑張ってね」
と心の中でつぶやいてみる。
院内へ戻ると承諾書にサイン等をし
「そのままここでお預かりします」
とのこと・・
先生との話はなく、このままモモヤンを預けるらしい・・
「あの子は好き嫌いが激しいので・・」
とゴハンやお草の入った袋を渡し
「一応トイレも持ってきました」
というと、看護士さんにちょっと笑われた・・
過保護すぎと思われたのだろうか・・別に構わない。
モモヤンが入っているキャリーを渡す時
中を覗くと、モモヤンが不安そうな顔でコチラを見てる。
「頑張ってね・・」
また心の中でつぶやいて看護士さんへキャリーを渡す。
一瞬泣きそうになったが
ココでしっかりした対応をしないと
モモヤンに申し訳がたたない。
助手の方に
「質問等はありませんか?
避妊手術はまったくリスクがないとは言えませんがよくある手術なので
よほどのことが無いかぎりコチラからご連絡することはありません。
手術は1時過ぎ頃から行いまして4時過ぎ頃には麻酔もとけると思います。
日曜日の午後にお迎えに来て下さい」
とのこと。
「お見舞いに来ても・・?」
との問いに
「診療中でしたらいつでもいらして下さい」
と言われ
「よろしくお願いします」
と言い病院を出る。

1時過ぎ・・
今ごろモモヤンは頑張ってくれてるのだろうか・・
誰に祈ればいいのかわからないけれど
祈れるもの全てに祈りたい気持ち。
お願いです。モモヤン頑張って!!
モモヤンを私から奪わないでください・・
これから先健康でいてもらうための手術・・
もしものコトがあったらこれほど悔やまれることはない。
先生お願いします・・

3時12分・・
もう手術は終わってるはず・・
あと1時間ほどしたらお見舞いに行こう。
病院からの連絡がありませんように・・

4時15分頃家を出る
少しだけ渋滞だったが4時45分に病院へ到着。
院内を覗くとやはり誰もいなく、受付には看護士さんと先生が・・
お見舞いに来たことを告げると
関係者以外立ち入り禁止の扉を開け、その先にある右側の扉を開いてくれた。
中は三畳くらいの広さだろうか・・その左一面がケージになっている。
水洗いしたばかりだという床はまだビショビショだった。
モモヤンは横並びに4つあるケージの右から二つ目の一番下にいた。
左奥の隅の方で小さくなって丸まっている。
手前には銀の食器にゴハンと少々のお草、それから水が置かれていた。
持ってきたトイレと敷きワラ、毛布も入れてくれてないようだ。
自分の匂いがあるほうが落ち着くとは思わないのだろうか・・
病院それぞれのやり方があるのだろうな・・
モモヤンは器からお水を飲んだことがなくボトルを持ってきたと先生に告げる。
「ウサギさんはホントはボトルは飲みにくいんだよね」
と言われつつもケージにボトルを付けてもらう。
「触れますか?」
の問いにケージの扉を開けてくれた。
腕を延ばさなければ届かない奥の方で固まっているモモヤンにやっと触れることができた。
がんばってくれてありがとうという思いで頭を撫でてあげる。
モモヤンの反応はといえば・・特にない。
少々寂しく思うが、今の現状からしたらそれも仕方がないこと。
やはりゴハンはまだまったく口にしていないようだった。
「初日は食べませんよ」
と先生は普通に話ていたが、本当に大丈夫なのだろうか・・
看護士さんに呼ばれ先生がいなくなったすきに
あっぺんを口元へもっていってみる。・・が見向きもしない。
お草は・・これもまったく・・イヤがっているようにすら見えた。
戻ってきた先生に
「菜っ葉なら食べますか?」
と聞かれ、野菜嫌いを話す。
牧草センターにニンジンのパックが売っている話と
生の牧草を食べさせることがいいとゆう話を聞いた。
あと、爪切りをお願いしようと思っていたのに・・というと
「眠ってる時にだったらよかったのに・・様子を見て抜糸の後の方がいいかもしれませんね」
すっかり爪切りのコトを忘れてた自分に反省する。
モモヤンにとっても1つストレスが減るはずだったのに・・。
後ろ髪を思いっきりひかれながらもモモヤンのケージから離れる。
相変わらずユルイ涙腺をこらえつつ「明日も来ます」
とだけ告げ車へと戻った。
まだ油断できないと思いつつもモモヤンに会えたことがとても嬉しい。

