＊モナミ＊ SMAP･映画･本

『レオン』


これも強い女ですね、マチルダ（ナタリー・ポートマン）。
家族が皆殺しにされた家の前を通ってレオン（ジャン・レノ）の部屋に行くところなんか、
冷静を通り越して、冷徹な感じさえする。
生き残るためには今どうすれば…！というのが、パニック状況にあっても、瞬時に判断できる。
憧れの女性です。


一匹狼の殺し屋レオンと、ひとりぼっちになってしまった少女マチルダ。
お互い頼るもののない、根無し草同士の共同生活。
一緒にいることで、レオンはこれまで感じたことのない奇妙な感覚を覚える。

でも、何か守るものが出来た時に人は弱くなってしまうということを知っていたレオンは、
眠るマチルダに拳銃を突きつける。
一緒にいると、いつか危険な目に会うだろうとの予感があったのに、殺せなかった殺し屋レオン。

マチルダを励ますために鍋つかみのブタでブーブー言ってみせたり、
サイズの全然違う女物の下着を買ってきたり。
今までとは全然違う、慣れない生活を強いられるレオン。

レオンはマチルダに殺しのテクを教え、
マチルダは、「今まで熟睡したことない」と言うレオンに安らぎを与える。

物まねゴッコや、「あなたに恋してる」と言われて牛乳を噴き出したり。
そういうコミカルなシーンが、より一層ラストシーンの衝撃の悲しみを強くさせるのかも。。。

もしもマチルダと関わらず、一匹狼のままでいたら、まだ生きながらえていたかもしれない。
けれども、命を失ってしまう瞬間、「マチルダに会えてよかった」と、レオンは思ったと信じたい。


ラリった汚職麻薬取締官を役を演じるゲイリー・オールドマン、最高だったな。
悪役が悪に徹すれば徹するほど、主人公が引き立つもんね。
だから、ハリーポッター　アズカバンの囚人も期待したんだけどなぁ。。。
やっぱりゲイリーはアブナイ役がハマるな。


しかし、日本のＣＭは贅沢だよなぁ。
ジャン・レノもナタリー・ポートマンも、普通にＣＭ出ちゃってるし。


ってこれって10年も前の映画なのね！
びっくりびっくり。。。


【参考】
　goo映画　レオン



Solitude is fine, but you need someone to tell you that solitude is fine. ―Honoré de Balzac
孤独は素晴らしいが、そう思うためには「孤独は素晴らしい」と言ってくれる誰かが必要。　―オノレ・ド・バルザック

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