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*モナミ* SMAP・映画・本

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2006.03.19
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テーマ:本日の1冊(3685)
カテゴリ:

西遊記(上(悟空誕生の巻))『西遊記 上(悟空誕生の巻)』

西遊記(中(破邪遍歴の巻))『西遊記 中(破邪遍歴の巻)』

西遊記(下(西天取経の巻))『西遊記 下(西天取経の巻)』

著:渡辺仙州


もちろん、慎吾主演ドラマ『西遊記』に影響されて、
読み始めたのだけれど、あのドラマは、
ほとんどオリジナルなものだと、分かりました。

確かに、堺正章の『西遊記』と比べても、
あれ?あのシーンなくない?
ってのが、多々だしね。

堺正章バージョンで一番印象に残ってる、
お釈迦様の手の上のシーン。
本書でそこが出て来た時は、なんだかホっとしました(笑)。

金角銀角とあのひょうたんも、ちゃんと出てきたし。


ドラマ『西遊記』でも、お師匠さまの人のよさに、
ちょっとイラっとしたところもあったけれど、
それ以上に本書での三蔵法師は、
お人よしを通り越して、マヌケ?と思われるような、お人柄。

何度も妖魔に騙されてるのに、
それでも懲りずに何度も同じ手で騙され、
それは妖魔だ、と言ってる孫悟空を破門しちゃうのも、
1度ならず2度もあり。

人を疑わず、信じるのは素晴らしいけれど、
それはあまりに学習能力がなさすぎないか?と。

それなら孫悟空の方を信じてやれよ、と、
「大人は分かってくれない」子供心で、読んでたり(笑)。

その点、孫悟空の方は、どうせまた三蔵に、
「こいつは妖魔だ」と言っても信じてもらえないだろうから、
三蔵の言うとおりにするように見せかけて、
三蔵の見えないところで、妖魔をやっつけたりと、
確実に成長の後が見られる。


『西遊記』は、三蔵が天竺に経典を取りに行くという、
旅物語ではあるけれども、その実、
孫悟空の成長物語なんだと。

幾多の困難に出会い、それをクリアしていくにつれ、
ただ乱暴者なだけであった孫悟空が、不承不承から、
自発的に三蔵を助けるようになる姿に、改めて思いました。


結局は、仏教的な物語だから、出てくる数々の妖魔も、
実は自分の心の表れで、内面との戦い、そして、
それらを倒すことで、解脱の道が開ける、
ということなのだろうな。


でもなんていうか、結構面白い。

中国の、ファンタジーだからね。
神と人と妖怪(西洋では悪魔?)の、
壮大なる戦いの物語。
そりゃ、面白くないワケないって。

それに、妖魔たちの名前が、漢字だから、
そいつはどんな化け物かが、なんとなく分かるし。

黒熊怪(こくゆうかい)なんて、名そのまま、
黒い熊の妖怪だし。

牛魔王と孫悟空の義兄弟たちの、
蛟魔王(こうまおう)、獅駝王(しだおう)、
鵬魔王(ほうまおう)、なんてのも、
漢字で、どんな妖怪だか、なんとなく分かるし。


お釈迦様は、孫悟空の頭に嵌めた、
「緊箍児」という輪っかの他に、「禁箍児」「金箍児」と、
計3つの輪っかを持ってるのだけど、これもなんとなく、
用途の違いが、字で分かるというか。


そういう面では、西洋のファンタジーよりも、
とっつきやすいかも、と思った、本でした。



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よろしくお願いします♪


【参考】
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TVサントラ/西遊記オリジナルサウンドトラック

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最終更新日  2006.03.19 10:48:50


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