11時過ぎ・・今ごろあの寒そうなケージでモモヤンは頑張ってくれてるはず。
明日朝電話がかかってきませんように・・

11月19日、朝7時すぎ・・電話はない。
モモヤンは頑張ってくれたようだ。本当によかった。
12時14分・・面会可能までまだ4時間以上ある。
時間が過ぎるのが遅くて仕方がない・・。

4時過ぎ・・準備が遅々になった相方と一緒に家を出る。
土曜ということで渋滞が予想されたがなんとか5時前には病院へ到着。
院内を覗くとまたしても誰もいない・・土曜だから混んでるかと思ったが・・。
昨日とおなじく奥の部屋へと入れてもらう、
モモヤンは・・昨日のケージの隣へ移っていた。
相変わらず奥の方で小さく固まっている。
看護士さんにお願いして扉を開けてもらい、相方様がモモヤンへと手を延ばした・・。
大好きな相方様の匂いに少しは落ち着いたのだろうか、
昨日よりは確実に動きが多くなったように思えた。
変わって私もナデナデをしてみる・・。やはり少し元気がもどってきているようだ。
昨日は奥の方でじっと固まっていたが、
今日はケージの手前までヒョコヒョコと興味津々の様子で歩いてきた。
看護士さんの話では食欲もほんの少しあるとのこと・・本当によかった・・。
あと一日・・あと一日・・明日迎えにくるからね・・頑張ってね・・モモヤン。
そうブツブツつぶやきながらまたしても後ろ髪をガンガンひかれつつ病院を後にする。

明日だ。明日やっと帰ってきてくれる・・。
頑張って絶えてくれたモモヤンには感謝してもしきれない・・。
モモヤンのいないケージを見ながら早く明日の夕方になることを祈った。

11月20日日曜日朝・・電話はない。
電話がないことがこんなにホッとすることもそうそうないだろう。
3時過ぎには家を出たいと思っていたのにバタバタして結局3時半過ぎに・・
病院は4時半からなのだが少しでも早くモモヤンを連れて帰りたかった。
今日は日曜日・・やはり渋滞が多い・・。
結局病院に着いたのは4時半少し前・・もう院内には人が数人待っていた。
看護士さんと目が合い
「どれくらい時間かかりますか?」
との問いに
「10分ほどお掛けになったお待ち下さい」
とのこと・・。1
そして10分もたたない間に、
例の立ち入り禁止の扉からモモヤンのキャリーを持った看護士さんが現れた。
あれ・・先生の話はないのか・・と思いつつもモモヤンキャリーを受け取る。
中には目を真ん丸にしたモモヤンがいた。
そこへ先生が診療の間に顔を出してくれた。
「家に帰ったら食欲も戻るでしょう。1週間後抜糸に来て下さい」
「本当にありがとうございました」
こんなやり取りの後に看護士さんが
「2日ほどしたらバンソウコウを取って下さい、そのままだと化膿してしまいますから
あと、2.3日は激しい運動は控えてください」
2.3日はやはり痛みで激しい動きはできないだろうな・・と思いつつ病院を後にする。
手術代+2泊で料金は34000円。

帰りの車の中、助手席ではキャリーから出たモモヤンが相方様に抱っこされていた。
やっぱり大人しいな・・と思ったのもつかの間・・
痛々しいバンソウコウをよそ目に相方様の肩の上へ飛び乗ろうと試みるモモヤンの姿が・・。
「こらっ!激しい運動はダメだって!」
油断してキャリーから出したことが間違いだったのだろうか・・
その後なんとかなだめつつ無事帰宅。
久しぶりの家にモモヤンも少々困惑気味のようで
私の枕の上でじっとしている。近づくと・・ベットから駆け降りいつもの定位置へ・・
もしかして・・嫌われた?
帰ってきたばかりでまだ落ち着かないのだろう・・しばらくそっとしておくことに。

