*モナミ* SMAP・映画・本
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『マイノリティ・リポート』 予知能力者を利用し、犯罪を未然に阻止する2054年。 ある日、犯罪予防局で働く主任刑事ジョン(トム・クルーズ)が、 殺人犯として予知される。 予知システムを疑問に思い、罠にハメられたと感じた彼は、 真犯人を探すために、「マイノリティ・リポート」を持っているとされる、 予知能力者「プリコグ」の一人を連れ出し、逃亡する。 こういう未来都市って、久しぶりに見た気がする。 ハイテクで無機質で、全て機械に管理されてる世界。 便利なのか、不便なのか。 機能的なのか、複雑なのか。 シンプルなんだか、過剰なんだか。 一見すると、人の欲求や要望に沿うようにできており、 生活しやすそうな世の中に見えるけれども、 実際は、とても疲れそうな世界。 犯罪が予期できるって、それもいいのか、 悪いのか…。 その時点では罪を犯してないのに、 将来犯罪を犯すからって捕まえられるなんて、 腑に落ちないよねぇ。 その時点では、全くそんな意思がないとしても、 未来に犯罪を起こすから、という理由で、 捕まっちゃうなんて。 捕まえるんじゃなくってさ、犯罪が起こらないように、 その人が犯罪を犯さないように、 犯罪の種を見つけ出して、どこかで修正できるような、 そんなプログラムができれば、いいのに。 貧困が原因なら、それを取り除くとか。 怨恨が原因なら、それを取り除くとか。 でもそんなに、人間関係って簡単じゃないし、 人の思考も単純じゃないから、原因を取り除きました、 はいこれで、その人を殺す気はもう起きません、 なんて風には、ならないだろうけれど。 しかし、そんなシステムが稼動している、ということは、 これだけの管理社会になっても (電車に乗るだけで網膜スキャンされちゃうなんて!)、 人が人を殺めたいと思う気持ちは、なくならない、 ということだよね。 そういう、原始的?な人間の欲求は、 いくらハイテクで高潔な世の中になっても、 変わらないものなのかもしれない…。 プリコグの苦悩。 見たくもない他人の未来、しかも悪い未来ばかりが、 見える彼ら。 しかもそういう、人間の予知夢に頼るという部分が、 ハイテクなのかローテクなのか。。。 人類が発生して以来、ずっと存在する、 宗教的なもの、神がかり的なものと、 大して違いはないのでは…。 そんなものを信じて、今はまだ罪を犯してない人を、 有罪とするなんて、ノストラダムスの予言を信じて、 穴を掘って隠れろと命令するのと同じくらい、 馬鹿げてることなのでは…と思った、映画でした。
【参考】 マイノリティ・リポート goo映画 マイノリティ・リポート ♪本日のBGM
『パッセンジャー』 Passengers 2017.04.01
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