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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 抽┃斗┃図┃書┃館┃ ━┛━┛━┛━┛━┛ ひきだしとしょかん・311番目の抽斗 ───────────────────────── ◇◇抽斗図書館のご案内◇◇ ◆ 二つの経典 3 ◆ これまでに、もともとは「月の宗教」と呼ばれていた、ひとつの 教えが、伝わる過程で変化していき、経典としてまとめられた時に は、全く違うものになったことをご紹介してきました。 二つの経典は、見た目も、使われている文字も、表現の仕方も、 ページの雰囲気も全く違うのですが、この経典を音読した時の印象 も全く違います。『言語が違う』という理由もありますが、湖の国 から直接伝わった素朴な印象の経典は、声に出して読むと、摩擦音 や破裂音が非常に多く、何かを訴えているように聞こえます。 一方、芸術品のような美しさが感じられる経典は、非常に音楽的 です。流れるようになめらかで、表現は技巧的。頭韻や脚韻が踏ま れている箇所もたくさんあります。この経典の音読を聞いたら、経 典の言葉を全く解さない人でも「洗練された美しい言葉が使われて いる」という印象を受けるでしょう。 この二つの経典の比較から、さまざまなことがわかってきます。 長い時間を経過し、長い距離を移動しても変わらないものもあるし、 大きく変わってしまうものもあります。変化の有無で、何が重要視 されてきたのかが、見えてくるのです。 月の宗教が広い地域・長い時間に渡って信仰されていた大きな理 由の一つは、この教えがかなり寛容だったということです。月の宗 教が伝えらた土地に、もともとあった土着の宗教・神話や伝説と融 合しやすかったのです。幾つかの国での布教を経たのちに作られた 経典には、その時代の人々が、どんな神々を求め、どんな風に祈っ ていたのかを知る手がかりが潜んでいます。 湖の国から直接伝えられた経典は、かなり古い時代のものなので、 文字を読み取り、意味を理解するには、時間と手間を要します。 この経典の解読にずっと取り組んでいる研究者の言葉をご紹介し て、このお話はおしまいにいたしましょう。 「この経典が書かれた時代には、神々と会話することが日常的だっ たのです。また、日々の瞬間瞬間は、五感のすべてで受け取る感 覚に満ち溢れていたはずなのです。 この時代に生きていた人にずっと憧れています。この経典を通し て、彼らに近づきたいのです」 さて、今回の引き出しは「手」 基本的にハンカチを持ち歩かない息子。なので、冬場は手の甲が ガサガサになります。気がついたときにハンドクリームを出してや りますが、本人としては乗り気じゃない感じです。息子の手や指の 形、爪の形は父親にそっくりです。特徴のある親指とその爪の形は 本当に瓜二つという感じで、「遺伝子ってすごいなぁ 」と感心して しまいます(笑)。 小さい頃の私も、冬場は手がガサガサしていました。ハンカチの 有無というよりも、寒くても外遊びが好きだったし、土に触るのが 好きだったからかもしれません。見事な霜柱を見つけると、わざわ ざ掘り出していましたから・・・ざくっと踏むのも好きでしたが、 針の束みたいに見える、あの独特な形状が好きだったのです。 イマドキ、爪の先端に泥がたまってる子なんてほとんどいないで しょうが、小学校低学年くらいまでは、外で遊んで家に帰る時には、 たいてい10本の爪は太い黒マジックで縁取りしたみたいになって いました。しかし、足と比べたら、非常に劣悪な環境にあったにも かかわらず、しもやけが手にできることはありませんでした。足の 小指の外側には、ほぼ毎年しもやけができていたのですが。しもや けは中学・高校でも治らず、冬の悩みのタネでした。お茶っぱを入 れたお湯に浸すという治療法を口コミで聞いてきて試しましたが、 効果はなかったです。(誰かの思いつきだったのかしら・・・) 「ぢつと手を見る」なんてことは、最近はほとんどありません。 でも、手は日々刻々と変化しているようです。20代のころ、祖母 から譲り受けた指輪は、誰がどう見ても借り物で、小さい女の子が 真っ赤な口紅をつけているみたいなちぐはぐな雰囲気があったので すが、いつの間にやら違和感が薄れてきました。そのかわり、20 代につけていた、華奢な指輪は、笑っちゃうほど似合わなくなりま した・・・。 「手に年齢が出る」と母は昔から言っていたので、子どものころ のような「ガサガサ状態」にはならないように気をつけてきました が、手だって身体の一部ですから、しっかり、ばっちり年を取りま す。電車の中で、スマートフォンを操作している、若いお嬢さんの ふっくらした瑞々しい手を見ると、「若さって、本当にキレイなん だなぁ」と感動します。ご本人にとっては、それが当たり前ですか ら、特に感慨はないのでしょうが・・・今からさらに10年経過す れば、今の自分の状態でさえも「まだ若かったんだな」と感じるの かもしれませんね。 ■ あとがき ■ 金曜日の朝 、むくっと起きた息子は 「・・具合がわるい・・・」 と呟いて再びぱたっと寝てしまいました。顔が真赤なので、熱を測 ると38.5度。予防接種を受けたけど、感染したかぁ・・・学校 では学級閉鎖のクラスが出るほどインフルエンザが流行中なのです。 夫と相談して、私が午前休、夫が午後休を取ることにしました。病 院に連れて行きたかったのですが、息子は「眠いからやだ」と拒否 し、夫が帰ってくるまで昏々と眠り続けました。 午後から出勤しました。夕方、夫からメールが来ました。病院に 連れて行ったところ、インフルエンザではないということでした。 帰宅してから話を聞くと、病院から帰ってくる頃には熱は下がり、 食欲が出てきたそうです。 土曜日の朝には、前日の発熱が嘘のようにすっかり元気になって、 登校していきました。(学校公開なので、土曜日に5時間目まで授 業をやって、月曜日が振替休日です)2時間目の授業を見に行くと、 筆箱を開け閉めしたり、手悪さしたりで、完全に「本調子」に戻っ ておりました。 それにしても、子どもの回復力はすごいですね。無理に食べたり せず、ひたすら眠る。まだまだ若くて生命力にあふれているから、 ちょっとやそっとの不調からすぐに復活するのは当然と言えば当然 なのですが、「ひたすら眠って体力回復」という動物的アプローチ を本能的にやっているという点も、早期回復のポイントかもしれま せんね。(笑) ───────────────────────── *ホームページ Dream Writer: http://www.m2-dream.net/ 抽斗図書館: http://plaza.rakuten.co.jp/mon060305/ *まぐまぐのページ 抽斗図書館 http://www.mag2.com/m/0000188150.html ───────────────────────── │<< 前日へ │翌日へ >> │一覧 │ 一番上に戻る │ |