・・それでも気になってしかたがない。
ちょっとだけ・・と思いモモヤンのいる寝室を覗いてみる。
「あ・・・」
モモヤンは・・ケージの上にボーっと座っていた。
ということはケージの上に飛び乗ったということだ。
そう思った途端、今度はベットの上まで駆け上がっていった・・。
・・これはダメだ・・。
帰宅初日にこんな激しい運動ばかり・・
やはりかわいそうだが2日間くらいはケージの中で過ごしてもらおう。
さて。どうやってケージにもどってもらおうか。
抱っこするというのは間違いなく暴れて危ない・・残るは・・
乾燥ニンジンでつるしかない・・しかし、そこまでの食欲が今あるだろうか・・
結果・・作戦はなんなく成功。
どうやら確実に食欲はもどってきてくれているようだ。
普段自由にさせていただけにかわいそうに思うが今はしかたがない・・
あと2日・・ゴメンねモモヤン・・あと2日我慢してね・・。


車中で気がついたのだが帰りぎわバタバタしていたこともありお薬をもらえなかった・・
いらないのだろうか・・特別そんな説明もなかったが大丈夫なのだろうか・・
帰宅後病院が水入れボトルを入れ忘れたことにも気付いたので
薬のこともあり電話をしてみることに。

するとやはりボトルは忘れたらしい。
お薬は・・との問いに
「先程注射しましたし、特別お薬を飲まなければいけないことはありません」
との解答。お薬を飲ませるストレスがないだけよかった・・

翌朝。11月21日月曜日、だいぶ食欲ももどってきたようだ。
相方様があげてくれた朝ゴハンも数分後には結構なくなっている。
お草も昨晩入れた分がほとんどない。
昨日買ったばかりの水入れボトルもちゃんと飲めているようだし・・
とりあえず一安心だ。
新しいお草を入れてあげようとケージの上の扉を開けた。
上が気になるモモヤンだったがまさか・・と油断したのがいけなかった・・
ピョンとケージの上へ出てきてしまった。
あ・・と言う間もなくタッタカベットの上へ・・これはどうしたものか・・。
考えたあげくベットやケージの上へ飛び乗ったりしないように
ケージの上には大きな荷物を置いてガード、ベットの前には高さ1m弱のベイア板を立てた。
床を歩くぐらいは大丈夫だろう・・
これで一安心だ。
そんな思いも一瞬で打ち破られた・・
「ダンッ」
という音に振り返った時・・すでに遅し・・
ベットの上にいるモモヤンがいた。
・・あの1m弱のベイア板を飛び越えたのだ。
なんともなかったからいいものの・・一瞬血の気が引いた。
やはり外にだしておくのは無理のようだ。
仕方なくまたケージの中へもどってもらった。

お昼すぎ、ケージを覗いてみる。
●もだいぶ大きくなってきてお草も結構食べているようだ。
しかしやはりケージに閉じこめられているのが不満なのか
天井の扉を開けようと背伸びしている。
あと1日我慢してね・・ごめんねモモヤン。

夜ゴハンの音に反応するぐらい食欲ももどっている。
お草も通常以上に食べているようだ。
●もトイレにしっかりしてある。
ケージの中にしかいないのでキチンとトイレで●もチッコもしているよう。
いいのか悪いのか・・とりあえずゴハンもキチンと食べてくれて
日に日に元気になっているのがわかる。
明日の夜には部屋に出してあげれるといいのだが・・。


帰宅後2回目の11月22日朝。
相方様が入れたゴハンも私が見る頃にはなくなっていた。
以前とかわらないほど食欲ももどって本当にありがたい。
入れたゴハンも美味しそうに食べてくれた。
昨晩入れたお草もほとんどなくなっている。
●もたんまり増えているし・・もう食欲は大丈夫そうだ。
あとは傷口だけが心配なのだが・・。
今日の夜か明日の朝にはバンソウコウをとらなければ。
無事傷がくっついていてくれますように・・・。

昼間もお草を食べる音、お水を飲む音がしていて
その小さな音に安心する。
夕方、朝入れたお草がほとんどなくなっていたので多めにあげる。
入れたと同時に食べだしてくれた。
モモヤンのガンバリに本当に感謝だ。
●でいっぱいになったトイレを取りかえる。

