『ダーリンの頭ン中』
著:小栗左多里/トニー・ラズロ
ハンガリーとイタリアの血を引き、
アメリカで教育を受け、数ヶ国語を操る、
自称語学オタクの夫と、純日本産の妻。
2人の日本での生活で生じる、
日本語の疑問の数々。
日本人であれば、何の意識もせず使っている日本語も、
非ネイティブにとっては、とても難しい言語。
よく言われる、敬語だとか、曖昧語だけでなく、
外国人ならではの「?」が、こんなにあるのかーと、
目からウロコな一冊。
日本語は、一つのカナに一つの音だと、
当然のように思っていたけれど、
外国人がキチンと発音しようとすると、
言葉によって発音が違うんだとか。
外国語のリエゾンは難しい、と思っていたのに、
日本語にもリエゾンしている言葉が、
それも複雑なのが、数多くあったりとか。
たとえば、観音(KANNON)、春雨(HARUSAME)、
という単語。
どうして、「かんのん」「はるさめ」と読むのか?
なんて、もし外国人に聞かれても、
答えられないようなことも、多々。
やっぱり異文化に接しないと、自国の文化も、
気づかないことって多いんだなぁ、と改めて思った、
一冊でした。
というかやっぱり、国際結婚って、楽しそうだ(笑)。
毎日が新しい発見、というか、
うっそ!そんなことが不思議なの!?
って、飽きなさそう♪
いや、疲れるかなぁ?
何でそんなことが分かんないの!?
って(笑)。
でも、根本から違うモンなんだ、
「日本人の常識」なんて、全く通じないんだ、と思えば、
しょうがないっか、って、思えると思うんだけど。。。
ランキングも
よろしくお願いします♪
【参考】
◆その他、小栗左多里/トニー・ラズロの著書は→
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