＊モナミ＊ SMAP･映画･本

『Shall we ダンス？』


平凡な中年サラリーマンの杉山（役所広司）は、
通勤電車のホームから見かけた社交ダンス教室の美女、
舞（草刈民代）に魅せられ、ダンスを習うことに。

やがて彼は舞目当てではなく、本気でダンスに取り組むようになり、
また舞も、ひたむきな杉山の姿から、
見失っていた自分自身を取り戻すようになる。


仕事もそれなり、家庭もそれなり、子供もそれなり、
それなりの人生をそれなりに送ってた中年男が、
ある日突然、違う世界に踏み込んでしまった…。

そういうのがあったらいいなぁ、という、世の中年男性の、
夢物語みたいだけれど。

でも人間は、何かしら目的というか目標があるのとないのとでは、
全然違うんだろうなぁ。


いざダンス教室に足を踏み入れるまでの、躊躇する気持ちとか、
なんか分かる。

よし！行くぞ！
…やっぱやめよっかな。。。
いやいや、行くんだ！
…やっぱやめとこ…。

みたいな（笑）。

すっごいドキドキするんだよね～。
何事も最初の一歩は。

そして、始めてみたものの、あぁやっぱり場違いだったかなぁ…。
やっぱやめときゃよかった…。
なんて思ったりね。

始めは先生への憧れだったのが、段々ダンスが楽しくなってきて、
会社や電車のホームでもステップ踏んじゃったり、
寝ても覚めてもダンス漬け。


でも、今まで会社と家との往復だけだった夫が、
いきなり帰りが遅くなったりしたら、そりゃぁ妻としては、
心中穏やかじゃないよね。

旦那としてというか、一家の大黒柱として、
妻や家族に言い出すのって、恥ずかしいだろうけど。

奥さんの、「ずるい…」って言葉とか、
楽しそうに踊ってる旦那を見ている、寂しそうな顔とか、
なんか切なかったなぁ。。。


そして周りの人たちがまた、いいんだよね～。
竹中直人もいいけれど、一番好きなキャラは、たま子先生かな。
なんていうか、ダンスも人生も経験豊富、みたいな。

「ダンスはまず、お互いの気持ちなんだから」

ダンス教室で繰り広げられる人生模様もよかった。
みんな色々あるんだな～って。

教室で嫌々教えてた舞も、
一生懸命頑張ってるみんなを見ているうちに、
踊りが好きな気持ちを思い出し、ダンスを楽しめるようになる。

音楽も、とてもよかったです♪


短大に社交ダンス部があって、友達が入部してたけど、
7センチのヒールで踊るんだよね。
「足首くびれるよ～」って言ってたなぁ（笑）。

女子短大だったので、パートナーは、
近所の大学の社交ダンス部だったのが、
ちと羨ましかったけれど（爆）。


でもいぃなぁ、社交ダンス。
姿勢よくなりそうだし、いい運動になりそうだし。
何より、ボールルームでは、私が主役！ってなれるしね。


社交ダンスでなくても、何か始めてみたいな、
と思った映画でした♪

【参考】
　goo映画　Shall We ダンス？

『Shall we Dance？』

オリジナル・サウンドトラック

映画ﾚﾋﾞｭｰ