夜、ゴハンの音にまたしても反応、
天井の扉をガタガタ「はやくっ!」とつついているようだ。
お草も補充して、もう少しだからね・・と心で思う。
さっき変えたばかりのトイレに●がたんまり・・嬉しいことだ。
なんだが以前より食欲・●ともいいカンジにさえ感じる。
でもきっと本当はまだお腹がいたいはず・・我慢してるんだろうな・・。
がんばってくれて本当にありがとうモモヤン。
相方様の帰宅後
モモヤンのバンソウコウを取ることに・・
しかし大人しく取らせてくれるはずもなく、
しかも、毛を剃った皮膚にベッタリ貼られている・・。
取ろうとひっぱると皮膚が伸びて傷口が開いてしまいそう。
水ですこしづづぬらいながら取ろうと試みるが
どうしても取れそうにない・・。
こんなにベッタリ貼って、本当に大丈夫なのだろうか・・?
とても素人では無理。
断念して明日病院へ行くことにした。
痛かっただろうね・・ゴメンねモモヤン。

夜ひさびさに放牧のまま就寝。
案の定頭の周りをカジカジしたりベットの上を走り回っている。
寝不足にはなるが今日はそんな元気が嬉しく感じる。

11月23日水曜日。朝ゴハンはキチンと完食。
毛布にくるみ抱っこして車へ。
3時40分過ぎに家を出たが、着いたのは4時半前だった。
やはり祝日ということで人が多い。
ウサギさんもいるようだった。
どうも歯の調子が悪い子と毛球症の子がいるようだ。
抱っこしたまま順番を待つ。
待ち時間で隣にいたご夫婦もウサギさんを連れていて
手術の話をすると、その方も以前買っていた女の子が子宮ガンになり亡くなったとのこと・・
3歳だったという。「1歳か2歳頃までに手術しないといけないのよね・・」と話してくれた。
リアルにそうゆう話を聞くとこの手術の意味は大きいのかな・・と思ってみたり・・。
1時間半程待ってモモヤンの番がきた。
どうバンソウコウをとるのだろうと見ていると
普通の姿勢のままお腹の下へ手を入れてはがしているようだ。
モモヤンはやはり痛いのか暴れてしまった。
さっさっとバンソウコウをとると
「はいはい。怒ってるね~毛布にくるんで・・」
と早々と手元に・・
傷口も見てもらったが大丈夫のようだ。ひとまずは一安心。
バンソウコウをはがすだけということで料金も無料。
帰り道モモヤンは大人しく相方様のヒザの上で撫でられていたが
長い時間の外出でお漏らしをしてしまった。
我慢してたんだね・・がんばってくれてありがとう。
自宅へ着くと寝室へもどした。
やはり警戒心が以前より強く、人が来るとケージへもどったり遠くへ逃げたり・・・。
仕方がないとは思いつつも、人が来ると寄ってきていた頃が恋しく思う。
後は土曜日の抜糸だけだ。
そしたらまた一からモモヤンとの絆を深めていこう。
無事抜糸が終わりますように・・・。
夜、本日も放牧のまま。
ベットに飛び乗り足元でボーっとしている。
以前のように甘えてはこなくなり相方様もとても寂しそう。
朝方4時頃目が覚めるが同じ位置でまだボーっとしている。
6時過ぎにまた目が覚める。
布団をめくると中へ入ってきた。
すぐ出てしまうかと思ったが少しそこで落ち着いていたようだった。

11月24日木曜日、朝8時過ぎにゴハンをあげる。
音に反応して走り回るぐらいの食欲でほっとする。
入れたゴハンもすぐに完食。
しかし人がいることが不安なのかトンネルの中へ・・。
最近はココが安心するようだ。
どうも人間の手が怖いように思える・・。
やはり病院で怖い目にあったのかもしれない・・当たり前か・・
あんなに大好きだったナデナデすら嫌がり手を差し伸べると逃げていく・・。
また以前のようなモモヤンにもどってくれるだろうか。
トラウマを作ってしまって・・本当にゴメンね。

夜8時頃にゴハンをあげる。
とてもいい反応で完食。
手術をしてから本当に食欲が増したように思える。
それは特にお草に関して・・。
前はあまり食べてくれなくて、ケージ内にお草が常に残っていた。
が、ここ数日は入れれば食べるというくらいよく食べてくれる。
これは以前「歯が伸びかけてる」と言われたモモヤンにとって本当にありがたいことだ。
就寝時、本日も放牧。
病院からもどって以来まったくナデナデを拒否していたモモヤンだったがこの日は違った。
以前のように相方様のお腹の上でまったり・・。
お顔をペロペロ・・それも前はめったにしてくれなかった私にも。
少しづつ元の生活を思いだしてくれてるのだろうか。

11月25日金曜日。
朝いつも通り食欲も旺盛。
お草もなかなかよく食べてくれる。
●もぱんちょ君に負けないくらいのいいモノになっている。
やはりお草を沢山食べてくれているからだろう。
夕方、以前のようにベットの手前で座ってる光景を発見。
近寄ってナデナデしてみる。
嫌がるそぶりもなく気持ち良さそうに目をつぶっていた。
以前にもどってきているような気がしてとても嬉しい気持ちに・・。
こうやって少しづつ・・少しづつ前のようにもどってくれれば・・。

夜、あまりのガッツキにケージの上から降りるのに失敗。
しかしその後も走り回っていたので足も大丈夫のようだ。本当によかった。
このまま元気になってくれることを心から祈る。
明日・・明日の抜糸で最後だ。
あと1回だけ、それだけ頑張ってね・・モモヤン・・。

11月26日土曜日、朝7時頃ゴハンをあげる。
変わらず食欲は旺盛だ。
9時過ぎ。もうそろそろ病院へ。
いつもそうだが、こうゆう時は何かを察するのか、
ケージ、またはトンネル内等に隠れてしまう。
やはり何かを感じる力があるのだろうか・・。
なんとかモモヤンを抱っこして病院へ向かった。
10時前には到着。
院内を覗くと患者さんはいなくて、受付に看護士さん獣医さん先生の三人が座っていた。
すぐに名前を呼ばれ診察室へ。
暴れるモモヤンのお腹を見た先生が一言。
「ないね」
・・・?一瞬なんのことかと思う。
「全部自分でとっちゃってるね」
どうやらバンソウコウを取ってからの数日で
お腹の糸を全部自分でカジカジ取ってしまったらしい。
「糸は食べても大丈夫な編み方をした絹を使用してるから大丈夫ですよ」
とのこと。
以前から糸のことは聞いていたのだが、まさか全部とは・・。
お腹を見せてもらうと確かに糸らしきものはない。
初めてまじまじと傷跡を見た。
小さなモモヤンのお腹に縦5cm程の傷があった。
毛を剃られた部分がやはりまだカミソリ負けで赤くなって痛々しい。
改めてこんな傷を絶えてくれているモモヤンに申し訳なく思う。
結局。よかったのか悪かったのか、モモヤンは抜糸の必要はなくなった。
あっという間におわった診察後、とても伸びていたお爪を切ってもらうことに。
看護士さんがおさえ先生が「パチッパチッ」とすごいスピードで切っていく。
それでも暴れようとするモモヤンに
「ここでもこんなに暴れるんだからお家だとスゴイでしょう」
と・・。やっぱりモモヤンはヤンチャさんなんだと再確認。
爪切りも終了し、お会計・・と思ったが無料だった。
抜糸は必要なかったからわかるが爪切りも無料・・本当にありがたい話。
手術からこれまでの経過・・先生方にも感謝感謝だ。
10時半頃には帰宅。
寝室へもどったモモヤンは猛ダッシュでケージの中へ。
やはりかなりのストレスになったのだろう。
でもこれで終わり。無事抜糸(?)も終了してモモヤンも元気でいてくれている。
後はお腹の毛が生えてきてくれるのを待つのみだ。
この手術という選択が正しかったのかどうかはきっと永遠にわからないかもしれない・・
正直病院で辛そうにうずくまるモモヤンを見たときは後悔の念に襲われた。
でもこの大きな出来事を乗越えてくれてモモヤンが
これからも元気で長く長く側にいてくれるように、
頑張ってくれたモモヤンへの恩返しはこれから長い時間をかけて返していきたいと思う。



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